
【ありがとうと言われるように、言うように】3969
西沢康生氏の心に響く言葉より…
これは、アメリカ人のある飛行機乗りの話です。
その人の名前はチャールズさん。
ベトナム戦争のとき、優秀なジェット・パイロットでした。
数々の作戦をこなしていましたが、75回目の出撃で敵のミサイルによって撃墜されてしまいます。
堕ちて行くなか、危機一髪でパラシュートでの脱出に成功。
命は助かったものの、そのまま捕虜になり、監獄のなかで過ごすことに…。
6年後。
ベトナム戦争は終結。
チャールズさんも、やっと、捕虜生活から解放されたのです。
さて。ある日のこと。
彼と奥さんがレストランで食事をしていると、別のテーブルにいた見知らぬ男が歩み寄ってきてこう言います。
「あんたはチャールズじゃないか!
空母キティホークからジェット機で出撃して行っただろう。
撃墜されたんじゃなかったのか?」
驚くチャールズさん。
「いったいぜんたい、あんたは、なぜ、そんなことを知っているんだ?」
チャールズさんの言葉を聞いた男は、ニヤリとしてこう言ったのです。
「あの日、オレがあんたのパラシュートをつめたんだ」
その言葉を聞いたチャールズさんは驚きと感謝で息を飲みます。
「どうやら、パラシュートはちゃんと開いたようだな」
「もちろんだ。
もし、あのとき、あんたのパラシュートが開かなかったら、私は今、ここにはいない!」
その夜。
チャールズさんは一睡もできませんでした。
食事のときに会った、自分の命の恩人とも言うべき男のことが頭から離れなかったのです。
「あの男は、空母でどんな格好をしていたのだろう?」
おそらく他の水兵と同じような白い帽子にベルボトムのズボン…。
私は、彼と顔を合わせたことがあったに違いない。
エリートパイロットだった自分は、そのとき、彼に自分から『おはよう』とか『元気か』と声をかけただろうか?
彼らの仕事に対して、1度でも感謝の気持ちを伝えたことがあったんだろうか?」
パイロットのパラシュートをつめる水兵たちは、船底に近い作業場で、何時間も黙々とパラシュートをつめる作業を行います。
チャールズさんの脳裏に、長いテーブルに向かって何10人という水兵たちが作業する光景が頭に浮かびます。
この後、チャールズさんは、自分のこの数奇な体験を多くの人たちに知ってもらうため、各地で講演を行うようになりました。
彼はこう言っています。
「人は皆、気づかないうちに、誰かにさまざまなパラシュートをつめてもらっている。
それは物理的なパラシュートだけでない。
思いやりのパラシュート、情緒的なパラシュート、そして、祈りのパラシュート…」
そうです。
誰もが、他人(ひと)にパラシュートを摘めてもらいながら生きている。
そして、あなたもまた、誰かのパラシュートをつめながら生きているのです。
「働く」って、そういうことです。
イギリスには、ホームレスの人たちに食事を無料で提供する「スープキッチン」という施設があります。
この施設で食事を作るのは家庭の主婦など、ごく普通の人たち。
もちろんボランティアです。
そのなかの1人の主婦はこんなことを言っています。
「スープキッチンに訪れる彼らと会うと、いつも、『私は必要とされている』と思えるの。
その思いは、私にとっても大きな励みになるのよ」
ここで忙しそうに働く老婦人に、施設を取材していたある人が「忙しくてたいへんですね」と声をかけると、彼女は笑いながら、片手をブラブラさせて、こう言ったそうです。
「忙しいなんてとんでもない。私の片手はいつも誰かのために空けてあるのよ。必要とされればいつでも差し出せるようにね」
あなたの片手は、「誰かのために」空いていますか?
最後に、「スープキッチン」で働いた経験を持つ老婦人の言葉です。
「あんなに楽しい仕事はなかったわ」
「誰かのために役に立っている」と実感できたとき、その「仕事」は「楽しく、やりがいのあるもの」に変わる。
「働く」とは、誰かのために、あなたが持っている「何か」を使うこと。
「働く」とは、誰かのために、あなたの人生の一部を喜んで捧げる崇高なこと…。
こんなに素晴らしいことが、他にあるでしょうか?
