これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

自民党の最大の問題 (その1)

2024-07-27 14:43:57 | 政治
【はじめに】
 岸田文雄氏は、政治資金規正法を少し手直しして、派閥を解散して→→政治資金パーティーの問題の幕引きをしようと考えている様に見受けられます。

 政治資金パーティー問題で、自民党は”ドタバタ劇”を演じてしまったので→→「自民党には重大な問題が幾つか有る」事を露呈してしまいました。 今回は、私が「最大の問題だ!」と考えている「何で『空っぽの政治家』を総理大臣にしたのか?」についての私見を書きます。

 「今、衆議院選挙をやったら野党連合が勝利しそうだ」と自民党の議員達は考えている様ですが、2009年~12年の民主党政権の”体たらく”、特に『鳩ポッポ政権』と『空き缶政権』の記憶が鮮明に残っているので→→自民党が大敗しないで→→維新を取り込み→→自民・公明・維新の3党連立政権が誕生するのでは?と予想しています。

 小林鷹之衆議院議員(49歳)を自民党総裁に担ぎ上げて→→年末までに衆議院選挙を実施したら→→自民党と公明党で過半数を維持出来ると私は予想しています。

【政治資金パーティー問題の経緯】
 共産党の新聞『赤旗』が昨年11月に自民党の政治資金パーティー問題を報じました。 その後の出来事を、ご参考までに時系列に列記して置きます。

★ 赤旗のスクープ  :2023年11月6日
★ 政治刷新本部の立ち上げ :2024年1月11日~
★ 派閥解散表明 :2024年1月17日~25日 ・・・麻生派を除く5派閥
★ 裏金議員の処分 :2024年4月4日 ・・・36人処分
★ 衆議院補選 :2024年4月28日 ・・・島根1区で敗れ、東京15区と長崎3区には候補者を擁立し無かった。(全て立憲民主党の勝利)
★ 政治資金規正法を改正 :2024年6月19日
★ 都議会補選 :2024年7月7日 ・・・9選挙区に自民党は8人擁立し→→2人しか当選しなかった。
★ 自民党総裁選挙 :9月下旬(?)

【問題点➊ :空っぽの政治家を総理大臣にした!】
 A氏が、「○○を実現したいと言う政治家が『志の有る政治家』で、岸田文雄氏の様に政治が家業だから→→やりたい事は特に無いが→→政治家になったのを『空っぽの政治家』と呼んでいる」と話しました。 上げ足を取って、「杉村太蔵氏は高級料亭に行きたかったのだから→→『志の有る政治家』だね!」返しました。

 確かに、岸田文雄氏を『増税メガネ』と呼ぶよりも、『空っぽの政治家』と呼ぶ方がピッタリですね!

 自民党の最大の問題は、『空っぽの政治家』を事も有ろうに自民党の総裁に選んだ体質だと思います。 岸田氏が所属していた岸田派は『宏池会(こうちかい)』の事です。 池田勇人氏が宏池会を設立し、①池田勇人氏、②大平正芳氏、③鈴木善幸氏、④宮澤喜一氏、⑤岸田文雄氏の五人の総理大臣を排出した名門派閥です。

 今年の1月に岸田氏が岸田派を解散すると言った時、岸田派に所属していた国会議員は『46人』もいました。 『志の有る政治家』もおられたと思いますが、どうして?『空っぽの政治家』が派閥の長になれたのでしょうか? 派閥に所属していた議員達は、お互いに”人となり”を熟知していたはずです。岸田氏が特に金集めが上手だとは思えませんし、演説が上手いとも思えません、国民に人気が有るとも思えません。 不思議ですね!

《派閥は劣化します!》 考え方が近い人達が→→「○○を実現しよう!」と集まって→→派閥を作ります。 民間企業にも有りますが、政治の世界では”どの国”でも”どの時代”にも派閥は存在します。

 派閥は、設立から時間が経つにつれて”劣化”して行きます。 『志の有る政治家』が少なくなって来て→→『空っぽの政治家』が増加して→→「特別にやりたい事は無いが、大臣になりたい!」と考える輩が増えてきます。 小選挙区制が、この傾向を強める様になったと思います。

 麻生派以外の五派閥が解散しましたが、自民党が余程の大改革をしない限り数年もしたら派閥が出来始めると予想しています。

《私が勤務した会社の派閥》 1958年~74年(16年間)、社長/会長を歴任したTK氏がいました。TK氏は強力な派閥(T派閥)を構築しました。 それ以来T派閥の中から社長と会長が選ばれる慣習が出来てしまいました。 (私が入社したのは71年です。T派閥以外に弱小派閥が幾つか有った様です。)

 役員改選は2年毎に行われたと記憶するのですが、神戸市の花隈に有った某料亭(H亭)を貸し切って→→T派閥のトップ達が集まり→→徹夜で重役の人事を行いました。(T派閥以外の人間も少し重役に選ばれましたが、T派閥以外の有能な人間は、子会社に出向させるなどして早めに芽を潰しました。)

 1987年の重役改選の時、社長候補が二人いて→→拮 抗(きっこう)していました。 漁夫の利を得たのが、大酒飲み/大食漢/遊び好きのKS氏でした。KS氏は悪知恵が働く人間で、禁断の手段を駆使して社長と会長の席を11年間も温めました。その後、会社は低迷し→→胡麻摺が重役になるケースが増えました。 (東大工学部卒でしたがトンデモナク無知で、『ナショナルのゴマすり器』と揶揄されていた方が重役になりました。)

 社長や会長まで上り詰めると、生涯秘書が付いて→→H亭での飲み食いは会社持ちでした。 水道のトラブル、給水機の取り換え等は会社に出入りの業者が行いました。 勿論、代金の請求先は会社です。・・・脱税ですよね!

