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すぐに影響されてみる 人の心に灯をともす 5067より 写真はMさんからいただいたプレゼントです(*☻-...

2022年08月10日 | 
【すぐに影響されてみる】5067



明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…


私は、人間がもっとも素直でいい時期は、小学3年生の頃だと決めつけています。

小学3年生というのは、わかりやすく申しますと、『ちびまる子ちゃん』の世界です。

つまり、小学1年生では幼すぎますし、小学5年生では分別がつきすぎてしまう。


一方で、分別はついていないけれど、とにかくエネルギーがあって話は通じる。

ただし、まだ少し幼くて無駄な動きも多く、いろいろなことに夢中になりやすい…。

それが、小学3年生です。

いわば、子どものゴールデンエイジといってもいいかもしれません。


あの哲学者のニーチェも、童心に帰ることの重要性を説いており、「ラクダ、獅子、 幼子」の順番に時代が変化していくのがよい、と述べています。

つまり、以下のようなことです。

ラクダの時代とは、義務という重荷を背負っているものの象徴であり、つまり、学校や課題など「やれと言われたことをやる」、したがう時代を指しています。

ついで 獅子は、「やれ」と言われても「NO」と言うだけの自我を持っている状態を指します。

要するに、それだけの自立心を持つのが獅子の時代。

そして、最後に来るのが、 すべてを全肯定する遊びの時代、つまり幼子の時代です。

遊びというのはクリエイティブで、極めて意欲的な行為です。


ただし、本当の幼子が遊ぶのとは話が違います。

つまり、あらゆるものにしたがって義務を負い(ラクダ)、 次いでそれを突っぱねるだけの自我を持ち(獅子)、自立した上で幼子になる、という順番が大切なのだと、提言したわけです。

これを、ニーチェは『ツァラトゥストラ』の中で「三様の変化」として述べています。


日本でいうと、江戸時代の僧侶・良寛さんのようなものですね。

良寛さんは、子どもたちとかくれんぼをして遊び、子どもたちが帰ったあとも、ひとりで木の葉に埋もれて寝ていたという逸話があります。

良寛さんは、鞠つきに人生を見出す句も遺していますが、とにかく「子どものように素直な心で、明るく遊ぶ」を体現した人だといえるでしょう。


ですから、私たちも、良寛さんのように「子どものように素直な心で、明るく遊ぶ」気持ちで過ごすと、常に気分も晴れやかになります。

私が小学3年生の頃にはプロレスが流行していましたが、テレビで見たプロレスの技を真似してみるわけです。

両親には「孝はすぐに影響を受けるからねえ」などと笑われていましたが、この「すぐに影響されてみる」「あれこれ考えずにやってみる」というような“素直さ”こそが当時特有のものなのです。


今すぐ小学3年生の頃の“めちゃくちゃさ”を思い出してみましょう。

そして、童心に帰って世界を見渡し、「すぐに影響されてみる」「あれこれ考えずにやってみる」を、実践してみてください。


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『幸福を感じるのには童心とか、無心とか、 素直さとか言うものが必要である』(武者小路実篤)


大人になればなるほど、童心や、無心になること、素直さというものが薄れてきます。

自分に自信がなかったり、疑い深かったり、弱みを見せられなかったり、謝ることができなかったり、プライドが高かったり、甘えがあったり、過剰防衛だったり、カッコをつけたり、するからです。


「素直」の反対は、頑(かたく)な、ひねくれた、意固地、強情(ごうじょう)、偏屈(へんくつ)、意地っ張り、などです。

講演などでいい話を聞いても、素直に、すぐにそれを始める人は少ない、というより、講演会場を出たらすぐに忘れてしまう人が大半です。

「すぐに影響されにくい」状態です。

心のまわりに「頑な」という「殻(から)」がびっしりついているので、どんないい話も跳ね返されてしまうのです。


いい話を聞いたらすぐに始めてみる、というような、フットワークの軽さ、素直さは、年を重ねれば重ねるほど必要です。

今一度、子どもの頃の、「すぐに影響されてみる」という気持ちを取り戻したいと思います。





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