これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

花粉症ではありません

2018-03-27 23:25:55 | 社会問題
杉や檜が村じゅうに植林された山村に育ちました。毎年、春先のある日風が吹くと、杉や檜の花粉が白い霧の様に湧きあがりましたが、花粉症になりませんでした。

親、兄弟、近所の人、誰も花粉症ではありません。何故何でしょうか?

ホームレスの彼女は・・・

2018-03-24 23:10:42 | 社会問題
 今日、散歩してたら同年配くらいのホームレスの女性とすれ違いました。

 自転車のハンドルに二袋、荷台にも大きな袋を積んで、ユックリと悠々と歩いて来ます。風呂には大分長い間入っていない様子でしたが、白髪の多い髪にはちゃんと櫛を当てている様に見受けられました。

 失礼だと思ったのですが、つい振り返って見てしまいました。背が高く、スタイルも良い彼女は、背筋を真すぐにして、前方をじっと見ながら遠ざかって行かれました。

 今日は土曜日です。親子連れが楽しそうに遊んでいる公園のベンチに座って色々考えました。「彼女にも子供がいて、楽しく遊んだ時もあったのかな?」、「彼女はどんな人生を歩んで来たのだろう!」、「ホームレスになっても、どうして凛としておれるのだろう?」、「凛としている様に、私が勝手に思っただけか?」・・・

 文筆の才能があったら、「興味深い小説が書けるのに!」残念です。

故郷の人達の思いやり

2018-03-24 18:31:07 | 社会問題
 私の故郷に、ある会社の駐在員が一人の小さな事務所が有りました。私が小学校4年生の頃、A君、B君の一家四人の家族が赴任して来ました。今回は、この仲の良い兄弟と村の人達の話です。

 彼らのお父さんはとても器用な方で、色々な、結構複雑な、今から思うと少し危険な遊び道具を作ってくれました。こんなのを作ってくれたから、遊びにおいでと誘われ、週に一度ほど(1kmほど離れた彼らの家に)遊びに行き、3人で夢中になって遊んだものです。

 暫くして、「A君のお母さんが村の青年と駆け落ちした」と噂がたちましたが、A君もB君も別段変わった様子は見られませんでした。A君が遊びに誘うので行きましたが、お母さんはいませんでしたが、何時もと同じように楽しく遊びました。

 数十日して遊びに行った時お母さんが帰られていて、何事も無かった様に私にお八つを出してくれたりしました。

 その後、何時も違う青年と年に2~3回駆け落ちしては帰って来る事を繰り返していました。村の人達は、段々噂をしなくなり、遊びにいって、「お母さんがまた駆け落ちしたんだと!」分かりましたが、私はその事を誰にも話しませんでした。

 学校では、お母さんがいない時でも、二人は普段と変わらず楽しそうにしていました。今だと、彼らは虐めの対象になっていたと想像されますが、「君のお母さんは駆け落ちした」とからかう子は一人もいませんでした。子供達は皆、彼らをこれ以上傷つけたく無かったのだとおもいます。

 3年ほどして、転勤で、一家は何処かに行ってしまいました。あれだけ仲良く遊んだのに、私には何も言わずに行ってしまった! いまだに、「何故だったんだろう?」、「私が中学生で、A君は6年生で会えなかったから?」かなどと考えます。

 私が30才くらいになるまで、時々故郷に帰ると、誰かが必ず「A君はいま何処で何をしている、元気で、頑張っているらしいい」と教えてくれました。「〇〇県で◎◎という立派な仕事をしている」と言う噂が最後でした。

 「村から何百キロも離れた所にいるA君の様子を、どうして村の人達は知っているのか?」不思議でしたが、大人達も「A君とB君が不憫に思えて、ずっと気に掛けていたのでは?」と今では思います。

ブラック企業(その3)

2018-03-21 17:41:29 | 社会問題
 説教したり、怒鳴ったりするのが社長の生き甲斐の様に見える中小企業の話です。この会社は常時ハローワークに求人依頼を出しています。
 就職希望者があったら、ハローワークから求職者の簡単な経歴などが電話で通知されます。絶対に採用しないと思われる内容の時は、”必ず”面接をします。

