
【奥深い人】5804
小林正観さんの心に響く言葉より…
「奥深さ」ということについて述べます。
結論を先に言いますと、仕事とは関係なくてよいから「自分の世界」を持っていなさい、ということです。
例えば、料理が得意、折紙を折らせたらプロ級の腕、なにか楽器ができる、書が上手、絵が描ける、鉄道に詳しい、雪の結晶の図を二〇種類描ける、園芸植物に詳しい、UFOマニアだ、アニメのことなら何でも喋れる、芸能界通である、俳句を作る、和歌を詠む、などなど・・・。
「汲めども尽きぬ“泉”を持っている」ということ。
それについて話をさせたら一晩中喋ることができるという分野を持つことです。
ただし、詳しいといっても嫌われるものがあります。
車やハンドバッグ、スキー用品、服、 などの“もの”、それも高額の“もの”についての話です。
往々にして自慢話になってしまうそういう高額の“もの”の話は、話せば話すほど嫌われます。
私の言う「自分の世界」には入りません。
「身に付けるもの」でなく、「身に付けること」を考えてください。
ほかの人がとても及ばないような自分の独自世界を持っている人は、「おもしろい」し「魅力的」なのです。
そういうことをきっかけとして、「一目置かれる」ことになります。
そういう世界を「二十年」 やり続けてみてください。
二十年ほどたつと、どういうわけか、自分の仕事と自分だけの(奥深い)世界とが融合した 新しい人生が待っています。
「狭く、深く」の世界を、最低ひとつは持つこと。
その「ひとつ」が人生の後半を組み立てることになります。
さらに、周りの人があまり知らないような広いジャンルでの知識や雑学を勉強してみてください。
こちらは「広く、浅く」で良いのですが。
『楽しい人生を生きる宇宙法則』講談社
https://q.bmd.jp/91/119/2923/393
中国の後漢書に「壺中天(こちゅうてん)」という話がある。
小さな壺の中に入ってみたら、なんとそこには鳥が鳴き、青空が広がる天国のような世界があった、という物語だ。
どんなに忙しい時であっても、壺中天のような自分独自の世界を持つことが必要だ、ということ。
まさに、自分だけの世界だ。
なにか、事があったとき、誰にもじゃまされない、心休まる自分の別世界を持つことは必要だ。
どんなに忙しくても、苦しいことがあっても、そこに行けば、自分が癒され、ほっとする場所。
それを、20年続けると、自分の「壺中天」となり、それが、その人の奥深さとなる。
深みのある人は、深い話ができる。
心に響く余韻のある話だ。
「君と一夕話(いっせきわ)、読むに勝(まさ)る十年の書」
明末の幻の名著『酔古堂剣掃(すいこどうけんすい)』の中の言葉だ。
一夕話とは、ある晩(ばん)語られた話のこと。
《十年かけて勉強したり、読んだ書より、君と一晩語りつくしたほうがずっといい》
この人とまた逢いたい、そして一晩語りつくしたい、そう思わせる、深みのある友や先輩、師が近くにいる人は幸せだ。
その一夕が、珠玉の時間となる。
人生の後半生は「奥深い人」を目指したい。
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