・・・ 自民党に関連する私のブログ ・・・  日付は投稿日
 私の夢は、「日本に政権が担える二大政党が出来る事」です! 自民党には国会議員が多いいので→→大臣になって仕事をこなせそうな方が結構います。 然し、今までは当選回数と派閥の力学で大臣を選ぶケースが多く→→適任とは言えない大臣がいました。 それでも、大臣になって勉強してくれたら→→少しは真面な仕事が出来る様になると思いますが、勉強嫌いがいます。 (例えば、河野太郎氏は2022年8月10日から2年間もデジタル大臣を続けていますが、デジタル化とは何か?、デジタル化の重要性/問題点など、理解出来ていない様に見受けられます。河野氏は勉強嫌いなんですね!)

 「政治資金パーティー問題等でガタガタになっている自民党を政権の座から引きずり降ろしたい」と私は思っていますが、野党連合政権では旧民主党政権よりもっと悪い状況になると予想しています。 自民党には『TOKYO自民党政経塾』等が有ります。立憲民主党と国民民主党も政経塾を設立して『志の有る政治家』を育てるべきです。(維新には政経塾があります。)

★ 政治資金規正法の改正について :24年5月25日
★ 岸田文雄氏に物申す!       :24年4月20日
★ 自民党を刷新する方法(その1)~(その3) :24年3月2日~3月23日
★ 政党、派閥と国会議員の支出   :24年2月24日
★ 選挙運動の体験談        :24年2月17日
★ 政党、派閥と国会議員の収入   :24年2月10日
★ 政治と黒い金の作り方       :24年1月20日
★ 政治家が黒い金を集める昔の仕組み :24年1月13日
★ キックバック事件         :23年12月16日
★ パーティー券問題         :23年12月9日
★ 憲法改正が今!必要な背景     :23年11月25日
★ 岸田さん!憲法改正ですよ!     :23年11月18日
★ 岸田さん!自動運転レベル4の軽トラですよ! :23年10月28日
★ 期待外れの内閣改造          :23年9月23日
★ 家業としての政治家を撲滅しましょう! :23年7月29日
★ 岸田文雄氏は何をしたいのか?!    :23年2月4日
★ 文書通信費100万円の問題について   :21年12月4日
★ 世襲議員を減らす特効薬        :21年10月16日
★ 国政選挙への提案            :20年4月4日
★ 政治家や官僚と賄賂(その1)~(その6) :20年2月8日~3月28日

核の脅威についての議論が必要です!

2024-07-20 10:36:27 | 原爆
【はじめに】
 日本人の多くは、「『憲法第9条厳守』の7文字を『お題目』の様に朝晩唱えていたら→→日本は他国に侵略される事は無く→→平和に暮らせる!」、「非核三原則を守っていたら→→核攻撃を受けない!」と安易に考えている様に見えます。

 ロシアが保有する大威力の核爆弾を東京の上空で『1発』爆発させたら、数百万人が死んでしまいます。 私達は、そんな恐ろしい世界で暮らしているのです! 国会で「核の脅威にドウ対応するか?」議論して、国民のコンセンサスを得た『国家としての方針』を決めるべきだと思います。

・・・ 私の核兵器に関連する投稿 ・・・
① 核兵器の想像を絶する威力  :投稿日;2024年7月6日
② 核戦争を廃絶するために『国際同盟』の創設を!  :投稿日;2024年6月29日
③ 核兵器の開発と現状 (その1)~(その3)  :投稿日;2024年6月1日、8日、15日
④ 核兵器保有国 (その1)~(その2)  :投稿日;2024年5月11日&18日
⑤ 広島の原爆と父      :投稿日;2018年7月21日

(御参考 :デズモンド・モリス著『マンウォチング』) 私は、イギリスの動物行動学者デズモンド・モリス氏の本を沢山読んだので、かなり影響されています。 小学館ライブラリー14『マンウォチング(下)』のP44~P55・『闘争行動 人間の戦いの生物学』に、「愚かな人類が武器を進化させてきた歴史」についてのモリス氏の考えを書いています。 この本には写真や絵が沢山有って、読みやすく/面白いです。中古品ならamazonから入手出来ます。

【議論の前提】
 現在、世界の主要都市の殆どを壊滅させて→→数億人を殺し→→世界経済をガタガタに出来る量の核兵器が配備されています。 更に中国と北朝鮮は核兵器の貯蔵数を毎年確実に増加させています。

 アメリカを盟主とするNATO諸国は、ロシアの他に中国に対応する核兵器を新たに製造して→→配備する必要が有ります。

 日本と韓国は、ロシア、中国、北朝鮮の核の脅威に晒されています。

《日米安保条約》
 最初の日米安保条約(旧安保)は1951年9月8日に、吉田茂総理が署名しました。 そして、1960年に岸信介総理とアイゼンハワー大統領の間で新しい日米安保条約(新安保=現行の安保)が締結されました。

