【どうしても気分が乗らないときは】4992
心理学者、内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…
「ものすごく大切な商談が控えているというのに、どうしてもやる気が出てこない」
「どうしても今日中に終わらせなければならないのに、なぜかやる気にならない」
人間なのですから、そういう日だって、一年に何回かはあるものですよ。
けれども、のっぴきならない状況であることには変わりがありませんから、なんとかしてやる気を引っ張り出してこなければなりません。
さて、どうすればいいのでしょうか。
そこで1つ、心理学の裏ワザをお教えしましょう。
それは、ものすごく歯を食いしばって、手をギュッと握って、握りこぶしを作るのです。
「歯を食いしばる」とか「握りこぶしを作る」というのは、攻撃するときの動作ですよね。
そういう攻撃の動作をしていると、私たちの心には、やる気が出てくるのですよ。
なぜなら、やる気というのは、攻撃性とも関連しているからです。
私たちの脳みそは、私たちの表情によってだまされます。
同じことは、姿勢にも言えるのです。
攻撃的な姿勢をとっていると、私たちの脳みそは、「さあ、大変だ。攻撃の準備をしなきゃいけないぞ。 急いで、アドレナリン出さないと」と思うのです。
アドレナリンは、攻撃のためのホルモンですが、まさにやる気を引き出すホルモンでもあるのです。
ですから、攻撃的な動作をとっていると、やる気のほうも引き出されてくる、という寸法です。
やる気がないときには、ぜひこの裏ワザを試してみてください。
ポルトガルにあるリスボン大学のトーマス・シューベルトは、「ある作業をしながら、人間は、別の作業も同時にできるのかを調べたいんですよ」と嘘をついて、利き手でないほうの手でジャンケンのグーを作らせながら、自己評価のためのテストを受けさせました。
本当は、握りこぶしを作っていると、自己評価がどう変わるのかを調べる実験だったのですが。
その結果、握りこぶしを作っていると、積極的で、自信がつく、と感じやすくなることがわかりました。
この結果は、ジャンケンのチョキの動作をとらせたときには、見られないものでした。
やはり、握りこぶしでなければならないようです。
「なんか、やる気が出なくて困るなあ......」というときには、歯を食いしばって、 思いっきり手を強く握って握りこぶしを作ってみてください。
そうすると、心の中に積極的なやる気が生まれてくるはずです。
やる気を引き出すのは、そんなに難しいことでもありません。
やる気があるような姿勢、つまり、攻撃的な姿勢をとってみるだけで、私たちの脳 みそからはやる気の源のアドレナリンが分泌されるからです。
『おもしろいほどやる気になる本』明日香出版社
https://amzn.to/3LPfPoj
「やる気」とは「憤(ふん)」のことです。
井原隆一氏は「憤」についてこう語っています。
『「憤(ふん)の一字は、これ進学の機関なり。舜何人(しゅんなんぴと)ぞや、予(われ)何人ぞやとは、まさにこれ憤なり」
発憤するということは、学問を勧めるためには最も肝要なことである。
孔子の最高の弟子といわれた顔淵(がんえん)が舜(中国古代、理想の帝王といわれた聖人)も自分も同じ人間ではないか。
なろうという志さえ立てれば舜のような人間になれる、といったのも、まさに発憤ということになる。』(「言志四録」を読む/プレジデント社)より
「憤」とは「憤(いきどお)る」ことで、奮い立つことです。
これは、「怒り」とは違います。
他人に対する、身勝手な怒りではなく、この状況を何とかしなければいけない、というやむにやまれぬ気持ちが「憤」です。
孔子はそれを、「憤せざれば啓(けい)せず」と言いました。
学問に対して、ふるい立つほどの情熱を持たない者には、教え導くことはしない、ということです。
つまり、自ら学びたいという燃えるような情熱がなければ、手助けすることはできないということです。
やる気というのは、熱い「情熱」のことでもあります。
それがまさに、発憤することです。
しかし、その「憤」を長く持続させるには、コツがあります。
それが、「歯を食いしばる」ことであり、「握りこぶしを作る」ことです。
どんなときも、「やる気」を出せる人でありたいと思います。
