ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

赤い鳥(2)

2020年05月17日 18時38分42秒 | 音楽の話
昔々サラリーマンをしてた頃、
あるとき大正時代にタイムスリップした。
そこは「赤い鳥」というココア専門の喫茶店、たまたま入った店。
そこには「赤い鳥」という雑誌がたくさん置いてあった。
「赤い鳥」~雑誌の名前は知っていたけど見るのは初めて、読むのも初めて。
川のそばのレトロな店でざらざらした紙にプリントされた粗末な小雑誌「赤い鳥」を読んだ。
「赤い鳥」は大正6年、鈴木三重吉が創刊した童話と童謡の児童雑誌。
鈴木三重吉は作家で教育者でもあった。
それで児童文学に情熱を持ったのだろう。
それまでの政府が進めてきた唱歌や説話を愚劣で低級だとして、
新たに童話と童謡の児童雑誌を創刊したのだった。
今の立場で見ると明治・大正の唱歌を愚劣で低級だとは少しも思わないけど、
まあいつの時代でも若者は時の権力者や政権に反対するもの。
逆に権力者や政権にべったりの若者がいたら、これはとっても気持ち悪い。
というわけで大正6年に児童雑誌を創刊して多くの若者が集まった。
そうそうたるメンバーが。
鈴木三重吉は漱石門下でもあったので、きっとまず同じ漱石門下の芥川龍之介に話を持ち込み、渋る芥川を無理やり引きずり込んだ・・・と勝手に想像する。
さらに鈴木三重吉はとってもリーダーシップがあったのか、
有島武郎、泉鏡花、北原白秋、高浜虚子、徳田秋声などを巻き込んで「赤い鳥」を立ち上げ創刊する。
その後、小山内薫、久保田万太郎、菊池寛、西條八十、谷崎潤一郎、三木露風・・・らも作品を寄稿したり編集に携わった。
そう、日本の文壇の大御所たちが集い集まり児童雑誌「赤い鳥」を立ち上げた・・・
すごい!これってすごいことじゃない?!・・・なんて今では思うけど、
当時ほとんどの人は駆け出しのあるいは無名の作家たちだった。
ちなみに大正6年創刊の時の年齢は、鈴木三重吉 35歳、芥川龍之介 25歳、有島武郎 39歳、泉鏡花 44歳、北原白秋 32歳、
徳田秋声 45歳、菊池寛 29歳、西條八十 25歳、谷崎潤一郎 31歳、三木露風 28歳、小山内薫 34歳、久保田万太郎 28歳
そして 夏目漱石 50歳。
作曲家では山田耕作 31歳、成田為三 24歳。
この時、今NHKの朝ドラのモデルの古関雄二は 8歳、そして(ドラマでは同じくらいの年齢の)古賀 政男は13歳。
そんな時代だ。
(この年齢は、誕生日を無視して生年だけで調べた年齢、前後1年くらいの誤差はあります)
ほとんどの人は今では大御所、でも当時は駆け出し、新進気鋭、あるいは売れない作家たちだった。
でもこの雑誌から芥川龍之介は「蜘蛛の糸」「杜子春」などが、
有島武郎は「一房の葡萄」などが、
新美南吉は「ごん狐」などが、生まれた。
童謡は最初は詩だけだったけど、創刊の翌年から、楽譜も掲載された。
その最初が西條八十作詞・成田為三作曲の「(歌を忘れた)カナリヤ」
このほかにも北原白秋作詞・山田耕作作曲の「からたちの花」もこの雑誌に掲載された。
しかしどちらも単純な有節歌曲ではない。
子どもたちが簡単に歌える歌ではない。
本当の童謡はきっとこの雑誌の表題にもなっている、「赤い鳥」なのだろう。
北原白秋作詞・成田為三作曲の「赤い鳥」。
とっても単純な詩と曲、一度聴いたら誰でも覚える、誰でも歌える。
これこそ童謡の原点に違いない。

赤い鳥 小鳥 なぜなぜ 赤い
赤い実を食べた 
白い鳥 小鳥 なぜなぜ 白い
白い実を食べた 
青い鳥 小鳥 なぜなぜ 青い
青い実を食べた 

「赤い鳥」の話まだ続きます。
(続く)
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赤い鳥(1)