 大戦後直ぐにアメリカは日本軍を解散させ→→日本を無防備の国にさせましたが→→米ソ冷戦時代になって→→アメリカは「軍隊を持て!」と日本に要求する様になり→→日本政府は憲法9条を盾にして→→渋々/少しずつ自衛隊を増強し、防衛費を最小限に抑えて→→金を経済発展の為に使って→→経済大国になりました。

 日本は経済大国になり→→軍事大国にもなってきましたが→→「自衛隊は軍隊では無い」と主張して→→アメリカからの海外派兵の要求を拒否してきました。

★ 旧日米安保条約 :1952年~60年 吉田茂総理
★ 新日米安保条約 :1960年1月19日~

《非核三原則》
 1967年に佐藤栄作総理(1964年~72年)が「①核は保有しない、②核は製造しない、③核を持ち込ませない」と言う『非核三原則』を国会で明言しました。 (非核三原則は法律では有りません。)

 佐藤氏は、国民を安心させる為に『噓も方便』を使ったのだと思います。 思いもよらず、1974年にノーベル平和賞を受賞してしまいました!

 1967年当時も日本には沢山米軍の基地が有りましたから、核戦争になったらソ連が米軍の基地を核爆弾で叩く恐れが十分有りました。 従って、アメリカは核反撃を準備していたでしょう!→→「日本に寄港した原子力潜水艦には核ミサイルが搭載されていた」と私は想像していました。

 アメリカを含む核兵器を保有する西側諸国は、「核兵器は使用する為の兵器では無く、ソ連に核兵器を使用させない為に保有する兵器だ!」と明確に示しています。 →→抑止の為の兵器。

 抑止の為の核兵器には、秘密が重要です。「何処に何処を狙った核ミサイルを配置しているか?」等は秘密にする必要が有ります。 従って、「日本には核兵器が配備されていない」と言う『非核三原則』は廃棄すべきなのです。 →→ロシアが、「日本には、核が配備されていない」と信じていると思いますか?

《米ソ冷戦》
 第二次世界大戦後にイギリス、フランス等のヨーロッパ諸国と共産/覇権主義国家のソビエトとの対立が顕著になってきました。 アメリカのトルーマン大統領(任期:45年4月~53年1月)が1947年に『トルーマン・ドクトリン』を宣言し、西側諸国の盟主になったので→→米ソ冷戦時代が始まりました。

 大戦後、ソ連も核兵器の開発に注力しましたが、キューバ危機が起こった1962年時点では核戦力の点ではアメリカの方が圧倒的に有利な状況でした。 ケネディ大統領が毅然とした態度で臨んだので→→フルシチョフ第一書記は、キューバに核ミサイル基地を建設する事を諦めたのです。

 その後、(現在の北朝鮮の様に)ソ連は核兵器の開発/備蓄/配備に努力して→→アメリカに並ぶ核大国になりました。 然し、共産主義は産業の面で非効率ですから、ソ連の体力が低下して→→アメリカと軍拡競争を進めるのが難しくなり→→1989年にジヨージ・ブッシュ大統領とゴルバチョフ書記長がマルタ島で会談しました。 合意文書は交換されませんでしたが、この会談で米ソ冷戦は終わったと言われています。 2年後の1991年にソ連は崩壊しました。

・・・ 米ソ冷戦時代 ・・・
★ トルーマン・ドクトリン :1947年3月12日
★ マルタ会議 :1989年12月2日 ・・・米=ジヨージ・ブッシュ大統領、ソ連=ゴルバチョフ書記長 →→米ソ冷戦の終結
★ ソビエト崩壊 :1991年

《核拡散防止条約》
 1968年7月1日に国連で常任理事国・5ヶ国以外には核兵器の保有を認めないと決議されました。 これを『核拡散防止条約』と呼んでいます。 (逆に言えば、「常任理事国・5ヶ国は核兵器を開発/配備して良い!」と決めたのです。)

 68年時点では台湾(中華民国)は常任理事国でしたから、核兵器を開発しても良かったのです。(台湾が国連から追放されたのは1971年です。)

 中国(中華人民共和国)が最初の核実験をしたのが『1964年』です。 この時、中国は国連に参加する事が認められていませんでした。

【核の脅威についての議論が必要です!】
 私は核兵器に関連するブログを沢山書いて来ました。 日本人は『平和ボケ』から覚醒して、真面目に/真剣に「核兵器の脅威にドウ対応するか?」議論する必要が有ると考えているからです。

 共産党以外の政党は、「核の脅威にドウ対応するか?」党の意見を明確に表明していません。『臭い物に蓋をする』と言う日本人の悪い習性から→→多くの政治家は『ややこしい問題に蓋をしよう!』と決め込んでいる様に見受けられます。

・・・ 予想される意見 ・・・
① 核攻撃(被害)は考慮しない
② 核の傘を差し掛けて貰う
③ 核シェアリングを受ける
④ 核兵器を保有する

【方針① :核攻撃(被害)は考慮しない】
 共産党は「核の脅威についてドウ対処するか?」は明言していませんが、「自衛隊を縮小し、日米安保に反対で、どの国とも同盟しない」と言うのが党是(とうぜ)です。 そして、共産党は、日本が核兵器を保有する事に反対していますから、「核の脅威は無視する」と言っているのと同じです。

 米ソや米中が全面的核戦争に突入したら、日本は為す術(なすすべ)が有りませんから、『核攻撃は考慮しない』と言う考え方は強ち(あながち)間違いとはいえません。

 イスラエル、スイス、アメリカ、イギリス等では『核シェルター』が普及しています。韓国では、地下鉄等を核シェルターとして利用する事を考慮して建設しています。 日本の核シェルター普及率は極めて少ないのが現状です。 然し、全面的核戦争が勃発したら→→核シェルターに入って、生き残れたとしても→→多量の放射性物質が降り注ぎ→→発電/給電設備が破壊され→→食糧や飲料水の調達が難しくなります。 多くの国民は地獄で生きる事になってしまい、「死んだ方がましだった!」と思う様になるでしょう!

