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【すぐに影響されてみる】5067
明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…
私は、人間がもっとも素直でいい時期は、小学3年生の頃だと決めつけています。
小学3年生というのは、わかりやすく申しますと、『ちびまる子ちゃん』の世界です。
つまり、小学1年生では幼すぎますし、小学5年生では分別がつきすぎてしまう。
一方で、分別はついていないけれど、とにかくエネルギーがあって話は通じる。
ただし、まだ少し幼くて無駄な動きも多く、いろいろなことに夢中になりやすい…。
それが、小学3年生です。
いわば、子どものゴールデンエイジといってもいいかもしれません。
あの哲学者のニーチェも、童心に帰ることの重要性を説いており、「ラクダ、獅子、 幼子」の順番に時代が変化していくのがよい、と述べています。
つまり、以下のようなことです。
ラクダの時代とは、義務という重荷を背負っているものの象徴であり、つまり、学校や課題など「やれと言われたことをやる」、したがう時代を指しています。
ついで 獅子は、「やれ」と言われても「NO」と言うだけの自我を持っている状態を指します。
要するに、それだけの自立心を持つのが獅子の時代。
そして、最後に来るのが、 すべてを全肯定する遊びの時代、つまり幼子の時代です。
遊びというのはクリエイティブで、極めて意欲的な行為です。
ただし、本当の幼子が遊ぶのとは話が違います。
つまり、あらゆるものにしたがって義務を負い(ラクダ)、 次いでそれを突っぱねるだけの自我を持ち(獅子)、自立した上で幼子になる、という順番が大切なのだと、提言したわけです。
これを、ニーチェは『ツァラトゥストラ』の中で「三様の変化」として述べています。
日本でいうと、江戸時代の僧侶・良寛さんのようなものですね。
良寛さんは、子どもたちとかくれんぼをして遊び、子どもたちが帰ったあとも、ひとりで木の葉に埋もれて寝ていたという逸話があります。
良寛さんは、鞠つきに人生を見出す句も遺していますが、とにかく「子どものように素直な心で、明るく遊ぶ」を体現した人だといえるでしょう。
ですから、私たちも、良寛さんのように「子どものように素直な心で、明るく遊ぶ」気持ちで過ごすと、常に気分も晴れやかになります。
私が小学3年生の頃にはプロレスが流行していましたが、テレビで見たプロレスの技を真似してみるわけです。
両親には「孝はすぐに影響を受けるからねえ」などと笑われていましたが、この「すぐに影響されてみる」「あれこれ考えずにやってみる」というような“素直さ”こそが当時特有のものなのです。
今すぐ小学3年生の頃の“めちゃくちゃさ”を思い出してみましょう。
そして、童心に帰って世界を見渡し、「すぐに影響されてみる」「あれこれ考えずにやってみる」を、実践してみてください。
『大人だからこそ忘れないでほしい45のこと』ワニブックス
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『幸福を感じるのには童心とか、無心とか、 素直さとか言うものが必要である』(武者小路実篤)
大人になればなるほど、童心や、無心になること、素直さというものが薄れてきます。
自分に自信がなかったり、疑い深かったり、弱みを見せられなかったり、謝ることができなかったり、プライドが高かったり、甘えがあったり、過剰防衛だったり、カッコをつけたり、するからです。
「素直」の反対は、頑(かたく)な、ひねくれた、意固地、強情(ごうじょう)、偏屈(へんくつ)、意地っ張り、などです。
講演などでいい話を聞いても、素直に、すぐにそれを始める人は少ない、というより、講演会場を出たらすぐに忘れてしまう人が大半です。
「すぐに影響されにくい」状態です。
心のまわりに「頑な」という「殻(から)」がびっしりついているので、どんないい話も跳ね返されてしまうのです。
いい話を聞いたらすぐに始めてみる、というような、フットワークの軽さ、素直さは、年を重ねれば重ねるほど必要です。
今一度、子どもの頃の、「すぐに影響されてみる」という気持ちを取り戻したいと思います。
