事の起こりは3月に入ったばかりの頃。
明け方にエルが喉の奥から「ケッ、ケッ」と何かを吐きだすような
素振りを見せ、起こされたことが数回。
結局何も吐かないので、腹減りゲロを警戒していた私は
そのまま寝たんだっけ。
その後1週間ほどの間、ほとんど毎日
帰宅するとゲロが放置されていました。
不在中の出来事なので、どちらのゲロかわからず。
怒るわけにもいかず、帰宅早々ゲロの始末に追われる日々(涙)
ただ、いつもの腹減りゲロではなく、具のあるゲロだったので気になり、
春休みに入ったその日に犯人がエルであることを突き止め、
病院に連れて行きました。
胃腸薬の効果もある吐き気止めというものを処方され、数日。
吐きはしないけど、エルがやっぱり変。
夕方餌をやると、抱っこをねだるように飛びついてくるくせに、
抱いてやるとすぐに暴れて降りる。
落ち着かないので、トイレかと何度も外に連れていくけど
下痢もしていないし、オシッコもちょっとしか出ない。
それでもヒーヒー何かを訴える。
その内に諦めるのか、大人しくなるんだけど、夕飯の度にそんな感じ。
たまたま先週、内職の関係で犬の病気について調べていたら、
心臓病(僧帽弁閉鎖不全)の症状が「明け方の咳」ってあってね。
これだ!と気付いたんだけど、
その日は送別会で出かけなければならず、次の日は祝日。
どうしようかと迷っている時、
「カッ、カッ」と立て続けにエルの咳。
姿勢を低くして慌てたように前のめりに歩きながら
何かを吐きだすように立て続けに咳の発作。
吐くばかりで息を吸うことができないらしく
途中、私の方に助けを求めて飛びついてくるものの、
苦しさでもがき、「ボフッ」とゲロを吐いた。
その後咳はおさまったけど、ああ、これはヤバイと。
最初の犬が死んだのは多分これだ。
大急ぎで夫に電話をし、病院に連れて行ってもらいました。
強心剤と利尿剤を注射され、戻ってきたら、
飛びつきもなくなり、ヒーヒー騒ぎもしなかったそうです。
気づいてあげられず、エルには悪い事をしたなとひたすら反省。
肺に水がたまり、ご飯を食べると圧迫されて苦しかったんだ。
イライラして怒ったりしてごめんよ~。
明け方に「ケッ、ケッ」と咳をしたり(多分、咳だと気付きません)、
散歩の途中に立ち止まったりしたら(エルは止まらなかったけど)、
老犬だから仕方ないと考えずに、病院で心臓を見てもらってください。
ちなみに、エルは少し前から横向きに寝られず、
潰れたカエルのように胸を床につけて寝てました。
苦しくてそうしていたようです。
薬を飲むようになったら、再び横向きに寝られるようになりました。
僧帽弁閉鎖不全は、加齢による病気なので治らないようです。
が、進行を遅くすることはできるので、
これからはしっかり面倒見てやろうと思います。