2020年05月16日 09時20分18秒 | 雑感
昔々大阪で会社勤めをしてたころ、
近くに珍しいココア専門の喫茶店があった。
土佐堀川沿いの古い木造の雰囲気のいい店。
土佐堀川は昔は藩の米屋敷が並んでいたところ。
その店の半地下の1階はきっと船着き場だったのだろう。
そこの2階の店に入るとほとんど女性客ばかり。
それでちょっぴり入りづらくて、たまにしかいかなかった。
メニューには知らないココアばかりで何を頼んだらいいのか惑った。
それで店のお勧めらしいココアを頼んで、川沿いのテーブルに座って、川を見ながらココアを飲んだ。
そこは「赤い鳥」という店。
店にはいかにも大正時代風の、ざらざらした紙に印刷された小雑誌「赤い鳥」が並べられていた。
そして、「赤い鳥」を読みながらをココアを飲んだ。
童謡や童話が載せられてあるその雑誌・・・見るだけでも触れるだけでも、懐かしい楽しい気分になったものだった。
というわけであまり行かなかったけどお気に入りの喫茶店だった。
ところがある時、久しぶりに行ったら、店はなくなっていた。
潰れたのかな?・・・流行ってたのになぁ?と、ちょっと残念だった。
ところが数年たった後だったか、心斎橋を歩いていると「赤い鳥」(COCOA Shop AKAI TORI) の看板がふと目に入った。
赤い鳥?あの「赤い鳥」なのかな?
やっぱりそこはココア専門店、やっぱりあの「赤い鳥」だった。
そしてとても流行っているらしく、入り口に数人並んでいた。
日頃並ぶのは嫌いな人間、行列ができてる店には絶対入らないのだけど、その時は懐かしかったので並んで入った。
雰囲気は前のビジネス街の一角にあった店とはずいぶん違ってて、いかにも繁華街・心斎橋の喫茶店という感じになっていた。
店も広くなってたけど、相変わらずほとんどは女性客だった。
そして雑誌「赤い鳥」もおかれてあった。
でも、前の小さな店の方が良かったなぁ~なんて思って、2度ほどいったきりだった。
その後行ってない。
でもあるときふと気になって、ネットで調べたら、心斎橋の店は20年ほど続いた後、2年前閉店したらしい。
それからそれを惜しんだ常連客の人が半年後に「赤い鳥」を別の場所で開店したらしい。
場所はもっとも古い大阪の町の雰囲気を残す空堀。
難波の宮跡や大阪城も近い。
カウンターだけの小さな店、でもビジネス街の土佐堀とはまったく違うけど、
庶民的な街の雰囲気は心斎橋よりも「赤い鳥」に似合ってるかもしれないな。
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アマドコロ

2020年05月15日 06時22分57秒 | 花便り

アマドコロ
根が甘くてトコロに似ているので、アマドコロだとか。
齧ってみたけど、そんなに甘くもなかった。
昔、砂糖が貴重な頃、こんなものにも甘さを求めていたのだろうね。
桑の実、キイチゴ、子供の頃の思い出、みな甘酸っぱい・・・
アマドコロの花
白く小さくみなうつむいている。
スズラン、スノードロップ、スノーフレーク・・・
なんか声をかけてあげたいな、なんて気になってくる。
農園の片隅にひっそり群生しているアマドコロを数本、
手作りのロックガーデンに移植した。



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ローズマリー

2020年05月13日 17時15分39秒 | 花便り

ハーブ系の花、特にシソ科の花は目立たないけど、近づいて見たらとってもきれいだ。
このローズマリーも好きな花。
針葉樹の香りも好きだ。
一見目立たないけど、よく見たらどこか輝いている、
人もだれでもきっとそうなのかもしれない。
もっともどうしようもない醜悪な人間もいるけどね。
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朝の紅茶

