レッスン終了後、今日はお茶に寄らず、
KUMIさん、のんちゃん、Inさん、Senさんと一緒に、
三軒茶屋へ直行。
世田谷パブリックシアターで、
市村正親&藤原竜也の二人芝居、
「ライフ・イン・ザ・シアター」を観る。
その前に、地下でパスタを食べる。
おいしかった~。
今日は雨のせいで、手術をしていない方の左脚が痛いと、
のんちゃんも杖で歩いている。
右脚が(特に)痛む私と2人で左右対称の、
変型股関節シスターズである。
劇場へ着くと、スタッフがよく気遣ってくれて、
エレベーターへ案内してくれる。
私たちの他にも杖をついている人が何人かいる。
脚の悪い人って、案外多いのね。
パブリックシアターは初めて。
とてもいい劇場だ。
世田谷区はいいな、うらやましい。
「ライフ・イン・ザ・シアター」は、とてもおもしろかった。
2人ともうまい。
市村ファンのポポちゃんや「永遠のハーミア」が、
さかんにせつないと書いていた市村さんの衰え(の演技)が絶品。
あまりにもすばらしいから、ファンはせつないのだな。
実力のある2人が、
隠せない年齢差ゆえのズレを前面に押し出し、モチーフにしているので、
私もついつい、自分の上に流れた年月を思ってしまう。
舞台が進むにつれて、若い俳優ジョンは、
老優ロバートが、どんどんうっとうしくなってくる。
態度も悪くなっていく。
勘弁してよという声が聞こえてきそうな、
老いを疎んじる若さ。
17歳の時に、市村さんのエクウスを観て、
その時、アランは今の藤原竜也と同世代だった。
身体も若くて、きれいだった。
(藤原竜也は生まれていなかった)
市村さんが、どんなに名優でも、身体は50代になっている。
(また、彼らが舞台上でよく脱ぐの。
それで、身体年齢の差も、どうだと言わんばかりに見せるの)
客席の私の上にも、市村さんと同じ30年が流れたわけよ。
私はそれがちょっとせつなかった。
20代の人間にとっては想像できないことだろうが、
40代、50代、60代の人間にとっては、
20代の彼らは、ついこのあいだまでの自分の姿なのだ。
あー、人生は短いね。
30年後の藤原竜也の舞台も観てみたいわ。
できれば、今日の市村さんの役を演るところを観たい。
こんなにおもしろかったのに、
やはり、私は時々、マチネの睡魔に襲われた。
観たくてたまらないので、目をひん剥いているのだが、
時々、首がカクッと傾いて、必死でたてなおすこと数回。
さて、藤原竜也。
本物の男の子なのに、あんなにきれいでいいのか。
汚い芝居もちゃんとできる人だけど、
あのきれいさに、邪魔されることはないのか。
あんな息子がほしかった。
藤原竜也になら、
「美しく産んでやったんだから、感謝してよ」と言えるわ。
そんなこと、歯牙にもかけないだろうからこそ、
彼は光っているのだけどね。
帰宅後、死ぬほど眠くて、変な時間に眠り込んでしまった。
高校が始まってから、初めてお弁当を休んで、
パンを買うよう、娘に言った。
もう眠さが限界。
ミュージカルの教室で、新譜が配られた。
「パパみたいに」と、「ようこそ皆様」の2曲。
今後は、ストーリー順にやっていくことになるらしい。
すると次は「皇帝の義務」かな。
早く、全部の楽譜が欲し~い。
「パパみたいに」の楽譜は、
耳で覚えていたものと、あちこち微妙に違っていて難しい。
しかも、音が中途半端な高さなので(高くもなく、低くもなく)、
声が疲れてくる。
年代的にも無理のある人がほとんど。
のんちゃんの声だったら、大丈夫かもしれない。
ルドヴィカの歌う「ようこそ皆様」は、
歌っていてとても楽しい。
先生が、自分で思っている「これぐらい」の3倍ぐらい、
しつこく、臭く歌ってちょうどいいと言う。
声だけの芝居やミュージカルってそうだよね。
自分で10出しているつもりでも、
実際に聞くと、5か6ぐらいにしか聞こえないのだ。
これを、うっかり忘れそうになるから気をつけよう。
今日は出席率がいいのか、それとも受講者が増えたのか、
椅子が、ほぼ満席状態だ。
それでも、お休みしている人は何人かいる。
全員で、何人いるのかな。