企業の内部留保の合計は約506兆円で史上最高との事である。儲けをリソースの提供元たる日本国、ひいては日本国民、更にひいては私に還元しないとはいい度胸である。半分よこせとは言わないが、少しは回してくれても良いんじゃないの?と多分財務省も言っているだろう。ただ「殆どは海外での儲けじゃい」と至極真っ当な反論をされるだけだろう。国を挙げての貯蓄好きと云う側面も有るのかも知れない。しかし企業はキャッシュフローを生み出してナンボである。殆どの利益を投資に回してキャッシュフローしか無いアマゾンの様なバケモノはともかく、国家からリソースを借りて稼いだ上で利子(給与と税金)を付けて返すのが本来の在り方だろう。情勢不安定で先行き不透明なのは分かるのだが、先進技術にもっと投資しても良いのではないか。ただ個人的には内部留保が5000兆円と云うのを一度見てみたいと思うし、その一部を分けてもらいたいと心より願っているのである。