4/11 介護ってやらないっとわからない・・・大変さ
母の場合は私がいなくて一人暮らしだったので
すでに市からいろんな人が来ていた。
生活保護は受けていなかったけど、老人にはいろんな恩典があったみたい。
でも今親や祖父母の介護をしている人は
金のあるなしにかかわらず、市役所に相談すると
全部自分や奥さんがやらずに済むシステムがある。
介護って毎日のこと。
年をとると毎日風呂はいらなくなるけど
でもそれは人による。
訪問看護師とか、風呂専門の業者とか、掃除みたい仕事とか
いろいろサービスがある。
裕福な人がこういうサービスにどのくらい払うのか
市役所なんぞできけるはず。
母は介護保険があったけど、こういうサービスは別料金なので
私にやらせようとした。
私だけが独身で家族がいなかったから暇だと思っていたのか
訪問看護婦すら拒否された。
おまけに母は彼女自身が看護婦で介護の仕事などかなりできたので、
私のやり方は苦情ばかり。
でもそのうち、私もなれ、母もあきらめたのか
本当にひん死の状態を介護をした。
印象的だったのは排便ができなくなった母の便をとること。
自分で排便ができないって???
理解できなくて、母ともめた。
排便には腹筋が要るのだろうと思っている、今は。
介護用の手袋をして、肛門から便をかきだすって
やらなければわからない作業。
看護婦より上手にできると思っていた。
亡くなったあとに看護婦に言われたのだけど
死の間際になると、排便量が増えるのだそう。
自然に体の中の掃除をやるらしい。
ろくなものを口に入れてないのに、なんでこんなに出るのだろうと
思っていたけど、そういうわけだったのか!
知っていたら、もっと負担の少ない方法を研究しただろう。
私は介護師の資格はないから他人の介護はできない。
でも手伝ってやりたいと思っている。