コロナ感染が拡大しつつある中ではあったが、品川・御殿山の「原 美術館」が来年年始早々に閉館を迎えることを知り、ぜひとも行きたいと思い、予約をして行ってきた。行きは、品川の人混みを避けるために、大崎からぶらぶら歩き（距離的にも、品川駅からより大崎駅からのほうが近い）、秋色の都会の景色を楽しみながら向かった。予約時間の１０分前に集合し、消毒、検温をすると、チケットを購入して、その後は何時間いても大丈夫だった。大都会の真ん中にたたずむ、緑あふれる中庭、そして歴史があり、とても洒落た建物。入口からの風景もとても素敵だった。最後の展覧会となった展示も良かったが、なんと言っても中庭を臨むカフェが素敵だ。今は、スィーツ、ドリンクのみの営業だったが、木の実のパイと白ワインを注文し、緑の中庭を臨みながら、ひとり心落ち着く、素晴らしい時間を楽しんだ。あ〜、この美術館が閉館してしまうなんて、もったいない。残念だなぁと思いながら、美術館をあとにした。帰りは、京急の北品川駅へ向かった。ここから京急に乗り、品川で都営浅草線を経由して京成に入る、成田空港行きに乗り換えて、青砥駅へ。青砥で下車した後に向かった先は、かつしかシンフォニーヒルズへ。夜は、葉加瀬太郎さんのコンサート。このコンサートツアー３回目のコンサート。３回目とはいえ、いつもいつも素晴らしい音色に癒され、心から感動の時を過ごした。秋らしい景色（これは自然の芸術）と、素晴らしい芸術を楽しんだ一日だった。
