いつも悩まされるのが山羊の爪切り。
一人ではなかなかできない。
一人が抑えてひとりがつめを切る。
それでだれかをだまして(?)手伝わせる。
でも山羊を怖がる人が多くなかなか手伝ってもらえない。
それでツメは伸び放題。
早く切らなぁ・・・と思いつつもついつい先送りしてしまう。
ところが先日我が家にひょっこり長年山羊の人工授精をしている人がやってきた。
山羊のツメを見て、さすがに見かねたのか切ってやる、と言い出した。
もちろんこっちも願ったりかなったり、で早速切ってもらうことにした。
しかしどうやって切るんだろう・・・とみてたら、剪定ばさみと鎌を車から持ってきた。
まずかもめ。
剪定ばさみでざくっと、思いっきり深爪できった。
えっ、こんなに切っていいんかいな?
今までは恐る恐るニッパーで少しずつ切ってたから・・・
そして次に鎌でバサッと切る。
はらはらしつつもあっけなく終わった。
切り跡が馬の蹄のように丸くなった。
次にねね。
嫌がるねねを押さえつけて、
ざくっ、ざくっ、ざくっ
大丈夫かいな・・・
そのうちうっすらと血が
あ~あ、やっぱりやってもうた。
でもまったく気にする風もなく、ユキの番になった。
これが最大の難敵でユキは知らない人を見ると背中の毛を逆立てて襲い掛かる。
それで杭にロープで固定して、押さえつける。
ざくっ、ざくっ、ざくっ
そのうちどっと血が出てきた。
無茶しよるなぁ。
足を切ってどないすんねん!
でもこの人平気な顔で、「痛がってるなぁ・・・」
まったく!
そしてアルコールで消毒して終わり。
普通だったらおろおろして、獣医の心配をするところなのに・・・
そこがプロとアマの違いなのかも知れない。
ニッパーでちまりちまりと切ってては商売にならぬ。
それに好意で切ってもらってるので文句も言えない。
こうして何とかユキの爪切りも終わった。
ユキは痛がり歩くのもつらそう。
1日後、まだかなり痛そうでゆっくり歩く。
2日後、歩けるようにはなったけどまだ辛そう。
3日後、どうにか普通に歩けるようにになったけど、まだ走れない。
でもともあれ、何とか回復したのでひと安心。
本当は今くらいが一番いい。
完全に回復したらまた暴れだすから。
しかし、やっぱり無茶しよるなぁ・・・