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恩送りとヘルパーズハイ 人の心に灯をともす 5511より 写真はKさんからいただいたプレゼントです(*...

2023年10月28日 | 
【恩送りとヘルパーズハイ】5511



若山陽一郎氏の心に響く言葉より…


「恩送り」は、はるか昔の江戸時代から行われてきたのです。

昔の人たちが、「恩送り」のメリットを知りながら行動されていたかは定かではありません。

ですが、「お互いさま」「持ちつ持たれつ」などと言いながら、助け合って生きてこられたのではないでしょうか。


現代では、どうでしょうか。

営利を目的としないNPOの活動や、被災地などでのボランティア活動、そして誰かの夢を寄付や出資で支えるクラウドファンディング など、「恩送り」に該当する活動が、混沌とした今の社会をより良い方向に導いているのは間違いないでしょう。


多くの人も、「恩送り」を求めています。

なぜなら、与えられるよりも、与える側のほうが、より幸福感を得られることに気づいているからです。

与えることで、たとえ物質的なマイナスが生じたとしても、得るもののほうが圧倒的に大きい。

つまり「恩送り」の数が増えるごとに、世の中の幸福度も高まっていくのです。


ではなぜ恩送りのような行為が増えているのでしょうか。

それは、単純に人に何かを与えることが気持ちいいからです。

ここでは、「ヘルパーズハイ」という心理学用語について取り上げてみます。


ヘルパーズハイとは、「人に親切にすると、自分の幸福度が上がる」という現象のことを言います。

人助けをすることで、自分も幸せを感じられるという点は、「恩送り」とも通じるものがありますね。

脳科学の世界では、人に親切にするという行為は、脳の報酬中枢が活性化し、その結果ドーパミンが大量に分泌されることが判明しているのだとか。

つまり人に親切にすると、良い気分、すなわち「ハイ」になるのです。


ヘルパーズハイの効果を検証したデータを、アメリカの心理学者、アダム・グラントの著書『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房)より紹介します。

『24歳以上のアメリカ人2800人を対象にしたある調査において、ボランティア活 動をすると、活動から1年後の幸福度、人生の満足度、自尊心が高まり、うつ病が軽減した』


ヘルパーズハイの大事なポイントは、自分が誰かの役にたっていることを実感できるか否かということ。

人の役に立つ、あるいは必要とされるということは、こんなにも自分を幸福にするものなのですね。


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受けた恩を、受けた人に返すのは、「恩返し」。

受けた恩を、受けた人にではなく、別の人に返すことを、「恩送り」という。


恩送りは、見返りを求めずに、見知らぬ人に、受けた恩を送る。

損得を考えず、ひそかに善行を行うことは、現代ではあまり、はやらない。

善行をひけらかし、免罪符とする有名人も多い。


本当は、お金の金額の多い少ないや、事の大きい少ないではなく、自分のできる範囲で、密かに行う小さな善行こそが、徳積みだ。

「潜行密用(せんぎょうみつよう)は、愚(ぐ)の如(ごと)く魯(ろ)の如し」という禅語がある。

密かに、目立たずに行うことは、愚(おろ)か者のようでもあり、間抜けのようでもあるが、それでよい、という意味だ。


たとえ、愚か者とか、間抜けと呼ばれようと、密かな徳積みができること…


「恩送りとヘルパーズハイ」

人の役に立ち、人から必要とされる人でありたい。








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