2020年05月13日 08時03分57秒 | 食の話
早い朝は紅茶がいい。
コーヒーはちょっときつい。
温めた茶碗に紅茶のパックを入れて熱湯を注ぐ。
そしてしばらくして取りだし砂糖を小さじに1杯入れて飲む。
ミルクは入れない。
ミルクを入れると味が変わるから。
レモンも入れない。
レモンティーは好きだけど面倒だから・・・
それにレモンはそんなに家に置いてるわけじゃない、たまにあっても切るのが面倒だ。
たまにハーブティーにして飲むこともある。
ハーブは庭先に何種類か生えてるのでとってくるだけなのだけど、これまた面倒でたまにしかしない。
紅茶はパックをとりだすタイミングが難しい。
早くとりだすとまだ味が十分に沁みてないし、浸け過ぎると苦くなる。
それに一つのパックで少なくとも2杯は飲みたいもの。
するとあとの1杯はおまけ、とっても得した気分になれる。
これが3杯もとなるとそれはさすがにみみっちい、貧乏くさい。
そのてんインスタントコーヒーはいけない。
当然ながら小さじ1杯のコーヒーでは1杯しか飲めない。
ただインスタントコーヒーにはインスタントコーヒーならではの利点がある。
それは何も残らない。みんな飲んでしまえる。
紅茶はそんなわけにはいかない。
飲んだ後の残骸が残る、残骸がむなしい。
横目でちらっと見ながら、
もう一杯とれるんじゃない?なんて名残惜しく、未練がましく、思いながら、
「さようならぁ~~~」と言って捨てる。
もちろんドリップ式のコーヒーでも同じようなことが言える。
インスタントのドリップ式でもやっぱり2杯はとりたい。
すると2杯目は得した気分に浸ることができる。
でも3杯となるとさすがにみみっちい、貧乏くさい。
でもドリップ式のコーヒーはあまり飲まない。
それはお湯を注ぐときのあのちまちま感がなんとも煩わしいからだ。
紅茶はお湯を注いだらあとは待つだけ。でもドリップ式のコーヒーとなると、注ぐのに時間がかかる。
一度に注ぐとすぐにあふれるのでちまちま、ちまちま注がねばならない。
それが何とも何とも煩わしい。
やっぱりコーヒーはインスタントに限る。
何も残さず後腐れなくきれいさっぱり潔く別れることができるから。
というわけでコーヒーよりも紅茶が好きなのだけどいつも飲むのはコーヒーだ。
それもインスタントコーヒー。
でもたまに紅茶を飲む。
早い朝はやっぱり紅茶がいい。
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ノアザミ

2020年05月12日 19時05分33秒 | 花便り

これってノアザミ?
白いノアザミってあるのだろうか?
今頃咲く白いアザミというと・・・キツネアザミ。
でもキツネアザミには見えないのだけど・・・
それとも新種(?!)

普通のノアザミはこんな風。


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枯れ木を・・・

2020年05月09日 17時54分08秒 | 田舎暮らし
枯れ木をのこぎりでしこしこ伐った。
次の冬の薪づくりのために。
枯れ木も山の賑わい・・・
でもこの賑わいにも犠牲になってもらおう。
次の冬の生のために。

武漢ウィルスで年寄りが狙い撃ちで死んでいく。
これも若返りのための自然の賜物。
平均寿命を超えた人が死ぬのは、
それは病死でなく、寿命。
誰だって死ぬ。
死んだら病名がつく。
それがたまたま「武漢ウィルス」
家族を看病でながく煩わせることもなく、2~3週間で死んでいく・・・
死んだら、お通夜や葬式もすることもなく、家族に迷惑をかけることもなく、余分な金をかけることもなく、直葬で死んでいく・・・
それでいいじゃない。

武漢ウィルスは自然の賜物?
そう、何にもしないでほっといたらいいんじゃない?
すると自然と若返る。
少子化対策なんて必要なくなる。
人類は絶対にウィルスや細菌を絶滅できない。
共存するほかはないのだ。
中世のヨーロッパではチフスで三分の一の人が死んだ。
でもその結果はどうだったか?
ヨーロッパ人は蘇り若返り免疫ができ世界を征服した。
今度の武漢ウィルスも世界を若返らせより活気づけることになるだろう。
そう、それでいいじゃない、もうそれでいいじゃない。
ウィルスと戦うのは過去。
経済を再生させるのは未来。
もういいじゃない。
未来に生きよう!

このままほっておいてたとえ死んだとしても、そうそれは寿命だったんだよ。
癌ウィルスだって自分たちの分身、お友達。
そして生の苦しみから解放させて、世代交代をしてくれる。
もういいじゃない、ウィルスと戦うのは。
寿命・・・そう、すべて寿命。
たとえ若死にする人があっても、それもきっともって生まれた寿命。
自ら寿命を早めることもなく、ただ待てばいい。
そうすべては寿命。
桜の花びらが満開になって散っていくように・・・
ただ時の過ぎ行くままに身を任せればいい。
そうすべては寿命。


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今日も一日・・・

2020年05月08日 18時28分34秒 | 田舎暮らし
今日も一日引きこもっていた。
なんせ引きこもり大好き人間だから。
日課の鶏の世話をしたり、
ロックガーデン作りを、堆肥やぼかしや灰を撒いて、ロックガーデンの土作りをしたり・・・
それに・・・堆肥やぼかしや灰はみな自家製、みなただ!
なんせなんせ「ただ」大好き人間!
堆肥は刈り取った草や鶏糞を混ぜておいてたらできる。
ぼかしは生ごみや鶏糞や米ぬかを混ぜて発酵させたらできる。
灰は薪ストーブで薪を焼いてどっさりできる。
みなみな自家製。
手はかかるけど、金はかからない。

田舎暮らし、金は使うな、手を使え!
そうしたら体力は使うけど気分的にはとっても楽だよ、楽しいよ。
確かに都会の感覚では金さえ払えば楽できる。
でもその金をいったいどんな思いをして作る?
みんな自分の時間を人に売って作ってるんだよ。
とってもとっても大切な自分の時間を・・・
それを人に売って、いったい何に変えようというの?
短い短い人生、その大切な時間を・・・
人のために貴重な時間を使うのでなく、自分のために時間を使う。
そんな生き方こそとっても大切じゃない?

