どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2484

2019-10-26 20:27:26 | 時間の無駄
ラグビーW杯も佳境である。日本は惜しくも敗退したが、それでも試合には多くのファンが駆け付け声援を送っている様である。スポーツイベントとしては大成功だろう。日本代表の大健闘が功績として一番なのは言うまでもないが、テレビでの見せ方も上手かったと思う。ワイヤーで吊るされたカメラが捉えた真上からの映像は、スクラムやパス展開の臨場感を際立たせていたし、反則等で試合が止まった時には、すぐにテロップでその説明が表示される。ルールを理解していなくても、見ていて楽しめるのである。それらの放送技術が進歩していけば、これまで日本人に馴染みが薄かったスポーツでも見せ方ひとつで人気コンテンツ化する事も出来るのではないか。5G通信網とIoTの普及は、そう云った可能性も秘めていると思う。「ごつい男に寄ってたかって揉みくちゃにされるボール視点のラグビー」と云うのも、視聴率が稼げるかどうかは知らないが、一度は観てみたいのである。

どうでもいい四百字 2483

2019-10-25 18:07:00 | 時間の無駄
やりたいか?どぉ~してもマラソンを、東京で開催したいか?宜しい。私にいい考えがある(トランスフォーマーのコンボイ司令官風に)。簡単な話で、五輪開催を12月まで延長するのである。その他の競技も現在の日程に拘らず、競技者の健康に悪影響が出そうであれば、次の土日に順延する様に見直せば良い。4か月もあれば、お日柄の良い機会もあるだろう。予定されている閉会式は「中締め」としてそのまま挙行すれば良い。大半の選手はそこで帰国するし、残った選手の滞在費用は、暑さ対策で舗装を300億円かけて張り替えるだけの潤沢な資金力を誇る東京都である。懐に響く事もあるまい。そもそもテレビ放映権の関係で8月にやると云う、およそアスリートファーストと思えない理由で決まった日程である。その位の意趣返しをIOCに出来ない様なら、スポーツ大国日本の名折れであろう。以降開催の都市でヤンチャが出来る様な、いい考えをひり出してもらいたいのである。

どうでもいい四百字 2482

2019-10-24 19:12:35 | 時間の無駄
これヤッバイよね。でも今からだと無理だよね。じゃあ様子を見よっか。そんな事なかれ主義の甲斐もあって、東京の江東5区の広域避難は発令されなかったとさ。めでたしめでたし。行政当局を責めるのは簡単である。しかし実際問題として、250万人の迅速な避難がほぼ絶望的なのも事実である。新潟県の人口は約222万人だが、あれだけ長い県境を有していたとしても、県民が一斉に移動したら各地で大渋滞になるのは間違いない。江東5区は川に囲まれ、橋がボトルネックになると云う地形的不利も有る。避難自体で死人が出兼ねない、厳しい環境だと言っていい。仮に脱出出来たとしても、その人々を受け入れる施設は想定されていない。善良な市民が、各地でヒャッハー化してもおかしくない事態であると今回の教訓を受け止めたい。すぐには難しいとは思うが、災害想定地区に居住する都民はさいたまに別荘を所有する義務を負わせる方向で、行政には頑張って欲しいのである。

どうでもいい四百字 2481

2019-10-23 20:30:26 | 時間の無駄
お役人様の賢さには、ほとほと恐れ入る。消費税増税に合わせて実施されているポイント還元であるが、これは「一時所得」に当たる様である。懸賞や福引で当選した時と同じ扱いになるらしい。還元と銘打っていながら実際には課税対象であるのは優良誤認であり景表法違反ではないのかと思うのだが、消費者庁と国税庁どっちが強いかを考えれば、その主張が認められる可能性は低いだろう。ただ特別控除が50万円なので、それだけのポイントを貯められる富裕層以外は深く考えなくても大丈夫かも知れない。それより厄介なのは、ポイントを使った時点で所得が発生したと見做されると云う見解だろう。コツコツ貯めて一気に使うと税務署に捕捉され、督促が届くかも知れない(キャッシュレスの暗黒面である)。毎年少しずつ消費していけば節税になるのだろうが、そう云った知恵や工夫のエネルギーを官民挙げて別の方向に傾けた方が、財政健全化に資する様に思えるのである。

どうでもいい四百字 2480

2019-10-22 20:37:56 | 時間の無駄
子曰わく、訟えを聴くは、吾なお人のごときなり。必ずや訟え無からしめんか。「判決を下すのなら私だって出来る、それよりも訴訟の無い社会にしたい」と孔子センセイは2500年前に仰ったそうな。ヨノナカ理想通りにはいかないものである。統治者が徳を実践し人民がそれに倣う社会を孔子は目指したのであるが、そんなに都合よく有徳者が出てくる筈も無く、法治で妥協しているのが現状である。法で治める以上、裁判が日常茶飯事になるのは致し方ない。何より徳治は、言い方は悪いが為政者の胸先三寸で全てが決まる。昨日と今日とで決定が変わるのでは釈然としない所も出てくるだろうし、何より「俺が有徳者だ」と自称する奴が恣意的に物事を決めていく場合が過去の事例では殆どである。民主主義とも非常に相性が悪く、徳治が為される将来は恐らく来ないだろう。部分的にはAIがその役目を担う事はあろうが、人民の性分からして裁判沙汰は無くなりそうもないのである。