ここまで幅広く使われていたとは思わなかった。足掛け3日に及ぶauの通信障害である。被害を受けた方には心からの同情を申し上げる。スマホでの通話通信が出来なくなっただけでなく、タッチ決済や荷物追跡やATMやアメダスにまで影響が及ぶと云う、ある意味災害クラスのインシデントである。それだけケータイの通信網が便利で、依存するシステムが増えたと云う事であり、IoT後進国と言われながらもやる事はやってるじゃないかと、変な方向で感心している。今回は機器交換トラブルだった様だが、通信量の増大も背景には有ると推測している。難攻不落と言われたドコモもやらかす様になっているし、設備投資が需要に追い付いていない可能性も否定出来ない。絶対にダウンさせない事が望ましいが、原理的にも費用対効果の面からも現実的では無い。障害時の相互ローミングをキャリア各社に要請するのが総務省のお仕事であり、遺憾の意を述べている場合ではないのである。