QPG-SH1Eプロフィア…

実はこの車両…先日もエア漏れ修理でABSモジュレーターを交換したプロフィアなんですが…
またエアが漏れるのと今度はエンジンチェックランプも点灯した…との事で入庫しました。
まずはエア漏れを確認すると今度はプロポーショナルリレーバルブから漏れてました…
ABSモジュレーターの漏れを修理したら今度はPRVからです…
PRVを修理したら次はエアサスコントロールバルブからかな…⁉︎笑
それともトレコンから…⁉︎
無くは無いですね…(^_^;)
チェックランプの方は今現在は点いておらず過去履歴を確認すると…

下流NOxセンサーのコードが…
現在のSCRのデータを確認すると…

問題の下流NOxセンサー信号は範囲外となってます。

供給電圧と温度なのでNOxセンサーのヒーターコントロール系統の不具合でしょう…
こうなるとNOxセンサーは要交換となります…
この年式のプロフィアはNOxセンサーを上流下流と2つ使っているので交換する場合は出来ればセットで交換が好ましいですね…
で、見積りを作成してお客様と相談の結果、PRVの交換とNOxセンサーは上下セットで交換する事となりました…
まずはPRVの交換から…
トラクターの場合、位置的にカプラーの真裏に取り付けられてるので非常に作業性が悪いです…
取り外して…

取り付け…

次はNOxセンサー…
上流側の交換と…

下流側も…

交換後に診断機にてデータリセットとデータ表示にてステータスが改善されたかを確認します。
G-Scanはデータ表示には対応してますが、リセット作業とアクティブテストには対応しておらず…
代わりにTPMはリセット作業とアクティブテストの一部に対応しており、データ表示には対応しておりません…
という事で各作業別に診断機を使い分けて作業します…
この辺りが汎用診断機の宿命ですね…笑
リセット作業はTPM…

その後G-Scanに切り替えてデータを確認…
初期状態からDPFの強制再生を行い、SCR制御を作動させます…


その後、SCR制御も開始されNOxセンサーの数値も無事に範囲内に収まりました。

これにてプロフィアは完了。
お次はQKG-CD5クオン…
こちらはたまーにエンジン始動に時間がかかる時がある…との事。
とりあえず出張で点検する事に…

運転手さんはバッテリーじゃないか?…と仰ってましたが、バッテリーでは無さそうです。



セルモーターの回転も勢いよく回ります…
エンジンはGH11…

故障コードを確認するも無し…


各データを見ても特に気になる所もありませんし…



症状も確認出来ず…
こちらはとりあえず様子見ですかね…
更にお次はタンクトレーラー…
走行中に後ろの本からカラカラ音がするという事で入庫です。
トレーラーの下廻りを覗き込むと…

ん…⁇
なんだアレ…
と、下廻りに潜り込んで見ると…

おおぉ…笑
エアタンクのバンドが腐食してタンクが脱落してます…

エアホース一本でかろうじてぶら下がってましたが…
落ちなくてよかったですね〜
落ちたら走行不能になるのは勿論の事、こんなエアタンクが脱落したら後ろを走行してる車は本当に危険だと思います…
これも塩カルのせいですね…
ここの運送会社さんは運行後に毎回下廻りをスチーム洗車してるんですがフレーム裏は無理ですからね…
とりあえず部品を交換しないといけませんが、直ぐには部品も来ないのでとりあえず脱落防止の対策をして1度お返し…

数日後部品の入荷に合わせて車両も再入庫…作業を進めていきます。
タンクとバンド、ステーはセットで交換…
というかセットでしか部品が出ませんでした。
しかしメンバーもこの腐食具合…

ここまで腐食するともう補強ではどうにもなりませんね…
で、新品のタンクを取り付けて完成。

それから先日、大好きなカプリコを食べようと思って開けたらこんなのが…

初めて見た…笑
これレアキャラなのかな…