『日曜日の夜、明日からまた会社かと思った時に読む40の物語』祥伝社
https://amzn.to/2TW4J8S
『できる範囲内で人の役に立つことをしましょう。
「ありがとう。感謝してます」といわれるように』
という斎藤一人さんの言葉がある。
『「ありがとう、ありがとう。感謝してます」とずっと言っていたとします。
そうすると、それはただいただくだけの人生になってしまう。
するとある日、いいことが起こらなくなります。
それはそうです。
もうらうばかりの人生では、いいことも起こらなくなる。
「ありがとう」と他人から言われるような人生を送ることが重要なのです。
それが、次の段階。そのためにまずできることは、いつも笑顔でいること。
それだけで、「あの人、感じいいね」となります。
お年寄りが荷物を持っていたら、率先して持ってあげる。
レストランに入って、店員が通りづらそうにしていたら椅子を少しどけてあげる。
こうしたちょっとしたことで、「ありがとう」と言われます。
自分のできる範囲内で、「ありがとう」と言われることをしましょう。
ほんとうに些細(ささい)なことでいいのです。』(斎藤一人・普通はつらいよ)より
まさにそれは…
「ありがとうと言われるように、言うように」
ということ。
ありがとうと言われる人には…
他人に対する、気遣いや思いやり、親切、愛のある優しい言葉、そして笑顔がある。
常に周りに感謝をし、そして自分も人から「ありがとう」と言われる人でありたい。
*メルマガの登録ですが、システムの不具合により、5月23日から27日の間の登録ができていない可能性があります。誠にお手数ですが、その間に登録した方は、再登録をお願いいたします。
■メルマガの登録と解除はこちらから http://hitonokokoro.com/
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪http://www.facebook.com/hitonokokoro
■【人の心に灯をともす】のブログはこちらhttp://ameblo.jp/hiroo117/
■Twitterはこちらからhttps://twitter.com/hiroo117
西沢康生氏の心に響く言葉より…
これは、アメリカ人のある飛行機乗りの話です。
その人の名前はチャールズさん。
ベトナム戦争のとき、優秀なジェット・パイロットでした。
数々の作戦をこなしていましたが、75回目の出撃で敵のミサイルによって撃墜されてしまいます。
堕ちて行くなか、危機一髪でパラシュートでの脱出に成功。
命は助かったものの、そのまま捕虜になり、監獄のなかで過ごすことに…。
6年後。
ベトナム戦争は終結。
チャールズさんも、やっと、捕虜生活から解放されたのです。
さて。ある日のこと。
彼と奥さんがレストランで食事をしていると、別のテーブルにいた見知らぬ男が歩み寄ってきてこう言います。
「あんたはチャールズじゃないか!
空母キティホークからジェット機で出撃して行っただろう。
撃墜されたんじゃなかったのか?」
驚くチャールズさん。
「いったいぜんたい、あんたは、なぜ、そんなことを知っているんだ?」
チャールズさんの言葉を聞いた男は、ニヤリとしてこう言ったのです。
「あの日、オレがあんたのパラシュートをつめたんだ」
その言葉を聞いたチャールズさんは驚きと感謝で息を飲みます。
「どうやら、パラシュートはちゃんと開いたようだな」
「もちろんだ。
もし、あのとき、あんたのパラシュートが開かなかったら、私は今、ここにはいない!」
その夜。
チャールズさんは一睡もできませんでした。
食事のときに会った、自分の命の恩人とも言うべき男のことが頭から離れなかったのです。
「あの男は、空母でどんな格好をしていたのだろう?」
おそらく他の水兵と同じような白い帽子にベルボトムのズボン…。
私は、彼と顔を合わせたことがあったに違いない。
エリートパイロットだった自分は、そのとき、彼に自分から『おはよう』とか『元気か』と声をかけただろうか?