【方針② :核の傘を差し掛けて貰う】
 日本人の多くは、「日本はアメリカの核の傘で守られている」と安易に考えている様に見受けられています。 然し、「『非核三原則』は守るべきだ!」と主張される方が多いい様です。

 アメリカの立場になって考えて見て下さい。核兵器を持ち込ませない国を、ドンナニして守るのですか? 「日本に有る米軍基地を、ロシアの核攻撃から守る為には、日本に内緒で核兵器を持ち込もう!」とアメリカは考えていると思います。

 逆に言えば、日本に米軍基地が有る限り→→日本はアメリカの核の傘で守られているのです。

 ロシアはウクライナ戦争で「言う事を聞かないと核を使用する」と恫喝しています。 将来、ロシアが北海道を取りに来る恐れが有ります。 現在、北海道には米軍の基地が無いので、ロシアが北海道で小威力の核爆弾を爆発させても、アメリカが報復攻撃をしてくれるとは限りません。

【方針③ :核シェアリングを受ける】
 前述の核拡散防止条約で核兵器の保有が認められた常任理事国の核兵器を共有する事(核シェアリング)は、認められています。 現在、❶ドイツ、❷イタリア、❸オランダ、❹ベルギー、❺トルコがアメリカの核兵器を共有しています。 日本は『非核三原則』と言う方針を変更したら、アメリカが核シェアリングを認める可能性が有ります。

 日本はアメリカ製のステルス戦闘機『F-35A』を『37機』保有しています。 F-35Aにはアメリカ製の核爆弾『B61-12(核威力;0.3~50kt)』が搭載可能です。

 核シェアリングの前段階として、「『B61-12』の模擬弾を購入して、投下演習をすべきだ」と考えます。 ならず者国家(ロシア、中国、北朝鮮)に、「日本は何時でも核シェアリング国になれる!」と見せつけるのです。

・・・ アメリカの核を共有している国 ・・・
❶ ドイツ   :15発
❷ イタリア  :15発
❸ オランダ  :15発
❹ ベルギー :15発
❺ トルコ  :20発

《韓国の動静》
 北朝鮮は核兵器の開発に邁進しています。 北朝鮮に対抗する為に、韓国では「核兵器を開発すべきだ!」と言う意見が多くなっている様です。

 韓国は(日本と同様に)地下資源が乏しく→→人口が少ない為に内需が少なく→→貿易立国としてしか生きられない国です。 2020年頃までは中国との貿易で食べていましたが、その後急激に中国との貿易が減少し→→対中国貿易は赤字になっています。 一方、アメリカとの貿易は増加して、近年はアメリカに食べさせて貰っている状態です。 今後益々、アメリカの要求を飲まざるを得なくなると予想します。

 韓国はステルス戦闘機『F-35A』を40機保有しています。 トランプ氏が大統領に返り咲いたら、「『B61-12』を貸すから、自分の国は自分で守れ」、「もっと沢山『F-35A』を買え」と迫る恐れが有ります。

【方針④ :核兵器を保有する】
 日本は核兵器を製造する為に不可欠なプルトニュウムを所有していますが、アメリカの考え方と、大幅に国際情勢が悪化しない限り、日本が核兵器を開発/配備する事は無いと私は予想しています。

 中国と北朝鮮は今後、核兵器の貯蔵数を確実に増加させます。 アメリカを含むNATO諸国は→→ロシア、中国、北朝鮮の3ヶ国に対応する為に→→核兵器の配備数を増やす必要が有ります。 トランプ氏の様な考え方を持った人間が、アメリカの大統領になったら→→韓国に「核兵器を持て」と迫る恐れが無いとは言えません。 そして、日本にも「核兵器を持て」と言って来るかも知れません。

 韓国が核兵器を保有する様になったら→→日本はドウするのか?→→真面目に議論する必要が有ると思います。

立憲民主党に物申す!

2024-07-13 07:02:03 | 政治
【はじめに】
 都知事選挙で蓮舫氏は、マスコミ各社の当初の予想に反して大敗しました。 コメンテーター、蓮舫氏、立憲民主党の泉健太代表等が『敗因』について色々話されていますが、私の見立てとは違います。 それで、蓮舫氏と立憲民主党に反省して欲しい点について書きました。

 泉健太氏は、今後も共産党の協力を仰ぎたい様に見受けられます。 立憲民主党は党大会を開いて、共産党と共闘しようと考えている泉健太氏一派を除名しないと、政治資金パーティー問題でガタガタになっている自民党にさえも勝てないと予想します。

