字を書くのは人一倍苦手で、苦痛でさえある。
そのおもな理由は字が下手だということだけど、
なんせ自分よりも下手な人間に一度もあったことがないというほど下手なのだけど、
自分で書いた字を自分でも読めなくなることが時々あるくらいなのだけど、
それだけではなく、書くのはとても手が疲れるし、
書き間違ったとき、書き直しがとても面倒だし・・・
というわけでもっぱら手書きは避けてパソコンに頼っている。
パソコンに入力するのは少しも苦にならない。
訂正が楽なのがいい。
とりわけ順序だてて書いていかなくても、あとで編集しなおしたらいいので、思いつくまま入力できるのがいい。
ただ日本語変換だけど、間違ってないのだけど、ちょっとちがうなぁ、ということがよくある。
「ひとごと」と入れると「人事」と変換される。
「人事」というと「人事異動」などが連想されて、「人ごと」か「ひとごと」に入れなおす。
酒を「いっぱい」呑みたい・・・は「一杯」と変換され、
えっ、1杯しか呑めないの?、と思ってしまう。
「ひととき」「いっとき」「いちじ」「1時」は「一時」と変換される。
みなちがうんだけどなぁ・・・、と思いひらがなに入れなおす。
もっとも逆の場合もある、というよりも逆の場合が多い。
「すべて」は「全て」、「総て」、「凡て」、「統べて」、・・・
「全て」という読み方はあて字的でどうも使う気にはなれない。
ほかのすべてもどうもぴったりこない。
それでやっぱりひらがなにする。
というわけで、ついついひらがなが多い文章になってしまう。
それに漢字が多いと、とても難しい感じがしてなかなか読む気にはなれない。
漢字は字に意味があるけど、かなには意味はない。
読む方で勝手に考えて!、というのがいい。
なにより日本語変換でたくさん出てくると、え~と、どれだったかなぁ、と悩まないのですむのがいい。
これからますますかなが多い文章になっていくだろう。