"昼"「問題集」のラストの曲
「産声」です。
やっとここまで、たどり着いたって、感じです。(^^;
まず、冒頭で書いたように、前半の"昼"「問題集」のラストの曲です。
非「夜会」曲を"昼"、「夜会」曲を"夜"と感じた時から、このアルバムは、まるで昔のLPレコードみたいだなあと思っていました。
CDしか知らない世代の方には、LPレコードと言っても、ピンとこないかもしれませんね。
(そんな若い世代の方が、読んでくれてるとは思い難いのですが、念のため)
CDが普及する前のレコード盤は、A面、B面の裏表に曲がそれぞれ収録されていました。
だから、A面を聴き終えると、レコード盤をひっくり返して、B面を聴くようになっていました。
A面ラストの曲が、一つの区切りの曲になっている場合が多かったんです。
みゆきさんの声、その23「グッバイ ガール」で書いたように、
「グッバイ ガール」の
A面ラスト「十二月」、
B面ラスト「吹雪」の組み合わせと
「36.5℃」の
A面ラスト「毒をんな」、
B面ラスト「白鳥の歌が聴こえる」
が、私の中で最強のA・B面ラスト曲なんです。
"昼"のラスト「産声」と
"夜"のラスト「India Goose」
の組み合わせに、久々の最強コンビ登場といった感じがしました。
と、ここまで書いてるんだから、
「産声」に対する思い入れと妄想もさぞや凄かろうと思われるかもしれませんが、実は、軽いトラウマがある曲なんです、、、(--;)
「産声」は、このアルバムで聴く前に、昨年の
「夜会工場」
のオープニングとエンディングで聴きました。
オープニングで歌われる前に、
「あらゆる民族の新生児が奏でる最初の音、Aの音」
というようなことを仰いました。
(スミマセン、記憶力がないので、正確な言葉は思い出せません(>_<"))
で、音楽の知識ゼロの私は、Aの音が何かまるで解らなかったので、帰ってから調べました。
Aの音とは、ドレミファソラシドのラの音だそうです。
(本当に知らないんです(--;)
そして、ラの音は、440ヘルツなのだそうです。
新生児の声帯の長さは、性別や人種に関わらずほぼ同じで、その声帯が出す周波数がおよそ440ヘルツであり、ラの音だということです。
世界中の新生児の産声が、このラ(440ヘルツ)の音だという説は、昔からあるそうです。
ただ、科学的根拠に乏しい俗説だと言う方もいらっしゃるようですが。
「Aトーンが聴こえてきました」と言ってから、アルバムのように、ピアノのラの音が鳴って、曲に入っていったような記憶が、、、(--;)
「夜会工場」福岡公演で、初めてこの曲を聴いた時は、ピアノの音がラの音だと言うことも解らなかったのですが。
そして、キレイなみゆきさんの声が、
「産声」を歌い上げていかれました。
ただ、初めて聴く「産声」を大曲だと思う反面、強烈な違和感があったんです。
何曲かの曲をつなぎ合わせたような違和感が。
また、私の頭の中では、Aトーンって?という疑問もあったので余計に。
聴きなれないせいだろうとも思ったんですが、エンディングで再び聴いた時もその違和感は消えませんでした。
それでも、みゆきさんの歌声に感動し、ピンヒールで走り回る姿にハラハラし、ウエディングドレス姿にうっとり見惚れ、と工場自体は充分堪能したんですがね。
その違和感の正体が知りたくて、ネットで「工場」の感想を検索したのですが、
「産声」
に関しては、絶賛する声ばかりでした。
私の感性がおかしいのかなと、それが、この曲に対する軽いトラウマになっていました。
「夜会工場」は合計3回、「産声」も都合6回聴くことになり、聴きなれるにつれて、最初の違和感は薄れていきましたが、それでもトラウマは残ったまま、「問題集」で再会したのでした。
ですから、「問題集」を初めて聴いた時は、
「産声」
の時だけ、少し身構えて聴いたんですが、なんの違和感もなくスンナリ聴けて、肩透かしを喰ったような気分になりました。
あれ?って思いながら、聴き馴れたからだろうと自分を納得させていたのですが、今日、ある方に教えて頂いて謎が解けました。
「工場」では1番だけだったのが、「問題集」には2番がプラスされていて、2番の
『♪もう一度生まれることが~
あなたと』
は、メロディも変化球になっているとご教授頂いたんです。
この変化球が入ることによって、私には曲がまとまったように感じられたんです。
感覚の問題なので、うまく説明できないんですが、たぶんこの少しアクの強い変化球が、私好みだというのが、大きいんでしょうね。
mさん、ご教授ありがとうございました、お蔭でブログが更新できそうです。(^^)
今は、違和感も全くなくて、伸びやかな歌声が気持ちよい大曲だと思っています。
キレイな歌声で歌い出し、段々力強く伸びやかな声に変わっていくところに惹かれます。
2番の変化球がアクセントになって、
『♪始まりの音が思いせたら』から
『♪忘れてきたのも何かある』のロングトーンが、
「どこまで伸ばす~」状態で、無茶苦茶気持ちいいです。
そして、
『♪どれも都合良く(たやすく)~』
出ました、みゆきさん得意の当て字。
この言語感覚がスゴいですね。
耳で聴く以上のインパクトが、歌詞カードを見た時にありました。
みゆきさんの強い意思を見た気がします。
誰にとっての『都合良く』なのかって。
この曲を「工場」で聴いた時に、先に書いた「吹雪」の
『♪どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち』
が、まず浮かんで、それから、
「EAST ASIA 」 ( EAST ASIA )と
「ひまわり"SUNWARD " 」(LOVE OR NOTHING )
が浮かんできたんですよ。
これ以外にも
「世情」(愛していると云ってくれ)、
「アンテナの街」(LOVE OR NOTHING ) 、
「4.2.3」(わたしの子供になりなさい)、
少し毛色が変わって、
「背広の下のロックンロール」(I LOVE YOU , 答えてくれ)
なんかが浮かんできたりして、曲も詞も大きく深い曲だと思いました。
師匠が、海外レコーディングから、ファイーストの意識を持つようになり、俯瞰的にモノを見れるようになったと仰っていましたが、
「産声」
はファイーストどころか、全世界、全人種を視野に入れた大きさを感じました。
なので、はじめに戻って、
「India Goose」
と最強コンビだと思うんです。
ああ~やっと、まとまったかな?
次からは、"夜"です。
「夜会」も終わったので、ネタばれ混ぜながらの妄想になることと思います。
ただ、このペースだと、いつ終わるかはわかりませんが。(^^;
生モノネタもありますしね。
もし良ろしければ、気長にお付き合い頂ければ、幸せです。(^^)v
長々とありがとうございました。(^^)
では、また(^-^)
「産声」です。
やっとここまで、たどり着いたって、感じです。(^^;
まず、冒頭で書いたように、前半の"昼"「問題集」のラストの曲です。
非「夜会」曲を"昼"、「夜会」曲を"夜"と感じた時から、このアルバムは、まるで昔のLPレコードみたいだなあと思っていました。
CDしか知らない世代の方には、LPレコードと言っても、ピンとこないかもしれませんね。
(そんな若い世代の方が、読んでくれてるとは思い難いのですが、念のため)
CDが普及する前のレコード盤は、A面、B面の裏表に曲がそれぞれ収録されていました。
だから、A面を聴き終えると、レコード盤をひっくり返して、B面を聴くようになっていました。
A面ラストの曲が、一つの区切りの曲になっている場合が多かったんです。
みゆきさんの声、その23「グッバイ ガール」で書いたように、
「グッバイ ガール」の
A面ラスト「十二月」、
B面ラスト「吹雪」の組み合わせと
「36.5℃」の
A面ラスト「毒をんな」、
B面ラスト「白鳥の歌が聴こえる」
が、私の中で最強のA・B面ラスト曲なんです。
"昼"のラスト「産声」と
"夜"のラスト「India Goose」
の組み合わせに、久々の最強コンビ登場といった感じがしました。
と、ここまで書いてるんだから、
「産声」に対する思い入れと妄想もさぞや凄かろうと思われるかもしれませんが、実は、軽いトラウマがある曲なんです、、、(--;)
「産声」は、このアルバムで聴く前に、昨年の
「夜会工場」
のオープニングとエンディングで聴きました。
オープニングで歌われる前に、
「あらゆる民族の新生児が奏でる最初の音、Aの音」
というようなことを仰いました。
(スミマセン、記憶力がないので、正確な言葉は思い出せません(>_<"))
で、音楽の知識ゼロの私は、Aの音が何かまるで解らなかったので、帰ってから調べました。
Aの音とは、ドレミファソラシドのラの音だそうです。
(本当に知らないんです(--;)
そして、ラの音は、440ヘルツなのだそうです。
新生児の声帯の長さは、性別や人種に関わらずほぼ同じで、その声帯が出す周波数がおよそ440ヘルツであり、ラの音だということです。
世界中の新生児の産声が、このラ(440ヘルツ)の音だという説は、昔からあるそうです。
ただ、科学的根拠に乏しい俗説だと言う方もいらっしゃるようですが。
「Aトーンが聴こえてきました」と言ってから、アルバムのように、ピアノのラの音が鳴って、曲に入っていったような記憶が、、、(--;)
「夜会工場」福岡公演で、初めてこの曲を聴いた時は、ピアノの音がラの音だと言うことも解らなかったのですが。
そして、キレイなみゆきさんの声が、
「産声」を歌い上げていかれました。
ただ、初めて聴く「産声」を大曲だと思う反面、強烈な違和感があったんです。
何曲かの曲をつなぎ合わせたような違和感が。
また、私の頭の中では、Aトーンって?という疑問もあったので余計に。
聴きなれないせいだろうとも思ったんですが、エンディングで再び聴いた時もその違和感は消えませんでした。
それでも、みゆきさんの歌声に感動し、ピンヒールで走り回る姿にハラハラし、ウエディングドレス姿にうっとり見惚れ、と工場自体は充分堪能したんですがね。
その違和感の正体が知りたくて、ネットで「工場」の感想を検索したのですが、
「産声」
に関しては、絶賛する声ばかりでした。
私の感性がおかしいのかなと、それが、この曲に対する軽いトラウマになっていました。
「夜会工場」は合計3回、「産声」も都合6回聴くことになり、聴きなれるにつれて、最初の違和感は薄れていきましたが、それでもトラウマは残ったまま、「問題集」で再会したのでした。
ですから、「問題集」を初めて聴いた時は、
「産声」
の時だけ、少し身構えて聴いたんですが、なんの違和感もなくスンナリ聴けて、肩透かしを喰ったような気分になりました。
あれ?って思いながら、聴き馴れたからだろうと自分を納得させていたのですが、今日、ある方に教えて頂いて謎が解けました。
「工場」では1番だけだったのが、「問題集」には2番がプラスされていて、2番の
『♪もう一度生まれることが~
あなたと』
は、メロディも変化球になっているとご教授頂いたんです。
この変化球が入ることによって、私には曲がまとまったように感じられたんです。
感覚の問題なので、うまく説明できないんですが、たぶんこの少しアクの強い変化球が、私好みだというのが、大きいんでしょうね。
mさん、ご教授ありがとうございました、お蔭でブログが更新できそうです。(^^)
今は、違和感も全くなくて、伸びやかな歌声が気持ちよい大曲だと思っています。
キレイな歌声で歌い出し、段々力強く伸びやかな声に変わっていくところに惹かれます。
2番の変化球がアクセントになって、
『♪始まりの音が思いせたら』から
『♪忘れてきたのも何かある』のロングトーンが、
「どこまで伸ばす~」状態で、無茶苦茶気持ちいいです。
そして、
『♪どれも都合良く(たやすく)~』
出ました、みゆきさん得意の当て字。
この言語感覚がスゴいですね。
耳で聴く以上のインパクトが、歌詞カードを見た時にありました。
みゆきさんの強い意思を見た気がします。
誰にとっての『都合良く』なのかって。
この曲を「工場」で聴いた時に、先に書いた「吹雪」の
『♪どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち』
が、まず浮かんで、それから、
「EAST ASIA 」 ( EAST ASIA )と
「ひまわり"SUNWARD " 」(LOVE OR NOTHING )
が浮かんできたんですよ。
これ以外にも
「世情」(愛していると云ってくれ)、
「アンテナの街」(LOVE OR NOTHING ) 、
「4.2.3」(わたしの子供になりなさい)、
少し毛色が変わって、
「背広の下のロックンロール」(I LOVE YOU , 答えてくれ)
なんかが浮かんできたりして、曲も詞も大きく深い曲だと思いました。
師匠が、海外レコーディングから、ファイーストの意識を持つようになり、俯瞰的にモノを見れるようになったと仰っていましたが、
「産声」
はファイーストどころか、全世界、全人種を視野に入れた大きさを感じました。
なので、はじめに戻って、
「India Goose」
と最強コンビだと思うんです。
ああ~やっと、まとまったかな?
次からは、"夜"です。
「夜会」も終わったので、ネタばれ混ぜながらの妄想になることと思います。
ただ、このペースだと、いつ終わるかはわかりませんが。(^^;
生モノネタもありますしね。
もし良ろしければ、気長にお付き合い頂ければ、幸せです。(^^)v
長々とありがとうございました。(^^)
では、また(^-^)