明けましておめでとうございます。(^.^)ノ
FM COCOLO以外でも、何曲かかかってるみたいですがね。
2020年です。
オリンピックイヤーでございます。
令和2年です。
「本年より、わたくしの誕生日は
国民の祝日でございます」
(なみふく年賀状より)
の令和2年目です。(^^)v
そして、どんなことがあろうと、何が起ころうと、(中島みゆきファンにとっては)
「結果オーライ」
な1年のはじまりです♪♪♪
12星座占いや四柱推命や六星占術等々で、どんなことが書かれてあろうと、みゆきファンにとっては、
「結果オーライ」!
最強の年ではないでしょうか?(笑)
勿論、みゆきさん及び、みゆき組にとっても。(^^)v
私も、今年は、何があっても、
"結果オーライ、何とかなる"
と、笑っていけそうです。
ありがとうございます、みゆきさん♪
さて、そんな、おめでたい年の最初の話題は、
「土木技術 2020年1月号 特集/歌と土木」
に掲載された
『黒部川第四発電所での紅白歌合戦生中継』
について。
年末に、ふみゆきさんという方のツイートで知って、どうしても読んでみたくて、色々検索しました。
研究所様も載せていらっしゃいましたね。
このような専門誌まで、チェックされていらっしゃるのって、本当に凄いですよね。
情報収集能力が、半端なく凄い!
脱帽です。
そんな凄い情報の二番煎じで失礼します。f(^^;
まず、どこで買えるのか?を検索しました。
「土木技術」のホームページを覗いたのですが、定期購読しか受け付けてなくてパス。
近くの大型書店の在庫を検索してもヒットしなくて。
ダメ元でHMVで検索したら一冊から購入でき、在庫もあったので即発注!!
驚くことに、1月1日最終便で配達されてきました。
佐川急便さん、ありがとうございました。(^^)v
さて、記事ですが、筆者は関西電力で黒四管理事務所長まで勤められた吉藤学(よしふじまなぶ)氏。
現、北陸電力株式会社立地部専任部長。
吉藤氏は、関西電力社員のお父様の後ろ姿を見て育ち、関西電力に入社すると決めて入社した生粋の関西電力社員でした。
そして、関西電力時代のほぼ全てで、事務職として黒部に関わってこられた方です。
その吉藤氏が、黒部川第四発電所の事務課長に着任早々の平成14年12月、所長よりトップシークレットとして、
"NHKが黒部ダムから放送するから、絶対に停電させてはならない"
と告げられます。
この時点で、紅白の中継だとは知らされていません。
最初NHKからは、「ゆく年くる年」を黒四から放送できないか?という話だったそうです。
絶対にマスコミにバレないようにという、ダミーだったみたいですね。
正式に、紅白で中島みゆきが歌う「地上の星」を黒部からと、オファーがあったのが12月20日頃。
これには、驚きましたね。
そんなに、ギリギリでやってたんだ!って。
やっぱり、
「プロジェクトX 地上の星は黒部にいた」とか、
「プロジェクトX 黒部の星」とか、やってもらいたいですよね。(笑)
吉藤氏が
"紅白プロデューサーによれば"
と書いている項目には、みゆきさんが
"富士山頂上の測候所、関門橋、南極基地、黒部等を打診され、即答で黒部と返答された"とあります。
ちなみに、
"プロジェクトXの「黒部の戦士」にいたく感動された模様"
と付記されています。
また、みゆきさん本人は、黒部ダム堤体上で歌いたい意向だったようです。
しかし、黒部ダム堤体上は、気温-15~20℃、積雪3m~4mという劣悪な環境のため、紅白のポリシーである生演奏ができないことから地下の黒四発電所に決定したそうです。
温度といえば、中継では有働さんが
「現場は氷点下2℃」と言ってましたが、実際は2℃だったと書かれています。
ただし、
"体感温度はマイナスだったかもしれませんが、、、"
との付け足しもあります。
NHK側として、国内で一番やりたくなかったのが、黒部とも書かれてます。
もし、みゆきさんが"南極基地"と答えていたら、NHKはどうしたんでしょね?