田舎暮らし、金は使うな、手を使え!


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あれあれ、岡山の

2020年05月07日 18時12分43秒 | 田舎暮らし
コロナ連休が終り、久々に街に出てみたら、
車がとっても多い!
なんで?自粛規制は?
・・・なんて思ってたら、ふとみたら、・・・
なんと前の車は、倉敷ナンバー!
確か「他府県の人、岡山に来るな!」なんて、岡山県知事言ってなかった?
そしてその結果がこれ?

でも、まあそんなこと、どうでもいいや。
こちとら、ちゃんと守ってるよ。
日本人の意地を見せたいよ。
そして、そうそう自粛しようね。
今こそ、日本人の、日本人の、意地を見せようね!
監視されないでも、強制されないでも、このこのウィルスを制圧できる。
そんな民度を世界に示そうね。
世界で最も清潔な国日本をアピールしようね。
隣の国ともそのまた隣の国とも、
そして情けないことに、自社の利益のために、日本を卑しめて喜んでる、日本の売国奴、マスゴミとも違うんだよ、と!

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ユキノシタ

2020年05月06日 23時42分38秒 | 花便り

雪もないのにユキノシタ。
いつも湿っぽい日陰でいじけて暮らしている。
でも葉の模様がきれいだし、初夏に白いとっても可愛い花を咲かせる。
間もなく日陰者のユキノシタが最も美しく輝くときがやってくる。
間もなく卯の花、ホトトギスそして新緑が目に痛い命の季節がやってくる。
どんな命にも輝く時があるものだ。

ユキノシタの花芽が膨らんできた。



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ヒヨコ

2020年05月06日 19時41分52秒 | 鶏の話

ヒヨコが4羽生まれた。
ヒヨコは生まれたすぐは親鳥の羽の中でかくれんぼ。
鳴き声だけが聞こえてくる。
気長に待ってやっと4羽確認した。
白と黄色と黄色と黒。
まだ孵ってない卵が2個あるけど、もう抱くのをやめたので、無理だろう。

ヒヨコはちっともじっとしていないので、
ピントが合わせにくいし、それにいつも何羽かは隠れている。
それで全員集合写真はまだ無理!
まあ気長に撮ることにしよう。

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コロナデイ

2020年05月04日 17時30分32秒 | 田舎暮らし
今日もコロナデイ。
農園にこもって、しこしこロックガーデン作りをやってると、
もう汗びっしょり!
今年初めて昼シャワーをした。
汗でべとべとした体をシャワーで洗い流すのがとっても心地よい。
この後、ビールを呑み、ヒグラシの鳴き声を聞きながら昼寝する・・・そんな楽しみは、まあ夏までとっておこう。
今はまだ春、やることいっぱい!
せっかくのコロナウィークを忙しく過ごしている。

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コロナウィーク

2020年05月03日 17時09分26秒 | 田舎暮らし
コロナウィークをそれなりに忙しく過ごしている。
都会暮らしの人、退屈している人も多いだろうけど、
なんせ田舎暮らし、やりたいことがいっぱい!

昨日は枇杷の袋掛け。
我が家には枇杷が5本あったけど、去年2本枯れた。
理由はよくわからないけど、他にも桃や梅なども枯れたので、
天気のせいか、それともカミキリムシにやられたか、それとも運が悪かったのか・・・
まあ運のせいにしておこう。

ところで枇杷の袋掛け、
確か去年初めて枇杷に袋掛けをした。
袋はかけないといけないということは知っていたけど、
誰でも納得するある理由で今までしてこなかったのだ。
そう、面倒くさい!!
山羊を飼ってた頃はもっぱら枇杷の葉は山羊の餌。
それで実などどうでもよかった。
でも山羊がいなくなってから、せめて実だけでも何とかしなければ・・・と思うようになった。
そうだ、手入れすれば実も食べられるのだ。
というわけで去年、袋掛けを思い立った。
そして袋をかけ、うまくいった、とすっかり安心して、うっかり収穫を忘れてしまった。
気が付いたときは実はすっかり干からびていた。
今年はこれをしっかり教訓にして、
「袋を掛けるだけじゃだめなんだよ、実を収穫しないとね!」
と、固い決意で、そうそう、今年は失敗しないぞ!!

