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vol.3324 ピノキオという生き方 魂が震える話より 写真はCさんからいただいたプレゼントです╰...

2017年05月15日 | 
vol.3324 ピノキオという生き方

芸能人の萩本欽一さんと、勝俣州和さんのお話です。


勝俣さんは「CHA−CHA」というグループの活動停止後、タレントとしての仕事がなく、番組制作の裏方や放送作家等をしていました。


その後、現在に至るまでタレントとして活躍しているのですが、その秘訣のお話です♪


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「お前、よく返り咲いたなぁ」と言ったら「ハイ、あの時、教えてもらった通りにやったらうまくいきました!」と勝俣くん。


「お前に何か言った?」。全く忘れています。


僕は彼にこう言ったそうです。


「お前ねぇ、今、ディレクターをやっている土屋とか、番組を動かしている人間にヨイショしててもダメだよ。


彼らは今、活躍している人気者と仲が良く、若い人をメインに使ってくれることは少ない。


お前が本当に仕事をする相手は、ディレクターの下についている若手のAD(アシスタント・ディレクター)達。


彼らと仲良くしておくことだよ。


彼らはまだ給料も少ない。


仲間との食事に行ってお金を使うんだったら、彼らに『食事に行きましょう!』と声をかけ、食事代を払う。


そうやって仲良くしておけば、その人達が一本立ちして自分の番組を持つ時、『僕の一番仲が良いタレントは勝俣くんだ。一緒に番組をやろう!』と必ず言ってくれるから」


「言われる通りにやってたら、3年後になってその時一緒に飲んだり、食ったりしていたADが『勝俣くん、オレ、一人前になったよ。番組、出るか?』。3人同時に声をかけてくれて、レギュラーが一気に3本になりました!」


僕が言ったのは「売れたのは僕のおかげじゃない。お前の気分の良さが、そういう結果を生んだんだよ」


だって、奢ってあげたり、一緒に食事をすれば、誰でも番組に出演できるわけではないですから。


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運が開ける【欽言録】

萩本欽一 著

徳間書店


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萩本さんの言ったことを素直に行動できる勝俣さんは、やはりなるべくして現在の活躍なんだと思います。


どんな番組に出ても場を盛り上げ、大御所芸能人を相手にしても絶妙な返しが出来る勝俣さんは、芸能界でも貴重な存在なのでしょう。


勝俣さんが返り咲く前の仕事がないとき、ディズニーランドに行ってある決意をしたそうです。


そのとき目にしたモノは、主役のミッキーの横で、一生懸命踊るピノキオ。


そんなピノキオを見て、『主役にはなれないけど、精一杯頑張ってみんなを楽しくできれば』と決意。


それ以来、勝俣さんはピノキオと同じように、その気持ちを忘れないように、冬だろうがなんだろうが短パン穿き続けているのです。


仕事でも職場でも、もしかしたら自分が主役になれないかもしれない。


でも、仮に主役じゃなかったとしても、勝俣さんのように「ピノキオという生き方」がある!


一生懸命主役を引き立て、場を盛り上げ、チームとして成功するという生き方。


その手柄は主役に持っていかれるかもしれませんが、それに徹する人はまた、等しく愛される人になっていくでしょう♪


先日ある番組で、ベッキーさんと勝俣さんが出ていたのですが、休業していたベッキーさんに「何でも相談してください。僕はいつもそばにいますから」と励ましの手紙を送ったそうです。


ベッキーさんは「忘れないです」「一番最初にそうした行動をとってくれたのが勝俣さん」と感謝していました。


きっと、自分自身も仕事がない期間があって、そんな時に自分が一番言ってもらいたかった言葉だったのではないでしょうか。


だからこそ、人の気持ちを察し、行動できるのでしょうね♪


本当に素敵な方です(^^♪


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