 「自民党に対抗出来る野党第一党が必要だ!」と考えています。 私は、「泉健太氏一派を排除した立憲民主党と国民民主党が合体する事」を期待しています。

 何不自由無く育ったボンクラ議員が多いいです。 私は、どの政党も「工業、農業、漁業、医療/介護、安全保障/軍事、貿易、国際情勢・・・等々を勉強/学習する人間を立候補させるべきで」、「議員になったら何を実現させたいのか!」志の有る人間を選ぶべきだと思います。

【反省点❶ :連合に対する裏切り】
 私の独断と偏見ですが、立憲民主党と国民民主党は党単独で選挙運動などのボランティアを集める能力がほとんど無いと思います。 日本労働組合総連合会(連合)が、傘下の組合に要請してボランティアを出して貰っているのが現状です。

 連合と共産党は、昔から仲が悪いです。 蓮舫氏は東京都出身の参議院議員でしたが、選挙の時は連合の支援を受けて来たと推察します。 都知事選挙では、事も有ろうに連合を裏切って共産党の支援を得ました。 蓮舫氏は自分の力を過信して、連合の支援無しでも当選出来ると判断したのでしょう!

 立憲民主党の泉健太代表は、中道左派だと見ていたのですが、都知事選挙で何故共産党にすり寄ったのか? 連合が小池知事を支援すると決めたので→→仕方なく共産党に近づいたのでしょうか? 共産党の支援を受けないで→→蓮舫氏を離党させないで→→立憲民主党の候補として戦ったら→→連合の票の一部が蓮舫氏に流れ→→大敗する事は無かった様に思います。

・・・ ボランティアが集められる団体 ・・・
① 連合 :組合員数≒700万人
② 公明党 :創価学会
③ 共産党
④ れいわ新選組 :山本太郎氏
⑤ 石丸伸二氏 :前広島県安芸高田市長 ・・・今回の都知事選挙に限れば!

《御参考 :自民党とボランティア》
 1960年頃までは、旦那衆が青年達を使って自民党の選挙運動をやりました。 その後は、(違法ですが)土木/建築関連の企業が社員を出して選挙運動をやりましたが→→土木/建築関係の予算が潤沢で無くなると→→一部の地域で公明党の協力を得る様になり→→1999年から自公連立政権が誕生しました。

 統一教会が自民党に接近したのは1957年頃の岸信介政権の時代です。 その後、関係を少しずつ深めて→→2020年頃には自民党の選挙運動を手助けする様になったと推測します。

 自民党の党員は多いいですが、「ボランティアで選挙運動をする人が少ない為に、選挙に金が必要で、種々の問題が発生しているのでは?」と私は見ています。

《御参考 :インターネット選挙》
 既存の政党は政治資金パーティーで金を集めていますが、れいわ新選組の山本太郎氏等はインターネットで資金を集め→→ボランティアを集め→→政策を公表する選挙運動をしています。 立憲民主党と国民民主党は、インターネット選挙に力を入れるべきだと思います。

【反省点❷ :政策立案能力の欠如】
 都知事選挙で蓮舫氏が「小池知事の政策をリセットする」と発言したのを聞いて、「こりゃダメだ!」と思いました。 小池知事の政策のダメな点を指摘して、蓮舫氏ならドウするか、具体的な案を提示すべきでした。

 「明治神宮の原生林を伐採させてはいけない!」と言った時は、「無知をさらけ出してしまった!」と呆れました。原生林とは何か?知らなかったのです。 そして、明治神宮の木が植林された有名な話しも知らなかったのです。

 都知事は、超!超!大藩の藩主に相当します。 下に示す様に巨額の金(16兆円以上)の使い道を決めて、不正が無いか?管理/監督するのが都知事の仕事です。 「良きに計らえ!」などと構えていたら、不正が横行すると思われます。

 蓮舫氏と立憲民主党は、具体的な政策を掲げて選挙運動をすべきでした。蓮舫氏にも立憲民主党にも政策立案能力が無い事を知らしめてしまいました! そん事で勝てる分けが有りません! 巨額の金を動かす為には、優秀なブレインを集める事が不可欠ですが、立憲民主党には無理だと私は思いました。

・・・ 東京都の予算 ・・・ 2024年度 出典:東京都のホームページ
★ 一般会計≒8兆4,530億円    ・・・福祉・教育・土木・衛生などなど
★ 特別会計≒6兆1,908億円    ・・・国民健康保険会計や老人保健会計などなど
★ 公営企業会計≒1兆9,146億円  ・・・水道/下水事業などなど
★   合計≒16兆5,584億円

【反省点❸ :共産党についての知識不足】
 今回の都知事選挙で、蓮舫氏は立憲民主党の強力な支援団体である連合を袖にして、連合が嫌っている共産党の支援を受けました。 

 立憲民主党の泉健太代表と蓮舫氏は、「連合と共産党の確執を知らなかったのでは?」と想像します。 そして、二人とも『共産党とは何か?』についても深く考えた事が無かった様に見受けられます。 多分、二人は軽い気持ちで連合では無く→→共産党を選択したのでしょう!

