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傘寿の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

猿と自然

2020年07月01日 | 夏・八十路の青春賦

7月1日(水)23/29℃ 

猿と自然
 
 すぐ近くにある国定公園の箕面(みのお)の森をよく歩くが、野生のニホンザルとよく出会う。
 
 かつては市民よりも猿の数の方が多いと揶揄されたものだが、今は野猿管理センターが山奥の天上ケ谷で餌付けし、観光客にも餌を与えないようにと罰金刑が課せられ、滝道でいたずらをするヤンチャ猿もだいぶ少なくなった。
 
 20余年、箕面の森の散策を日課とし四季の移ろいと自然の営みに日々感動してきた。  
数え切れないほどの感動の中で、箕面の猿にまつわる悲喜こもごもの出来事も沢山ある。
 
 道路に飛び出し車にひかれた子猿の亡骸を抱え、何度も目を覚まそうと必死の母猿の姿・・    思わず一緒に泣いた。
 
 鉢伏山頂で昼食後リュックを枕にウトウトと眠ってたが、ザワザワする音に目が覚めたら50〜60匹の猿の群れの中にいた。  
移動中の群れがここで一休みしてるような感じだが、見ればひときわ大きなボスザルが切り株の上でオレを睨んでいた。  
 
 やがて こいつは害がない! と思ったのか?  ボスが ヒュー と鳴き声をあげた途端、それまで静かだった群が一斉に賑やかに遊びだした。
 
 老若雄雌から幼い猿まで・・   その遊ぶ光景は、若猿は喧嘩したのかキーキーと木々を飛び回り追いかけっこし、老猿はノンビリと毛繕いをしてもらい、恋猿はせっせと愛を励み、幼猿はドングリで遊んでる。
 オレにも一緒に遊ばないかと言わんばかりに顔を近づけてくる面白猿もいる。
 
 温かい森に差し込む木漏れ日の中で、様々な猿の営みに接し、語り尽くせないがその世界を垣間見 一緒に楽しんだ。
 
やがてまたボス猿の ヒュー との一鳴きで群は森の奥へと消えていった。
 
 こもれびの森の中で、これも移動中の猿の群れの中にいたら、最後尾にウリボーがついてきた。  あれ!?  と見ていたら、やっぱり母親の大きなイノシシがこっちを睨んでいたよ。
一度山の中で迷い、猿に道案内をしてもらった話しもあるがね・・
 
 大阪・梅田から阪急電車で30数分、その箕面駅前から森が始まる。 
東京郊外の高尾国定公園とともに明治100年を記念して制定された箕面国定公園だが、この破壊されつつある大都市近郊の自然はぜひ守りたいものだ。
 
 サル社会の中にもオレと同じナマケモノがいるらしく、実に似ていて オイオイ! と声を掛けたくなったよ・・   トホホ!
 
・猿たちの親子愛とて変わらない
・猿と共しばし遊びて類となる
・ナマケモノ猿の群れにもいるものだ
・近郊の自然守りて人活きる 頑爺
 
南公園で野鳥観察をする人
 
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