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明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…
私は、人間がもっとも素直でいい時期は、小学3年生の頃だと決めつけています。
小学3年生というのは、わかりやすく申しますと、『ちびまる子ちゃん』の世界です。
つまり、小学1年生では幼すぎますし、小学5年生では分別がつきすぎてしまう。
一方で、分別はついていないけれど、とにかくエネルギーがあって話は通じる。
ただし、まだ少し幼くて無駄な動きも多く、いろいろなことに夢中になりやすい…。
それが、小学3年生です。
いわば、子どものゴールデンエイジといってもいいかもしれません。
あの哲学者のニーチェも、童心に帰ることの重要性を説いており、「ラクダ、獅子、 幼子」の順番に時代が変化していくのがよい、と述べています。
つまり、以下のようなことです。
ラクダの時代とは、義務という重荷を背負っているものの象徴であり、つまり、学校や課題など「やれと言われたことをやる」、したがう時代を指しています。
ついで 獅子は、「やれ」と言われても「NO」と言うだけの自我を持っている状態を指します。
要するに、それだけの自立心を持つのが獅子の時代。
そして、最後に来るのが、 すべてを全肯定する遊びの時代、つまり幼子の時代です。
遊びというのはクリエイティブで、極めて意欲的な行為です。
ただし、本当の幼子が遊ぶのとは話が違います。
つまり、あらゆるものにしたがって義務を負い(ラクダ)、 次いでそれを突っぱねるだけの自我を持ち(獅子)、自立した上で幼子になる、という順番が大切なのだと、提言したわけです。
これを、ニーチェは『ツァラトゥストラ』の中で「三様の変化」として述べています。
日本でいうと、江戸時代の僧侶・良寛さんのようなものですね。
良寛さんは、子どもたちとかくれんぼをして遊び、子どもたちが帰ったあとも、ひとりで木の葉に埋もれて寝ていたという逸話があります。
良寛さんは、鞠つきに人生を見出す句も遺していますが、とにかく「子どものように素直な心で、明るく遊ぶ」を体現した人だといえるでしょう。
ですから、私たちも、良寛さんのように「子どものように素直な心で、明るく遊ぶ」気持ちで過ごすと、常に気分も晴れやかになります。
私が小学3年生の頃にはプロレスが流行していましたが、テレビで見たプロレスの技を真似してみるわけです。
両親には「孝はすぐに影響を受けるからねえ」などと笑われていましたが、この「すぐに影響されてみる」「あれこれ考えずにやってみる」というような“素直さ”こそが当時特有のものなのです。
今すぐ小学3年生の頃の“めちゃくちゃさ”を思い出してみましょう。
そして、童心に帰って世界を見渡し、「すぐに影響されてみる」「あれこれ考えずにやってみる」を、実践してみてください。
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『幸福を感じるのには童心とか、無心とか、 素直さとか言うものが必要である』(武者小路実篤)
大人になればなるほど、童心や、無心になること、素直さというものが薄れてきます。
自分に自信がなかったり、疑い深かったり、弱みを見せられなかったり、謝ることができなかったり、プライドが高かったり、甘えがあったり、過剰防衛だったり、カッコをつけたり、するからです。
「素直」の反対は、頑(かたく)な、ひねくれた、意固地、強情(ごうじょう)、偏屈(へんくつ)、意地っ張り、などです。
講演などでいい話を聞いても、素直に、すぐにそれを始める人は少ない、というより、講演会場を出たらすぐに忘れてしまう人が大半です。
「すぐに影響されにくい」状態です。
心のまわりに「頑な」という「殻(から)」がびっしりついているので、どんないい話も跳ね返されてしまうのです。
いい話を聞いたらすぐに始めてみる、というような、フットワークの軽さ、素直さは、年を重ねれば重ねるほど必要です。
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