無理なら、はじめから候補に入れなきゃいいのに、と思うのですが、それではドラマ(感動)は生まれませんかね?
正式オファーから、約10日。
プロジェクトは、進みます。
NHKの技術サイドの入念な反響(音響)チェックの結果、もっともうまく音を吸収する場所を選定。
関西電力側は、黒四を熟知する各部門スタッフや不測の事態に備えたバックアップスタッフ等々、総勢約50名の厳選したスタッフで、
「何としても停電させない」、
「中継を中断させない」
という万全の体制を確立。
地下の黒四と東京のNHKでは、直接通信できないので、関電トンネル内に完成したばかりの光ファイバーを扇沢駅まで使い、回線を構成。
その扇沢駅からは、NTT回線を使用して東京のNHKへ直接接続する回線と、扇沢駅のNHK衛星通信車に接続する2つの映像回線を設置。
どちらが切れてもバックアップできる万全の体制。
関電の技術スタッフの懸命な努力により、黒四発電所発電機の発電を一般電気として使用できるように変換し、停電対策とした。
しかし、みゆきさん担当のヘアーメイクさんが、大きいドライヤーをガンガン使ったため、一時停電して、一同ヒヤリとしたそうです。
(私が、2度目の黒四見学
"(番外)中島みゆき"歌跡"の旅へ《再びの"くろよん"》"
の時に聞いたドライヤーの話がこのことだったんだと納得しました)
NHK側(みゆきさん側も含む)も総勢約50人が加わり、総勢約100人が黒四で年を越すことになったのです。
その様子に、吉藤氏は、
"わずか3分半程度の生放送で、何とも大変な準備と人数が必要なことと、改めて感心することしきりであった"
と、綴られています。
本当に、大事(おおごと)ですよね。
また、吉藤氏の記事を読んでいると、12月の末に黒四に無事到着できたのが、一つの奇跡だとわかります。
この時期黒四に入るには、信濃大町の関電トンネル扇沢からのルートしかないのですが、大町から扇沢駅までは、積雪2mを越え、雪崩の多発地帯であり、気象条件によって、通行止め、通行不可能になることも多々あったからです。
吉藤氏も、
"天気は上々とはいえないけど、通行止めにはならないであろう日和。
まずは、心から安心"
と綴ってます。
ある意味奇跡で、物凄い賭けだったんですね。
そんな奇跡を呼び、賭けに勝った裏には、入念な準備と二重三重に考えられたバックアップ、そして、成功させるという強い意思と結束があったんですよね。
吉藤氏は、関電側の努力だけでなく、NHK側スタッフの手早く効率の良い準備の様子に
"手際の良さに、感心させられぱなしである"
と賛辞を贈っています。
さらに、後で聞いた話として、
"万が一の停電、放送の中断等に備え、昼に本番と同じ環境で歌った映像を収録し、東京のNHKで録画。
本番と同時に録画映像も再生し、現場の映像が万が一途切れた瞬間に録画映像に切り替えるという準備までしていたそうだ"と書かれています。
ただ、これは、もし切り替わる事態になっていたら、違和感があったんじゃないかと思います。
だから、これを読んだ時、ヤラカシタ時に差し替わらなくてよかったな、と思いました。(笑)
そうやって準備をしていたのは、スタッフだけではありません。
みゆきさんも、色々な準備をされています。
上記の昼の収録も準備です。
そして、紅白本番直前まで、息が白く出ないように、氷を口に含んで準備されてもいました。
そんな準備が結実して、本番。
映像OK、音響OK、演奏OK、歌唱OK、ホッと一息ついた時、吉藤氏が、
"とんでもないハプニング発生!"
と書かれている、みゆきさんのヤラカシが、、、(-_-;)
様々な不測の事態を想定して、万全の準備をしてきた関電とNHK。
その想定をピョンと飛び越えるハプニングが起こったんですね。
ドライヤーといい、人(みゆきさん)が、一番予測不可能だったってことですね。(笑)
しかし、吉藤氏も感心するNHKの素早い対応と、それでも歌い切ったみゆきさんの度胸の良さで、
"何事も無かったようにエンド。
すばらしい歌声と演奏に感動"
と。
画面の中にも外にも、同じ感動とインパクトを残して、みゆきさんの1回目の紅白は終わっのでありました。
"歌い終わったあと、
「間違えちゃったー!」とスタッフの方々に謝っておられた姿が"
吉藤氏は印象に残っていると記されています。
また、その後、控え室でVTRを視聴している吉藤氏のところに、みゆきさんが一人で入って来て、一緒にVTRを見てたんだそうです。
そして、
"間違えたところで、
「頭が真っ白になっちゃってー」
と笑って言っておられたのが、とても可愛く、とても気さくな方なんだなぁという印象"
を持ったと、吉藤氏。
みゆきさん、お茶目ですものね。(笑)
撤収作業等が落ち着いたところで、関電、NHK全員での記念撮影。
みゆきさんがちんまりと写ってる集合写真ですね。
NHK側から、みゆきさんの写真を撮らないよう、強いお達しがあって、関電側は自粛してたと書かれています。
さらに、吉藤氏は裏話として、みゆきさんが宿泊場所として提供された社員寮ではなく、黒四内の通称みゆき部屋で、休むことになった理由を
"ある人が、この時とばかりに、発電所内をあちこち引きずり回して、疲れたからだ、と言う人もいた"
と付記されてます。
"ある人"って、、、。(^。^;)
翌日、みゆきさんは、多くの関電スタッフと握手をされ、インクラインの最後尾に乗車して、見えなくなるまで手を振り続けておられたそうです。
「地上の星」を、
"今でも関西電力の歌として、宴席の都度に熱唱している者は少なくないであろう"
と、吉藤氏は結んでいます。
"関西電力の歌"というのに、何かじんときました。
一大プロジェクトをやり遂げた象徴であり、誇りを感じます。
先に書きましたが、
「土木技術」のこの号の特集は『歌と土木』です。
その特集の序文に、
"歌には感情を引き起こす何かがある"
と書かれています。
このプロジェクトに関わった方々は、
「地上の星」を聞くと、その時の感情や状況が甦るんでしょうね。
その場にいなかった人も、当時のスタッフの思いが、語り継がれていて、特別な思いがあるのかもしれませんね。
『歌と土木』の特集でもう一つ、チラリとですが、中島みゆきの名前が載ってる記事がありました。
「歌詞にみる土木-歌謡曲に描かれる土木の変遷-」(前川亮太)
という記事の
2.歌とインフラ
2-1道路
表-3 道路が表現される曲 に、
「あなたが海を見ているうちに」中島みゆき
と、表示されています。
表中の
"道路に関する語"には、
『国道、バス、フェアレディ』
が、あげられてます。
また、
2-2 鉄道
表-4 鉄道が表現される曲
には、
「ホームにて」中島みゆき と、
"鉄道に関する語"として、
『ホーム、駅長、汽車、乗車券』
が、あがっています。
「ホームにて」(「あ・り・が・と・う」1977)は、ある程度メジャーですが、「あなたが海を見ているうちに」(「臨月」1981)の選曲に、ビックリ!
パラパラ雑誌をめくっていた手が止まり、
"良くご存知で"と、声をかけたくなりました。(笑)
以上、
「土木技術 2020年1月号 特集/歌と土木」についてでした。
それ以外で、みゆきさん関連といえば、
映画「糸」(2020.4.24公開)の脚本家 林 民夫が書き下ろした小説「糸」が発売されてます。
小説「糸」
幻冬舎文庫
林 民夫 / 著
文庫価格:600円(税別)
林 民夫 / 著
文庫価格:600円(税別)
また、
FM COCOLOの1月度マンスリー・アーティスト、中島みゆきだそうです。
FM COCOLOでは、1月中、みゆきさんの新旧ナンバーを各番組でかけていくそうです。
発売前に、「CONTRALTO」の曲も流してくれそうですね。
FM COCOLO以外でも、何曲かかかってるみたいですがね。
今のところ、みゆきさん関連でニュースになっているのは、以上だと思います。
年初から、長々と失礼しました。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。(^^)
本年も、よろしくお願いいたします。(^-^)