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心理学者、内藤誼人(よしひと)氏の心に響く言葉より…
「ものすごく大切な商談が控えているというのに、どうしてもやる気が出てこない」
「どうしても今日中に終わらせなければならないのに、なぜかやる気にならない」
人間なのですから、そういう日だって、一年に何回かはあるものですよ。
けれども、のっぴきならない状況であることには変わりがありませんから、なんとかしてやる気を引っ張り出してこなければなりません。
さて、どうすればいいのでしょうか。
そこで1つ、心理学の裏ワザをお教えしましょう。
それは、ものすごく歯を食いしばって、手をギュッと握って、握りこぶしを作るのです。
「歯を食いしばる」とか「握りこぶしを作る」というのは、攻撃するときの動作ですよね。
そういう攻撃の動作をしていると、私たちの心には、やる気が出てくるのですよ。
なぜなら、やる気というのは、攻撃性とも関連しているからです。
私たちの脳みそは、私たちの表情によってだまされます。
同じことは、姿勢にも言えるのです。
攻撃的な姿勢をとっていると、私たちの脳みそは、「さあ、大変だ。攻撃の準備をしなきゃいけないぞ。 急いで、アドレナリン出さないと」と思うのです。
アドレナリンは、攻撃のためのホルモンですが、まさにやる気を引き出すホルモンでもあるのです。
ですから、攻撃的な動作をとっていると、やる気のほうも引き出されてくる、という寸法です。
やる気がないときには、ぜひこの裏ワザを試してみてください。
ポルトガルにあるリスボン大学のトーマス・シューベルトは、「ある作業をしながら、人間は、別の作業も同時にできるのかを調べたいんですよ」と嘘をついて、利き手でないほうの手でジャンケンのグーを作らせながら、自己評価のためのテストを受けさせました。
本当は、握りこぶしを作っていると、自己評価がどう変わるのかを調べる実験だったのですが。
その結果、握りこぶしを作っていると、積極的で、自信がつく、と感じやすくなることがわかりました。
この結果は、ジャンケンのチョキの動作をとらせたときには、見られないものでした。
やはり、握りこぶしでなければならないようです。
「なんか、やる気が出なくて困るなあ......」というときには、歯を食いしばって、 思いっきり手を強く握って握りこぶしを作ってみてください。
そうすると、心の中に積極的なやる気が生まれてくるはずです。
やる気を引き出すのは、そんなに難しいことでもありません。
やる気があるような姿勢、つまり、攻撃的な姿勢をとってみるだけで、私たちの脳 みそからはやる気の源のアドレナリンが分泌されるからです。
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「やる気」とは「憤(ふん)」のことです。
井原隆一氏は「憤」についてこう語っています。
『「憤(ふん)の一字は、これ進学の機関なり。舜何人(しゅんなんぴと)ぞや、予(われ)何人ぞやとは、まさにこれ憤なり」
発憤するということは、学問を勧めるためには最も肝要なことである。
孔子の最高の弟子といわれた顔淵(がんえん)が舜(中国古代、理想の帝王といわれた聖人)も自分も同じ人間ではないか。
なろうという志さえ立てれば舜のような人間になれる、といったのも、まさに発憤ということになる。』(「言志四録」を読む/プレジデント社)より
「憤」とは「憤(いきどお)る」ことで、奮い立つことです。
これは、「怒り」とは違います。
他人に対する、身勝手な怒りではなく、この状況を何とかしなければいけない、というやむにやまれぬ気持ちが「憤」です。
孔子はそれを、「憤せざれば啓(けい)せず」と言いました。
学問に対して、ふるい立つほどの情熱を持たない者には、教え導くことはしない、ということです。
つまり、自ら学びたいという燃えるような情熱がなければ、手助けすることはできないということです。
やる気というのは、熱い「情熱」のことでもあります。
それがまさに、発憤することです。
しかし、その「憤」を長く持続させるには、コツがあります。
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