 ある時、面接に来られた方は四十代の男性で、20年以上機械組み立て工として働いてこられたのですが、脳血栓になり、元の会社を退職され、リハビリ中でした。
 3ヶ月前から、ハローワークが業者に委託して行っている職業訓練で機械設計CAD講座を受講しておられました。終了まじかになり、就活を始めた所でした。

 会社は最寄りの駅から徒歩10分弱くらいの距離ですが、その方は足が不自由で30分以上掛かったと言っていました。まだ手も不自由でマウスやキーボードの操作も難しそうに見受けられました。

 この時もそうでしたが、雇うつもりのの無い人の面接には、必ず社長の横に一人か二人社員を同席させます。社長は冷静ですが、長々と説教を始めます。「君は甘すぎる、四十を過ぎてCADが出来ても設計者になれるわけがない。君はハローワークに騙されたのだ・・・」延々と続きます。
 暫くすると、彼は涙を流していました。社長の説教はまだまだ続き、彼は小さな声でしたが泣き声を出していました。

 皆さんはどう思われます? 社長は鬼ですよね! でも、社長の言う事も正しい様に思えます。藁にもすがる思いの四十過ぎの男性に、叶わぬ甘い夢を抱かせたハローワークも悪いと思いませんか!

 その後、「この男性はどうされているか?」私は気になっています。

雀を育ててみませんか!

2018-03-20 20:37:00 | 小鳥
 昔(私が子供の頃まで)田舎では、大きい子から小さい子に色々な遊びを教えて、子供達だけで楽しく遊んでいました。学童保育など全く必要の無い時代でした。この話は、そんな時代の遊びの一つです。

 雀の雛がかえって(孵化して)、まだ目の見えない内に取ってきて育てると、人になつきます。 手のひらや肩などに止まって遊んでくれます。庭に連れ出しても、(数か月間は)飛んで行ってしまう事は有りませんでした。
 雀の数は激減している様ですが、今でも田舎に行けば雀の巣を見つけられ、雛が手に入ると思います。

 雀の産卵は春から夏の様です。私が小学生だった頃、毎年・夏休みの初めに雀の雛を育て始めました。
 野菜と小魚をすり鉢で磨り潰して餌を作り、手製のスプーンで一日何回も口に入れてやらなければなりません。最初は手間が掛かるので、学校が休みの時期でないと出来ない遊びです。
 飛べる様になるのに2週間ほど掛かります。そこまで成長したら、鳥籠から出して遊ぶことが出来ます。庭の木に止まっていても、呼ぶと手のひらに乗ったりしてくれました。
 数か月すると飛んで行ってしまい、二度と帰って来ませんでした。その年の雀との遊びは終わりです。

 大人になって、ノーベル賞をもらったコンラート・ローレンツの本を何冊か読みました。彼はカラスの一種を雛から育てて観察しました。カラスは自分を「人間」だと思い込み、雄カラスが人間の若い女性に恋をして毎日、その女性の家に通ったと書いてありました。これを、「刷り込み」と呼んでいました。

 子供の頃、近所の大人が大きな鳥籠を作って、カラスの雛を飼い始めた事があります。子供達がカエルやヘビを採ってきて育てました。何か月かして鳥籠から出しましたが、その後何年も飼い主の家の周りに留まり、飛んで行ってしまう事は有りませんでした。
 日本ではローレンツが発表するよりもずっと前から鳥類の「刷り込み」は知られていたと思われます。鷹狩の鷹匠は、雛を育て始める時期などによって「刷り込み」の効果が違う事を知っていたようです。鷹匠のの誰かが論文を出していたらノーベル賞を貰えたのでは?

 「刷り込み」について学術的な興味のある方は、「ハンドレアードとペアレントレアード」で検索して見て下さい。


 今、我が家の庭のボケが満開です。毎年、ペアーのメジロが毎日数回ボケに飛来して蜜を吸います。縁側でじっとしていると、手の届きそうな所まで寄ってきます。小鳥は可愛いですね!