そして今日は焚火。
焚火!?そうそう焚火。
剪定してた木の枝や、伐ってほっておいた竹などをいっぱい燃やした。
しかそ・・・今の時期に焚火?
まったく暑くてかなわない!
でも雨が降ってきそうだったので、ここは焚火日和。
思いっきり燃やしたあと、ほったらかしにできる。
後は雨が消してくれるから。
そして思ってた通り昼からぼちぼち雨が降ってきた。
これで今日の仕事は終わり。

今日もコロナウィークをそれなりに忙しく過ごした。
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田舎暮らし18年~{4}

2020年05月02日 17時29分52秒 | 田舎暮らし
そんなに真面目に農業をやりたかったわけじゃない。
田舎暮らしをしたかった、農的暮らしをしたかった。
それ以上に隠遁生活に憧れていた。
でも市井の隠者はいやだった。
町に住むとやっぱり何かと煩わしい。
人の顔を見るよりも鹿や猪の顔を見て暮らす方がずっといい。
タケノコを人に盗られると頭に来るけど、猪に盗られると、まだしも、あきらめもつく。
せっかく育てた野菜を食べごろになって鹿にごっそり食べられても、
しゃぁ~ないな、とあきらめも・・・つくか!!
おのれ、鹿・猪!!
ゆるせん!覚えてろよ!!!
そして畑を電柵で張り巡らした。
ざまぁ~みろ!!

ところでこんな話じゃなかったな。
やりたかったのは自然農法ではなく、普通の有機農業でもなく、まして慣行農法~化成肥料や農薬を使う農業でもなく、パーマカルチャー。
自給自足的な農業だった。
まずは自給、そして余ったものを売って金に換える。
それで細々と暮らしていく。
もちろん化成肥料や農薬は使わない。
有機肥料も買わない。
すべて自前で間に合わせる。
この農園から何も出さない何も入れない。
そんな自己完結型の農業をやりたかった。
パーマカルチャー~といったらかっこいいけど、
実は昔ながらのせこく貧しい農業、そんな暮らしをしたかったのだ。
(根がせこい人間なのだ)

山羊を飼い、鶏を飼い、
山羊のミルクで乳製品を作り、鶏から卵をもらい、たまに鶏肉を頂く。
そんな昔ながらの農業をしたかった。
生まれは九州・長崎の街の中、普通のサラリーマンの家庭で育った。
でもちょっと郊外に出るとそこはもう田舎、山羊がいた、鶏がいた。
みんなとっても貧しかったけどとってものどかだった。
そんな田舎が田舎暮らしの原点だった。
山羊や鶏の糞を肥料にして自給自足で暮らす。
そんな田舎暮らしにあこがれていた。

それで自然農法には、その考え方はとってもいいと思いながらも、なにか違和感を持っていた。
不耕起栽培、無化学肥料~はいいとしても無肥料に。
自然農法をやってる人も、きっとそのほとんどの人は卵を食べ鶏肉を食べているだろう。
そしてそれに相当する鶏糞がどこかで発生している。
そう、自分たちも鶏糞発生源なんだよ。
その鶏糞をいったいどうしようというの?
無駄なエネルギーをかけて焼くの?
それともこっそり川に流して川を汚染させるの?
それとも近所の人を騙して「これ、よく効くよ」といって押し付けるの?
こんなこと考えるとどうしても自然農法には馴染めない。
自然農法よりもパーマカルチャーの方がずっと自然農法だと思えてならないのだ。

(続く、まだまだ続く)
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タケノコ

2020年05月02日 07時24分34秒 | 田舎暮らし
タケノコ、昨日はたくさん収穫したけど、
もう竹の葉は黄色く色づき、タケノコの季節も終わろうとしている。
今年はタケノコの出来はあまり良くなかった、
いつもの年の3分の2くらいかな?
それでも自家用には十分でもううんざり!
それで近所の人は我が家に来た人を捕まえては
猫なで声で「ねぇ~タコノコいらない?」
でも皮をむいたり湯がいたりするのが面倒なのか、たいていの人は「いらなぁ~い」。
それで鶏の餌になる。

タケノコもウドも間もなく終わる。
フキも大きくなってきたので、連休明けくらいにはたくさん収穫できそう。
そしてふと見たらミョウガがいっぱい芽を出していた。
ただ収穫はまだ先、夏になってからだ。
山菜ってそんなに好きでもないのだけど、ほっといたら出てくるし、
一度に出るのでなく間をおいて出てくるので収穫が楽でいい。
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