
歳末でいそがしい時、「ボッシュがどうした?帽子が何なの?」というのは先刻承知。でもこのひっそりしたアンティーク屋にいるとついついこんな話もしたくなるのだ。
さて、ボッシュというのは中世のネーデルランドの画家だった。へんてこりんな生き物がたくさん描かれたちょっと不気味な作品を一度は見ているでしょう。ボッシュの画集から、当時の帽子事情がどんなだったのかちょっと垣間みてみよう。

一番上のブルーの帽子はとても中世的だけどこれは現代でも通用するではないか!ブリムの後ろがクルッとめくれているので狩猟用帽子でしょう。釣りの浮きみたいな飾りが面白いけれど何かに使われていた物なのでしょうね。

当時の帽子は今の時代の服にはとても被れないデザインだったとは言え、農作業など実用の帽子は今のと変わらなかったのでしょう。こんなのを見るとホッとする。

ボッシュの絵の中に日本の鷹匠と尼さん!!? 当時は日本で室町時代後期。まだ鉄砲もヨーロッパから伝来してないし何にも接点が無いと思うけど。歴史の学者さんに調べてもらいたいな。。。

女性に流行っていたヘニンという尖り帽子の犬用バージョン。

ヒロニムス・ボッシュさん。当時のアーティストはこんな変形べレーを被っていた?
ここまで読んでくれた人がいたならば。。「ありがとう!来年も良い事があるでしょう!」
OMAKE

*OMAKEはいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)のイラスト。探してね*