 下に、共産党についての私見を書きます。 

【日本共産党】
 共産党は武力革命で日本を『共産国家』にするのが党是(とうぜ)でしたが、1955年に武装闘争路線を破棄しました。 その時、武装蜂起する為に集められたいた若者達が共産党から出て→→共産主義者同盟を結成し→→安保闘争をし→→分裂して→→内ゲバで殺し合い→→よど号ハイジャック事件(70年)→→あさま山荘事件(72年)→→三菱重工爆破事件(74年)等を起こしました。

 現在の共産党は、選挙で国会議員を増やして→→第1党になって→→日本を社会主義国にして→→最終的には共産主義国家にしようと考えています。

 共産主義国家では、土地は全て国有として、民間企業は認めず→→全て国有企業にして→→生産した物は全て国民に平等に分配されます。 社会主義国家とは、共産主義国家への前段階で、土地と大企業は国有化するが、個人経営の様な小規模の企業は認める体制の事だと思います。

 現在の日本で「共産主義国家が良い」と考える国民は一握りしかいないでしょう! 従って、共産党に投票している方の多くは、「自民党政権が嫌いだから、正反対の立場を取る共産党に投票している」のではと想像します。 『アンチ巨人ファン』の様な『アンチ自民党ファン』が投票しているのでは?

 共産党の党員は段々と減少して、高齢化してきています。 立憲民主党が、今まで支援して貰って来た連合を袖にして、党勢が衰えて来ている共産党にすり寄るメリットが有るのでしょうか?

 共産党は、党の方針を公表しています。①日米安保を破棄する、②どの国とも同盟しない、③自衛隊を縮小する・・・などなど。 泉健太氏と蓮舫氏は、共産党の綱領を読んだ事が無いのでは? (一方、立憲民主党は党内の意見を集約出来ないので、綱領は曖昧な表現になっています。)

・・・ 共産党の党員数の推移 ・・・ 出典:警察白書、2019年はウイキペディア
★ 1977年≒36.6万人
★ 1985年≒46.9万人
★ 1994年≒35.7万人
★ 2004年≒40.3万人
★ 2012年≒31.8万人
★ 2019年≒27.0万人

・・・ 共産党の歴史 ・・・
★ 成立 :1922年
★ 合法化 :1945年12月 ・・・戦後、GHQは監獄に入っていた共産党員を解放して、合法化しました。
★ 武装闘争路線 :1951年2月 ・・・中核自衛隊を組織しての武装蜂起、労働者の遊撃隊組織、山村工作隊による革命工作、などを掲げました。(出典:ウイキペディア)
★ 武装闘争路線の放棄 :1955年7月 →→日本の新左翼運動
★ 科学的社会主義 :1976年7月~

【御参考 :蓮舫氏の経歴】
 父は台湾人の貿易商で、母は美人で有名だった日本人で、長女として東京で生まれました。裕福な家庭で育った様です。 蓮舫氏は母親に似たのか美人で、学生の時からグラビアアイドルになりました。25歳の時に日本人と結婚して、双子を出産しました。

 蓮舫氏は、旧民主党から36歳の時に参議院選挙に立候補して当選し→→連続4回当選しました。民主党政権が誕生して直ぐに「2位ではダメなんですか」と言う、無知丸出しの発言をしてしまいました。 その後、42歳の時から3回、内閣府特命担当大臣になりました。

 現在、蓮舫氏は56歳で→→彼女のセールスポイントだった『美貌』は少し衰え→→若者達の支持を得るのは難しくなっている様に思います。 若者達には『とうのたった女性』に見えるのでは?

★ 生年月日 :1967年11月28日(現在=56歳) ・・・出生時は台湾国籍(日本名=齊藤蓮舫、台湾名=謝蓮舫)
★ グラビアアイドル :85年~
★ 青山大学法学部卒業 :1990年
★ 結婚 :93年8月 ・・・村田信之氏と結婚→→村田蓮舫
★ 日本国籍取得 :95年 ・・・台湾国籍はそのまま
★ 北京大学に留学 :95年~97年
★ 双子を出産 :97年  ・・・息子は歌手の村田琳、娘は村田翠蘭
★ 参議院議員 :2004年7月~24年6月 ・・・東京選挙区、連続4回当選
◎ 民主党政権 :09年8月~12年12月
★ 事業仕分け :09年11月 ・・・『2位ではダメなんですか』と発言
★ 内閣府特命担当大臣 :10年6月8日~11年6月27日 ・・・行政刷新・・・菅直人内閣
★ 内閣府特命担当大臣 :11年1月14日~11年6月27日 ・・・消費者&食品安全・・・菅直人内閣
★ 内閣府特命担当大臣 :11年9月2日~12年1月13日 ・・・行政刷新など・・・野田内閣
★ 国籍喪失許可証書 :16年9月 ・・・台湾政府より発行された。
★ 離婚 :20年8月
★ 東京都知事選挙に出馬 :24年7月

《蓮舫氏についての私の見立て》
 蓮舫氏と河野太郎氏には「勉強しない!」と言う共通点が有ります。 蓮舫氏は、政治スキャンダルを報じる週刊誌などはよく読んでいる様です。 国会では、スキャンダルを追及する専門家を演じて来ました。

 蓮舫氏と岸田文雄氏には、「やりたい事が無い」、「政策を立案する能力が無い」と言う共通点が有ります。 二人とも、政治家になってはいけない人間だと思います。

核兵器の想像を絶する威力

2024-07-06 17:14:05 | 原爆
【はじめに】
 毎年8月6日が近づくと、日本では広島の原爆の惨状が報道されます。 (多分、他の国で報道される事は無いのでは?) 日本では義務教育の教科書に広島と長崎の原爆について記載されているので、殆どの日本人は「核戦争は絶対やってはいけない!」と考えていると思います。