彼らの仕事に対して、1度でも感謝の気持ちを伝えたことがあったんだろうか?」
パイロットのパラシュートをつめる水兵たちは、船底に近い作業場で、何時間も黙々とパラシュートをつめる作業を行います。
チャールズさんの脳裏に、長いテーブルに向かって何10人という水兵たちが作業する光景が頭に浮かびます。
この後、チャールズさんは、自分のこの数奇な体験を多くの人たちに知ってもらうため、各地で講演を行うようになりました。
彼はこう言っています。
「人は皆、気づかないうちに、誰かにさまざまなパラシュートをつめてもらっている。
それは物理的なパラシュートだけでない。
思いやりのパラシュート、情緒的なパラシュート、そして、祈りのパラシュート…」
そうです。
誰もが、他人(ひと)にパラシュートを摘めてもらいながら生きている。
そして、あなたもまた、誰かのパラシュートをつめながら生きているのです。
「働く」って、そういうことです。
イギリスには、ホームレスの人たちに食事を無料で提供する「スープキッチン」という施設があります。
この施設で食事を作るのは家庭の主婦など、ごく普通の人たち。
もちろんボランティアです。
そのなかの1人の主婦はこんなことを言っています。
「スープキッチンに訪れる彼らと会うと、いつも、『私は必要とされている』と思えるの。
その思いは、私にとっても大きな励みになるのよ」
ここで忙しそうに働く老婦人に、施設を取材していたある人が「忙しくてたいへんですね」と声をかけると、彼女は笑いながら、片手をブラブラさせて、こう言ったそうです。
「忙しいなんてとんでもない。私の片手はいつも誰かのために空けてあるのよ。必要とされればいつでも差し出せるようにね」
あなたの片手は、「誰かのために」空いていますか?
最後に、「スープキッチン」で働いた経験を持つ老婦人の言葉です。
「あんなに楽しい仕事はなかったわ」
「誰かのために役に立っている」と実感できたとき、その「仕事」は「楽しく、やりがいのあるもの」に変わる。
「働く」とは、誰かのために、あなたが持っている「何か」を使うこと。
「働く」とは、誰かのために、あなたの人生の一部を喜んで捧げる崇高なこと…。
こんなに素晴らしいことが、他にあるでしょうか?
『日曜日の夜、明日からまた会社かと思った時に読む40の物語』祥伝社
https://amzn.to/2TW4J8S
『できる範囲内で人の役に立つことをしましょう。
「ありがとう。感謝してます」といわれるように』
という斎藤一人さんの言葉がある。
『「ありがとう、ありがとう。感謝してます」とずっと言っていたとします。
そうすると、それはただいただくだけの人生になってしまう。
するとある日、いいことが起こらなくなります。
それはそうです。
もうらうばかりの人生では、いいことも起こらなくなる。
「ありがとう」と他人から言われるような人生を送ることが重要なのです。
それが、次の段階。そのためにまずできることは、いつも笑顔でいること。
それだけで、「あの人、感じいいね」となります。
お年寄りが荷物を持っていたら、率先して持ってあげる。
レストランに入って、店員が通りづらそうにしていたら椅子を少しどけてあげる。
こうしたちょっとしたことで、「ありがとう」と言われます。
自分のできる範囲内で、「ありがとう」と言われることをしましょう。
ほんとうに些細(ささい)なことでいいのです。』(斎藤一人・普通はつらいよ)より
まさにそれは…
「ありがとうと言われるように、言うように」
ということ。
ありがとうと言われる人には…
他人に対する、気遣いや思いやり、親切、愛のある優しい言葉、そして笑顔がある。
常に周りに感謝をし、そして自分も人から「ありがとう」と言われる人でありたい。
*メルマガの登録ですが、システムの不具合により、5月23日から27日の間の登録ができていない可能性があります。誠にお手数ですが、その間に登録した方は、再登録をお願いいたします。
■メルマガの登録と解除はこちらから http://hitonokokoro.com/
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪http://www.facebook.com/hitonokokoro
■【人の心に灯をともす】のブログはこちらhttp://ameblo.jp/hiroo117/
■Twitterはこちらからhttps://twitter.com/hiroo117