日本モデルの全世界への展開はまだかな。そんな嫌味で納涼とするさいたまである。本題に入る。日本の行政オンライン化（死語）の旗手であるe-Taxであるが、ブラウザ縛りの呪いから脱却出来ていない。開発当時のシェアからすればIEに特化したのは真っ当な選択であった。まさかMS純正がGoogleに食われるとは想像も出来なかっただろう。しかしChromeが覇権を握った後も、Windowsの製作元が出しているからと油断して複数環境対応を怠ったのはまずかった。IEがEdgeに取って代わられ、慌てて改修したらEdgeがChroniumエンジンに変わると云う豹変ぶりに追従出来ず、結局IE11を使って下さいと云う所に落ち着いている。特定の技術に束縛される恐ろしさを学べる良い教材ではあるのだが、そろそろ何とかすべきだろう。スマホ版は推奨環境がChromeとSafariなんだから何とかなりそうなものであるが、いやスマホはスマホ、PCはPCですからと云う我が国独自の縦割りモデルで構築されていないか懸念しているのである。