ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

チボー家の人々

2010年06月17日 09時13分20秒 | 雑感
「チボー家の人々」を今読んでいる。
この本は中学生や高校生が読む本というイメージがあり、ずっと読みたいとは思いながらも、読み時期を逃してしまい、今まで一度も読まないできた。
でもたまたま近くの図書館で廃本の中に「チボー家の人々」全5巻があり、迷った末もらってきた。
今この齢ではたして全部読めるだろうか?
また読んで感激はしないにしても、どう感じるか興味をもったから。

読んでみると~まだ1巻の半分くらいだけど~翻訳の文章の不自然な日本語が、特に会話の部分が、気になって仕方がない。
バカ丁寧な会話の部分を読むとバイト学生のコンビニ言葉や外食チェーン店言葉をついつい想像してしまう。
翻訳者は日本語に訳するのだから、もっと当たり前の日本語を勉強して欲しい。
今でも翻訳小説は、最近はほとんど読んでないのでわからないけど、このようなわざとらしい日本語を使っているのだろうか?
それから枚数稼ぎだとしか思えないような大河小説特有のくどくどしい描写も気になる。

というわけで学生時代と違って読むのに集中できず時間がかかっている。
高校の頃はトルストイやドストエフスキーやロマン・ロランなどの長い作品をよく読んだけど、あの頃読んでて本当に良かったと思う。
今では「戦争と平和」などはとうてい読むことはできないだろうし、昔のように感激することもないだろう。

ところで「チボー家の人々」、まだ読み始めたばかりなのでなんともいえないけどそれなりにおもしろい。
これなら多分全巻読んでしまえるだろう。
そして小説には感激しないにしても、まだ大河小説を読めるだけの気力があったんだな、ということに感激するかもしれない。
そして「痴呆家の人々」というパロディの短編を書いてみようかな、という気にもなるかもしれない????
コメント
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