ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

1月30日(月) 郷に入れば郷に従え!

2006-01-31 00:22:14 | 本屋ネタ

偉い目にあった。
27日(金)の夜に、マスオさんが受けた注文のおかげで。

「1枚に広げるタイプの世界地図で英語表記のもの」
注文した人は、イランの人でOさん
(男性か女性かも書いていない)
「洋販(洋書販売)に、そういう物があるかどうかを問い合わせる」
「結果をOさんに電話で知らせる」
「ただし日本語、全然通じない」

以上の情報が、メモってある。
マスオさん独特のダイイングメッセージのような字で。
(汚くて読めないということです)
本人は今日、お休み。

洋販に問い合わせたところ、
Oさんのご希望に沿う世界地図は置いてないとのことだった。

ところで、イランって英語の国なの?
英語表記の地図を希望しているからには、
英語が通じるのだろう。

原稿を書いてから、電話をした。
「こちらは○○書店です。
Oさんとお話がしたいのです」
(性別が書いてないので、どう敬称をつけたらいいのかわからん。
結果的には男性だったけど)
「あなたが注文した世界地図は、こちらでは用意できません」
「申し訳ありません」

以上のことを(一応英語で)言うだけ言って、電話を切るつもりだった。

ところが・・・・・。
(以下の会話は一応、片言の英語で行われました)

「あなたの注文した地図は、こちらでは用意できません」
「なぜ?」
「なぜって、品物がないから」(どうも通じていない様子)
「あなたの名前は?」
「私はKEN(♀)と申します」
「あなたの住所を教えてくれ」
「それはできません」
「なぜ?」
「なぜって、なぜ住所を教えなくちゃいけないの?」
彼(何かごにょごにょ言ってるけど聞き取れない)
「店の住所と電話番号ならお教えします」
「それでいいから教えてくれ」
「(住所と電話番号を教える)」
「それで、あなたは何がしたいんだ?」
「私は、Oさんと話がしたい」(もしかしたら別人なのかと思って)
「私がOだ。なぜ私の電話番号を知ってるんだ?」
「あなたが地図を注文した時に、自分で電話番号を書いたから」

こんなやり取りが15分ほど(15分ですよ)続いた後で、
突然、彼がこう叫んだ。

「ああ! あなたは仕事で電話をかけてきてるんだね!」
「そう、そう、そうです! 私はただの店員です」
(何度も、何度も、こちらは本屋ですって言ってるのにぃ)
「それで、私の注文した地図がないんだね」
「そうです、うちでは入手不可能なんです」
「わかった、わかった、悪かったね」

ヘレン・ケラー「Water!」と叫んだ瞬間のように、
一瞬で意志の疎通ができたわけ。
その瞬間は、すごく嬉しかったけどね。
なんだ、けっこういい奴じゃん、と思った。
でも、すっっっっごく苦労した。
途中で店長に代わろうとしても代わってくれないし。

相手が、こちらの言うことを聞き取ってくれないし、
相手の言うことも、変にこもった喋り方で全然聞き取れない。
ということは、相手は英語が得意な人ではないのかしら。
それともただの口跡の悪い人?
それにしても、日本にいて、日本の店で買い物するのに、
日本語がまったくできないって、どうなのよ。
こっちに英語を期待しないでほしいわ。
通訳できる人に注文してもらってよね。

電話じゃなくて、目の前に本人がいたなら、
きっともっと伝わりやすかっただろう。
第一、目の前にいたら、ここが本屋だって一目瞭然だしね。

バイリンガルのうめちゃんに、またメールしちゃいそうになりました。

あ~、英会話できるようになりたい。

それにしても恨めしいのは、こんなややこしい注文を受けるだけ受けて、
今日、休んでいるマスオさんだ。
許さん。

腰はあいかわらず痛いです。

コメント (6)
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