 アメリカの歴史教科書では「戦争を終わらせる為に、広島と長崎に原爆を投下する必要が有った」と記載している様です。 広島と長崎の議論をしても無意味です。 私は現在必要なのは、「核戦争が勃発したら→→数臆人が死傷して→→大都市の建物とインフラが破壊され→→国家が機能しなくなる」・・・そんな世界に私達は生きているのだと世界に発信する事だと考えています。

・・・ 私の核兵器に関連する投稿 ・・・
① 核戦争を廃絶するために『国際同盟』の創設を! :投稿日;2024年6月29日
② 核兵器の開発と現状 (その1)~(その3)  :投稿日;2024年6月1日、8日、15日
③ 核兵器保有国 (その1)~(その2) :投稿日;2024年5月11日&18日
④ 広島の原爆と父      :投稿日;2018年7月21日

【現在の核兵器の威力】
 広島と長崎に原爆資料館が有りますが、現在の核兵器の威力を、広島と長崎の惨状から想像するのは全くナンセンスです。

 広島では爆心から『半径2km』以内の建物が破壊されましたが、核威力が『1,200kt』の原爆が爆発したら『半径16km』の建物が破壊/焼失すると私は予想しています。

 今、ロシアが核兵器の発射ボタンを押したら、アメリカを含むNATO諸国がスグサマ応戦すると思います。 合計で『4,000発』ほどの核爆弾が飛び交い→→一時間ほどで、『1,000都市以上』が壊滅的な被害を受け→→『億人単位の人間』が亡くなると予想します。

 ロシアとNATO諸国の国民の一部は生き残るでしょうが→→放射能汚染に悩まされ→→紙幣経済は崩壊して→→物々交換の時代に戻ってしまい→→治安は極限状態に悪化して→→国家は機能しなくなりますから→→生き残った人間は→→武装して、自分の身は自分で守る必要が有るでしょう!

★ 広島 :威力≒15kt ・・・爆心地から半径2km以内の建物は殆ど破壊されました。
★ 長崎 :威力≒20kt

・・・ アメリカの大陸間弾道ミサイルに搭載されている核爆弾 ・・・
★ W78 :威力≒335~350kt
★ W87 :威力≒300~475kt

・・・ アメリカの潜水艦発射弾道ミサイルに搭載されている核爆弾 ・・・
★ B76、B76-1 :威力≒100kt
★ W88 :威力≒455kt

・・・ アメリカの爆撃機や戦闘機に搭載される核爆弾 ・・・
★ B61-3 :威力≒0.3~170kt
★ B61-4 :威力≒0.3~50kt
★ B61-7 :威力≒105~360kt
★ B61-11 :威力≒400kt
★ W80-1 :威力≒5~150kt
★ B83-1 :威力≒~1,200kt・・・爆心地から半径16km以内の建物は殆ど破壊さると予想します。

出典 :長崎大学・核兵器廃絶研究センター 『米国の核戦力一覧』

【核戦争の被害を予想する団体を作りましょう!】
 長崎大学に『核兵器廃絶センター』と言う組織(?)が有り、インターネット上に核兵器の種類、配備/備蓄数、威力等を公表しています。(私は時々目を通しています。) 税金で運営されていると思いますが、『毒にも薬にもならない』無駄な組織です。 センターの学者先生達は、「核兵器を廃絶させる事が出来る」と夢想している様です。センターのやっているのは『馬の耳に念仏』です。 

 私は、『核兵器廃絶センター』を閉鎖して、『核戦争の恐怖センター』を創設すべきだと考えています。

 「核兵器の廃絶が必要だ!」と幾ら叫んでも、核保有国は絶対に手放しません。 威力が『1,200kt』の核爆弾を→→シミュレーションプログラムを作って→→ニューヨークやモスクワ等の大都市の上空で爆発させたら→→ドンナ惨状になるか?予想して→→コンピューターグラフィックを駆使して→→画像を作成し→→世界に発信するのです。

 英語、ロシア語、中国語、朝鮮語・・・出来るだけ多くの言語を使用すべきです。勿論音声も必要です。 日本語だけでは駄目です。

 核のボタンを押す恐れの有る、ロシア、中国、北朝鮮の国民に→→核戦争を始めたら→→国が滅んでしまう事を認識させるのが肝要です!

・・・ 『核戦争の恐怖センター』が発信すべき事 ・・・
① 死傷者数は?
② 被害の範囲は? ・・・山林火災?
③ 放射能汚染の程度は? ・・・放射性降下物(死の灰)
④ 世界経済への影響は?
⑤ 地球温暖化への影響は?
⑥ 農業への影響は?
⑦ 漁業への影響は?
⑧ 陸上生物への影響は?
⑨ 海洋生物への影響は?

【日本はドウなるのか?】
 ロシアとNATOの核戦争が始まったら→→日本にも核爆弾が飛んでくる可能性が高いと思います。 現在のロシアのICBMは、1基に数発~10発程の核爆弾が搭載されており→→日本の上空で核爆弾が切り離されて→→予め設定されていた目標を目掛けて→→飛行します。 ロシアのICBMが2基飛来したら→→20カ所ほどの都市が破壊されてしまいます。(アメリカも多弾頭核ミサイルを配備していましたが、現在は廃棄しています。)

 この時、日本が核攻撃を受けなかったとしても、日本の経済はガタガタになってしまいます。

 日本はアメリカの国債を『150兆円』ほど所有していますが、アメリカが壊滅したらアメリカの国債は”紙くず”になってしまいます。日本は、食糧の多くを輸入していますが、食糧輸出国の多くが壊滅してしまいますから→→戦後すぐの様に、空き地でサツマイモを育てて『糊口を凌ぐ』事になります。

 大戦後の1946年の人口は『7,575万人』でしたが、2023年は『12,435万人』になっています。『64%』も増加していますから、日本が食糧を自給するのは難しくなっているのです!

