誰も褒めないので、私がJR東日本の計画運休を称賛する。その前にけなしておきたい。一般的には「けなしてから褒める」方が、「褒めてからけなす」よりも相手に好印象を与えると云われている。JRの好感度を上げた所で何か貰える訳では無いのでそう云う心理学的テクニックを使う必要も無いのだろうが、「けなしてから傷口を広げ塩を擦り込み」がちなので、自身の対人関係トレーニングの為だと思ってまずはその非を並べ立てたい。まず責められるべきは、不完全な情報を流布した事である。如何にも8時ジャストから全線運転します、かの様な印象を与える発表は問題だった。また山手線内の倒木や総武線の駅舎の屋根が吹っ飛んでいた事実を把握していたにも拘らず、運転再開の繰り下げの判断を見誤り多くの通勤客を駅周辺に足止めしたのは、危機管理として稚拙である。６時頃に「午前中運休」の様に再度マスコミを通じて発表する時間は十分有ったと思う。JR東は偉い。