オケのメンバーの一人が亡くなり、昨日葬儀に行ってきました。
つい3日前に練習で会ったばかり。
何が起こるかわからないものです。
ただ、周りはびっくりしたけど最後まで誰にも迷惑をかけず
潔くて実にその人らしい!と思いました。
まさしくぴんぴんころりだったもの。
で、葬儀に出席するにあたって礼服を探したんだけど見当たらない!
あらヤダ、引っ越しの時捨てたみたい
演奏会用の黒の上下があったけど、コートはないし、
外だと思わずカイロも貼らずに行っちゃって、寒いのなんの。
お経や弔電が読まれる中ぴょんぴょん跳ねるわけにもいかず、じっとしてるのは辛かった。
今までで一番寒かった経験は、岩手時代に氷点下の気温の中、
床に穴の開いたスクールバスで床下から氷水を浴び、
足元を濡らしながら2時間かけて盛岡に行った時ね。
そんなことを思い出したら余計に寒くなったので、ウージさんの事を考えてみた。
ぼっくのことー?
そう。
うーさんってさ、見かけによらず楽天的だと思うのね。
人間のご飯の支度をしていれば、自分が食べれると思って喜んで走り回るし、
(写真は噛めないガムを貰って走り回っているところ)
家に入れなくても、人がいなくてもウロウロしながらずーっと待ってるし。
待ってたらいつか入れるって思ってるもんね。
だから極寒の葬儀中にウーさん方式で「そのうち晴れてポカポカする」って考えてみたのよ。
そしたらちょっと暖かくなった…気がした。
でも、尿意だけはどうにもならず、同行のシニア男性とトイレを探す旅にでましたの。
寒いからトイレに行きたくなったのね。
だけど自宅で葬儀だと、トイレがないじゃない!
田舎だからトイレを借りれる店もないじゃない!
郵便局で聞いたら、トイレは貸せないって言うじゃない!
工事現場に仮設トイレがあってセーフだったけど
これが、中国のトイレよりまだ汚かったのよ。
久しぶりにエアトイレ(←座らない)で、太ももがプルプルしましたとさ。
さて、そんなこんなだったけど、出棺の時はちょっと感動的だったの。
平日なのに、役場や学校からも人が沿道に出てきてました。
子どもから老人まで総出でお見送り。議員でも王様でもないのに。
愛されてたんだ~とじわっときた。
でもこういうのを見ると、自分の時がこわいわー。
密葬でよろしく!