目まぐるしく変わるファッションの世界ほどではないにしろインテリアの世界にも流行色があるもの。アメリカのキッチンで言えば1930年代、1940年代のグリーン、50年代の赤と白のコンビ、70年代のアボカドグリーンなど。
アメリカのアンティークモールで青いリンゴに少しグレーを混ぜたようなグリーンのキッチン道具を始めて見た時の新鮮な感動を今でも覚えている。台所用品には安全とか清潔なイメージのグリーンはぴったりだし、今まで見たこともない美しい緑色に惹かれて思わず手にとってしまった。後でこのグリーンが1930年代を代表するアンティークグリーンと呼ばれている色だと知ったのだけどね。1920年代にたくさんの人が地方から町に引っ越しするようになるとグリーンの製品の需要が増えていったそうだけど、理由の一つに郊外で生活していた人たちが町に引っ越した後でも身近にあったグリーンを生活に取り入れたかったというのがあるとか。
やがて時代はディプレッションエラと言われる大恐慌時代に入っていくわけ。この時代にキッチンを明るい色にしてくれたのがディプレッショングラスやディプレッションポタリーだったのだ。赤、ピンク、黄色などの中でもグリーンが特に人気があったらしい。
ポタリーもカラフルになって,特に有名なのはホーマーラフリンの”フィエスタ”や、バウワーの”リング”シリーズ。
さて最後に登場のJadeite。グリーンと言ったらこのグリーンを思い浮かべる方は多いと思う。Fire Kingはあまりに有名だけど、グリーンの先駆者とも言えるMcKeeやJeannetteも忘れてはいけない会社と言える。
See You Later!
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