入院していた「チエコ」が帰ってまいりました。
チエコは今年100歳。
古時計だったら、止まってしまうお年頃。
一昨年あたりから表板が割れていたのですが、
音に影響なさそうだしと、そのまま放置され続け
この度ようやく修理に出してもらえたというわけです。
修理をしてくれたのは、盛岡の松本伸弦楽器工房さん。
ちょうど2年前、仲間と工房見学に行かせてもらった時から
チエコの修理はココで!と決めてました。
修理は、表板を剥がして、裏から割れを補強するという
結構大掛かりなもの。
作業中に写真を撮ってくださったのがこちら。

開腹中。

骨接ぎ

ギプス?

指板もボコボコになっていたので、
削ってもらいました。
退院したチエコは、びっくりするぐらい
若々しく、元気になってました。
いやはや。
ひび割れなんて見えないし、
ツヤがなくなっていた肌はつるっつるのピカピカだし、
なんといっても、今までこんなもんだろうと思っていた
楽器の響きが変わったの!!
楽器の中でブルブルと大きく響く感じ。
感動~。
音が出ないのは腕が悪いせいだけじゃ無かったよ~。
(いや、90%は腕のせいだと思うけど)
あ、退院後の写真がない。
今度披露します。