隣の町の桃農園に桃の摘果に行ってきた。
前回の摘果でいっぱいとったつもりだったのに、まだまだわんさか残っていた。
ねがしみったれ人間、元気に大きくなってる実を摘み取るのがなんともなんともおしい!
みんなせいいっぱい大きくなろうと生きてるのにね。
このまま置いといたら、小さいながらもそれなりに大きくなるのに、
それなりに大きくなった桃が食べれるのにね。
それを摘みとる・・・まるでソフィーの選択。
ソフィーの選択を強いたナチスの看守は桃の実をもぎ取る心の痛みを覚えることもなく小さな命をもぎ取ったのだろうか?
なんて・・・ふとふと考えながら、不要な実をもぎとった。
ぐじぐじ悩みながらもぎ取った。
でもなれるとそんな心の痛みを感じることもなく、ばさばさっともぎ取っていく、
そんな自分が怖い!
まるで自分がナチスの看守になったよう。
いえいえそんなことじゃない。
選ばれた桃をより大きく育えてるための犠牲?
いえいえ犠牲じゃないよ、
摘んだ実は桃シロップにしようとたくさん持ち帰ってきた。
そう、摘み取られるだけでなく、美味しいシロップに役立ってくれたら・・・
いいな!