あの未曾有の大震災からはや1年が経過しました。
あの日の午後2時46分、電車を降りて自宅へ向かっている途中でしたが
あのときの恐怖はいまでもはっきり記憶しております。
“あれから1年”という報道がたくさんありますが、残念ながら
復興はなかなか思うように進んでいないというのが実感ですね。
早期の復興を担い復興庁なるものも出来たのは、震災から11ヶ月後です。
与野党間で組織の名称問題があって決まらないなんて言うこともありました。
ワンストップで対応に当たるという組織のはずでしたが、ここでも役所の縦割りによる
弊害は有るようです。
「交付金は出すが口も出す」交付金は役所の金ではない、国民の善意・支援という名の税金です。
瓦礫の処分については、8割近くの国民が受け入れても良い、という認識を
もっているという統計にも関わらず、一部の過激な反対派住民(正論を言う方々)
によって阻まれているという残念な経緯ですね。
その背景には、東電や原子力安全委員/保安院、政府への不信感の根深さを感じます。
いまだに反省も総括も出来ない組織体系と体制に愕然とします。
国民の不信が払拭できない限り真の復興は進まない。
きょう、野田総理大臣は国民に対してどんなメッセージを発信されるのでしょうか?
希望は・・・