 世界の貿易はガタガタになるので→→日本の多くの企業が倒産する恐れが有ります。 第二次世界大戦後には、出身地に帰れる人が沢山おられましたが、現在は田舎と繋がりの有る方は殆どいないと思われます。 失業した人達の多くが自殺するのでは?と予想します。

【現在の核戦争のやり方】
 第二次世界大戦後は、核爆弾を使用した戦争は行われていませんが、米ソは冷戦時代に突入して、種々の核兵器の開発に力を入れて来ました。

 核兵器の配備数が少なかった頃、米ソの戦略は「相手国の大都市の破壊」でしたが→→備蓄数が増加して→→「相手の核ミサイルの破壊」も含まれる様になりました。 核ミサイルの保管場所が特定されない様に、移動式の発射装置が開発され/配備されています。  発射された核ミサイルの迎撃システムの構築にも力をいれていましたが→→ICBMが『マッハ20』で飛ぶ時代になると→→核ミサイルの迎撃はほぼ不可能になりました。

ケース❶ 全面的核戦争 :米ロが全面的な核戦争を始めたら、先ずは大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射すると予想します。ロシアのICBMには複数の核爆弾が搭載されており、NATO加盟国に近づいたら複数の核爆弾が飛び出して、それぞれ別々の目標に向けて飛ぶ様になっています。

 複数発の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を原子力潜水艦に積んで、複数隻海底に沈めています。 多分、ICBMを打ち終わったら、『止めを刺す』為にSLBMが発射されるでしょう! ロシアのSLBMは(弾頭数が3~6発の)多弾頭ミサイルです。

 ロシアのICBMとSLBMは、アメリカだけで無くNATOに加盟しているイギリスやフランスにも照準が合わされていると予想します。 日本も含まれている恐れが有ります。

ケース❷ 局地核戦争 :(私は有りえないと思うのですが、)核兵器保有国が、地上軍で侵略されるケースに対応出来る小威力の核兵器が配備されています。

 ロシアが近隣国を侵略する為に→→国境に軍隊を集結させたら→→小威力の核兵器でロシア軍を叩くのです。 大人しくロシアが引き下がったら良いですが、私は「ロシアも小威力の核兵器で応戦する」と思います。 →→結局→→全面的な核戦争に拡大するでしょう!

ケース❸ 電磁パルス攻撃 :広島と長崎には地上『500m』程の高さで核爆発させましたが、高度『30km~400km』で爆発させると→→発生したガンマ線が巨大な雷の様に→→磁場を攪乱させて→→電線やコイルに高電圧の電流を発生せるので→→電気機器を破損しまいます。

 電磁パルス攻撃を受けると→→大停電が発生します。 電線、発電機、変圧器は使えなくなり、家庭電器製品、自動車等々が修理不可能になってしまいます。工場は操業出来なくなります。 金融機関の記録が破壊されて、誰が幾ら預貯金していたか?も分からなくなる可能性が有ります。

ケース❹ 超威力原爆 :ソ連は威力が『100Mt(=100,000kt)』の核爆弾(ツァーリ・ボンバ)を試作し、1961年に威力を『50Mt(=50,000kt)』に減らして実験しました。 ツァーリ・ボンバは、NATO諸国を恫喝する面では効果が有りましたが、その後→→ミサイルの命中精度が格段に向上したので→→大威力原爆の必要性が無くなり→→配備されませんでした。

 アメリカが実戦配備している核爆弾『B83-1』の最大威力は『1,200kt』なので、広島に投下された原爆の『80倍』にもなります。 『B83-1』を東京の千代田区の上空で爆発させたら、23区のほぼ全ての建物が破壊されると私は予想します。

ケース❺ 核魚雷 :ロシアが、2023年にスーパー魚雷「ポセイドン」を完成させたと発表しました。 この核魚雷は原子力潜水艦に搭載され、威力は『100Mt』です。敵国の沿岸で爆発させて→→波の高さ『500m』の巨大な津波を発生させて→→沿岸に有る建物、工場等を根こそぎ破壊するのが目論見です。 (東京タワーの高さは333mです。)

 ポセイドンがアメリカの西海岸で爆発したら→→巨大な津波が日本列島に到達するのでは?と私は恐れています。

ケース❻ 地中貫通核爆弾 :地下施設を破壊する為に、火薬を充填して/先端を錐状にした/細長く/質量が2トンも有る爆弾(バンカーバスター)が配備されています。 アメリカが、アフガニスタン戦争やイラク戦争で使用しました。 高速で落下させて→→地中に150m~200m潜り込んだ後で→→爆発させます。

 アメリカは、2003年から核爆弾をバンカーバスターに組み込む研究/開発を続けて来ました。使用する核爆弾は実戦配備されているB61やB83になる様です。 何故か?未だに開発完了の報道は有りません。 地中貫通核爆弾が投下されたら→→トンデモナク大きな穴が出来ると予想します。