ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

陰陽師

2024年03月23日 15時58分22秒 | 本の中から
先月からふと「陰陽師」夢枕獏・作を読んでいる。
なんか評判らしいので・・・
そしてもう16冊目。
なんせ短いかい会話、短い文章ごとに段落を変えているのですいすい読める。
これって枚数稼ぎじゃない?
漫画の台本にもなってるらしいからかな・・・
これが新人の作家だったら、出版社に嫌な顔をされて、
「却下!書き直し!!」
なんて言われるところだろう。
でもそこはそれ、(きっと)売れっ子作家なので出版社も何にも言えないのだろう。
でもおかげですいすい読める。

読む前は陰陽師・安倍晴明と蘆屋道満の戦いを書いた歴史小説かなと思っていたけど、そんなではなくて、晴明を中心に時々道満も登場するオリジナル短編集だった。
平安時代はなにやら魑魅魍魎が徘徊する怪しげな時代で、当時の人は本当に鬼の存在を信じていたらしい。
源氏物語や枕草子、蜻蛉日記、更級日記などを通してみる雅やかな平安貴族の暮らしではなく、今昔物語りを通して垣間見る庶民の貧しい、おどろおどろした暮らし、それが平安時代の世界なのだろう。
そこは怨霊、呪詛、鬼、そして陰陽師の世界。
今の感覚だと盗賊・強盗が蔓延るものすごく治安が悪い世界だと思えけど、
当時の人はこれを鬼のせいにしたのだろう。

でもまあそれはそれ、もう充分に楽しんだので次はもっと他の世界の旅をしよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

締まりのない話

2024年03月23日 07時15分06秒 | テレビの中から
3月ももうすぐ終わりなのに、まだ寒く荒れた冬日が続いている。
一昨日は雪も積もった。
仕方がないもっぱら家の中で読書やパソコンで過ごしている。
そして夕方からは相撲と晩酌。
今相撲が面白い。
大阪場所は荒れる場所だとか、
そうそう尊富士と大の里の活躍で大いに荒れている。
先場所は大の里があわや優勝か?と期待を持たせ、
今場所はひょっとしたら今日にでも幕下最下位の尊富士優勝か?

ところでそんなことよりこんなこと、
相撲を見ててふと気づいた、昔は対戦中まわしが緩んだら、回し待った。
行司がすぐに止めて、回しを直させたものだけど、
近頃では回しが緩んで垂れ下がって止めないで相撲を続けさせている。
もしそのまま回しがとれてしまったらどうなるのだろう?
脱がした方が負けになりそうなものだけど、確か脱がされた方が負けになる・・・はず。
回しをしっかり締めてなかった、わいせつ物陳列罪だ!ということになるのではないかな?
でも実際はそんな展開にはならないだろう。
きっと行司がすぐに軍配で局所を隠して、「残った、残った、残った!」
そして女性客へのサービスとばかり時々は「ちょっとだけよ~」と軍配をちらりとあげる。
そんな展開になりそうな気がする。
力士の皆さん、回しを締める時にはくれぐれもご注意を。

さて最後はゴーゴリの長い長い題の短編小説「イワンイワノビッチとイワンデニソボビッチが喧嘩した話」の最後のセリフを借りて、
このなんとも締まりのない話を締めることにしよう。

 諸君この世は退屈だ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする