外国のドラマなんかで手袋をしたきちっとした身なりの高齢の女性が、小さなバッグから柄付きの眼鏡を取り出して手紙を読むというシーン。子どもの頃にはこの眼鏡を使う事が「きれいな大人の人」なんだなとぼんやりと思っていたみたい。
ツルのついた眼鏡はすでに発明されていたけど、こんな風な柄付きの眼鏡は18世紀から19世紀の初めごろにファッションとして広まっていたようだ。この2点は高価なベッコウ製。(The Encyclopedia of Collectiblesより)一番上の写真の3点は折りたたみ式になっていて紐を通して首に掛けられる。プラスティック製のものは1950年代のアメリカ製。
お買い物先でちょっとお値段を見たい時には便利。眼鏡を忘れた時でもお店なんかのカウンターに置いてあるみんなが使える老眼鏡だけは意地でも使いたくないと思うのは、ふっと「きれいなオトナの人」が出てくるからなんだな。
*OMAKE*
*OMAKEにいつもサラ店長がイラストで登場よ。探してね。イラストbyマギーマッコイ*
にほんブログ村
人気ブログランキングへ