どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2491

2019-11-02 20:33:56 | 時間の無駄
技術を魔術にしてはならない。プログラミング教育の本質はそこにあると、どこかで読んだ。個人的には絶対に魔術で動いていると確信しているパーツも有るのだが、大人の建前としてそれは口外出来ないものなのだろう。コンピュータの心臓部であるプロセッサは、平たく言えば「信号をルール通りにオンオフする場所」であり、そのややこしい組み合わせを高速大量に繰り返し、加減乗除を表現しているに過ぎない。その段取りを記述するのがプログラムであり、決して「人智を超えた秘術で動いている」訳では無い事を子供達に納得してもらうのは、大切だと思う。ただ教える側がそう云う基礎に詳しいとも限らないし、「何故スマホは指でなぞると動くのか」を問われて窮する大人は少なくないと思う。社会に出たら成果が全てなので中身に精通する必要性は確かに無いが、「どうしてだろうね」と思ったら大人の建前は一旦横に置いて、一緒に学ぶ姿勢を見せて欲しいのである。