McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

マリーアントワネットと帽子

2016-11-01 17:32:56 | ● 帽子の話


「わっ、マイフェアレディが被っていたような大きな帽子!」と思ったら、なんと被っているのは18世紀のマリーアントワネット。こっちの方が大きな帽子の本家本元。でもどうしてこんな大きな帽子なの?




女性がファッションとして帽子をかぶるようになるまでは、帽子は中世から男性のファッションアイテムだったらしいの。16世紀になるとイギリスのロンドンではイタリアの商業都市ミラノ(MILANO)からリボンや手袋、帽子にするための高級麦わらなどを輸入するようになって、16世紀も末になるとその高級麦わらから帽子やボンネットを作る人がミリナリー(MILLINARY)と呼ばれるようになったわけ。ミリナリーという職業の人たちはリボンやレースをふんだんに使って女性用の帽子を作り始めるようになって、例えば一番上のアントワネットが被っている様なレグホーンと呼ばれているストローハットも作られる様になっていく。帽子のスタイルは服のデザインととても関係があるけれど、ヘアスタイルとも関係が深くて、当時のヘアスタイルは大きく盛り上げた様なのが流行っていたので、帽子も大きく作られたっていうこと。





アントワネットをファッションリーダーと呼ばれるまでにしたのが服飾デザイナーのローザ・ベルタン(写真右側)と言われている。ローザは16歳でミリナリーとして働き始めて、才能とビジネス感覚の良さからアントワネットの帽子とドレスを作る様になりアントワネットの「ファッション大臣」なんて呼ばれるまでに出世したけれど、アントワネット処刑後はロンドンに亡命して、後にフランスに戻るもすでに過去の人となってしまっていた。アントワネットに取り立てられていた頃には随分と傲慢になってしまって、自分のお店のお客さまには随分な態度を取っていたらしいので自業自得と言えないこともないのでしょう。






特定のファッションリーダーがいなくなった後、帽子は色々と変化に富んだ形のものが作られる様になって、やがて19世紀になるとボンネットが流行となり、女性は帽子と手袋なしで公の場所に行くのはふさわしくないことと言われるほどに定着していった。。この三点は18世紀末の帽子。



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