【生きる美学】№2251
中谷彰宏氏の心に響く言葉より…
セクシーな男がいます。
女性的な男性という意味ではありません。
色気のある男性です。
男前な女がいます。
男勝りな女性ではありません。
色気のある女性です。
色気とは、なんでしょう。
誤解の多い言葉です。
ムンムンでも、ムチムチでも、ありません。
色気とは、「生きる美学」です。
関東では、粋(いき)と言い、関西では粋(すい)と言います。
ヨーロッパでは、ダンディズムと言います。
外側から飾るおしゃれではなく、内側からにじみ出る生き様(ざま)が、色気なのです。
東京に生まれ、京都の花街(かがい)で暮らした哲学者・九鬼周造は『いきの構造』の中で、粋の3つの要素を挙げました。
「垢(あか)抜け」「張り」「色っぽさ」です。
私流に解釈すると、こうなります。
「垢抜け」→世俗の欲望を超越して、まわりにビクビクしないこと。
「張り」→自由なエネルギーに満ちて、軽やかに動けること。
「色っぽさ」→自分の美学があること。
「セクシー」「色気」と言うと、フニャフニャした感じがあります。
実はまったく逆です。
たとえば、プレッシャーがかかるところで品位があり、礼儀を欠かさないことです。
なんでもない時には、誰でもマナーを守ることはできます。
ところが、本当にセクシーな人は、精神的にどんなにストレスがかかるところでも、品格を保っていられます。
その時に、男性ならセクシーな男に感じ、女性なら男前な女に感じるのです。
「男前」は、「男気がある」「カッコイイ」「しんが通っている」という意味です。
京都の花街では、ドーンときっぷよく寄附ができる人を「男前」と言います。
本来、「男前」は男だけに使う言葉ではありません。
女性に使う時にこそ、カッコイイのです。
男前は、メンタル力を表す言葉だからです。
色気も、外見をどうするかという問題ではありません。
その人の内側にあるしんの強さ、心の強さからにじみ出るものが色気なのです。
『セクシーな男、男前な女』ぱる出版
セクシーで色気がある人は、やせ我慢ができる人。
やせ我慢とは、たとえば、レストランや商店でひどいサービスをされたときにも、カッっとならないでニッコリ対応できるようなこと。
どんなに得なことだと分かっていても、自分を後回しにしたり、敢えて損をするような道を選んだり、火中の栗を拾うような選択をすることができるような人。
「男伊達(おとこだて)」という言葉があるが、強い者をくじき、弱い者を助け、信義を重んじるというような、「侠気(おとこぎ)」を見せることでもある。
これは、「男前」も「粋」も同じ。
斎藤一人さんは、決して威張らない、偉そうにしてはいけない、しかし、舐(な)められてはいけない、という。
これが、粋の中の「張り」。
セクシーで色気のある男前な人を目指したい。
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女性的な男性という意味ではありません。
色気のある男性です。
男前な女がいます。
男勝りな女性ではありません。
色気のある女性です。
色気とは、なんでしょう。
誤解の多い言葉です。
ムンムンでも、ムチムチでも、ありません。
色気とは、「生きる美学」です。
関東では、粋(いき)と言い、関西では粋(すい)と言います。
ヨーロッパでは、ダンディズムと言います。
外側から飾るおしゃれではなく、内側からにじみ出る生き様(ざま)が、色気なのです。
東京に生まれ、京都の花街(かがい)で暮らした哲学者・九鬼周造は『いきの構造』の中で、粋の3つの要素を挙げました。
「垢(あか)抜け」「張り」「色っぽさ」です。
私流に解釈すると、こうなります。
「垢抜け」→世俗の欲望を超越して、まわりにビクビクしないこと。
「張り」→自由なエネルギーに満ちて、軽やかに動けること。
「色っぽさ」→自分の美学があること。
「セクシー」「色気」と言うと、フニャフニャした感じがあります。
実はまったく逆です。
たとえば、プレッシャーがかかるところで品位があり、礼儀を欠かさないことです。
なんでもない時には、誰でもマナーを守ることはできます。
ところが、本当にセクシーな人は、精神的にどんなにストレスがかかるところでも、品格を保っていられます。
その時に、男性ならセクシーな男に感じ、女性なら男前な女に感じるのです。
「男前」は、「男気がある」「カッコイイ」「しんが通っている」という意味です。
京都の花街では、ドーンときっぷよく寄附ができる人を「男前」と言います。
本来、「男前」は男だけに使う言葉ではありません。
女性に使う時にこそ、カッコイイのです。
男前は、メンタル力を表す言葉だからです。
色気も、外見をどうするかという問題ではありません。
その人の内側にあるしんの強さ、心の強さからにじみ出るものが色気なのです。
『セクシーな男、男前な女』ぱる出版
セクシーで色気がある人は、やせ我慢ができる人。
やせ我慢とは、たとえば、レストランや商店でひどいサービスをされたときにも、カッっとならないでニッコリ対応できるようなこと。
どんなに得なことだと分かっていても、自分を後回しにしたり、敢えて損をするような道を選んだり、火中の栗を拾うような選択をすることができるような人。
「男伊達(おとこだて)」という言葉があるが、強い者をくじき、弱い者を助け、信義を重んじるというような、「侠気(おとこぎ)」を見せることでもある。
これは、「男前」も「粋」も同じ。
斎藤一人さんは、決して威張らない、偉そうにしてはいけない、しかし、舐(な)められてはいけない、という。
これが、粋の中の「張り」。
セクシーで色気のある男前な人を目指したい。
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