春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

植え付け開始、多肉植物

2018-08-29 | 多肉植物
多肉植物会社で8月の中旬から移植などをおこなう予定が
猛烈な暑さのため植え替えを遅らせてましたが、ここにきて涼しくなり始め、一挙に昨日から移植をはじめ、やっと目安が
付きました。 真夏などは移植は自分はいたしません。 この時期は多肉植物には無理が生じます。
移植が終われば成長が9月ごろから始まります。 

ミニプラグの小苗をバラして小さな鉢に植え替える。手間のかかる作業ですが、売り物で細心の注意が必要です。
売り物には明記版が必要で、小苗のころから名称を記入して置き、差し込んで起きます。





困ったことにエケベリアの明記版がありません。数百種のエケベリアなどわかりませんが
似てる範囲内の名称を書き込み入れる予定です。   左からアトミー、エケベリアでは無いです。ブルーミニマム 黒爪ザラゴーサ
 ザラゴーサ 各






    

培養土の配合土は 赤玉4 鹿沼土2 クン炭 軽石 バーミキュライト ゼオライト
各1を入れての培養土を作ります。 多肉植物は根が細く、塊のような培養土では細い根が成長をしません。根は細かい土の中で伸びてゆくのが原則です。
どんなに水分を与えても根が動かないのですぐに、細い枝ものなどは枯れてしまいます。
わずかな根が出ても細かな土に移植をしなければ、立派な苗木には成長をしません。 長く栽培を繰り返してきた栽培士の方々は知ってます。
 


ドルフィンネックレスは細かな培養土で秋口近くで繁殖をいたします。セネキオ属は培養土、光、通風、潅水、
これらの要素で大株に成長をいたします。大きくなればすぐに株分けをするのは危険です。せっかく成長をして根が丈夫な株を大きくなったのを
分けるなどはいたしません。





  


理由がわかりませんが、流行のマサイのヤジリ、すぐに買い手が付きます。

   


お馴染みのコダカラベンケイソウ、


   

今日で多肉植物の植え替えと培養土の配合作りが終わり、安心しました。 9月には園芸部の樹木待機所の幹巻きが始まります。
1年に2回の移動日、場所は抽選で52社の造園、園芸所、これがまた大変。









イチョウの巨樹 33 樹齢700年。

2018-08-29 | 巨樹
安行地区、安行花街道の延長線の道を約2キロ先に、埼玉県安行、峰が岡八幡神社
の境内には、樹齢700年、幹周り8.2m 樹高20mのイチョウの巨樹が、地域の皆様方に長く、守られ御神木として境内に鎮座してます。

主幹はすでに数百年前に、雷にうたれ途中で折れてますが、幹周りからヒコバエを出して長い歳月をかけて、巨木になり
通称、千本イチョウの巨樹名称で、峰が岡八幡神社の本殿横に、必勝祈願、安産祈願の御神木として崇められ、生き続けてます。










毎年、1月の中ごろに、注連縄と枝垂れ紙を新しい物と交換して、邪悪なものを
一切寄せ付けない、結界を作ります。枝垂れ紙は破けやすく、そのつど神官の方が変えてるのを見てきました。



        

ヒコバエを出さないイチョウの巨樹は1本立ちで、樹高も高く姿も見事です。しかしヒコバエは寝周りを強くして、巨樹を
支えます。風雪に耐える力は膨大です。東北地方にあるイチョウの巨樹は多くがヒコバエを出し巨樹を支え、生き続けてるのが現実です。






峰が岡八幡神社は境内が広く、2の鳥居が朱塗りで参道は石組み、さらに進むと山門から本殿を眺めることができます。
境内は多くの樹木に覆われ、静かなたたずまいを見せてくれます。巨樹の周りには柵は設けていませんが、根廻を踏みつけることの
無いように、立ち入りを禁止してます。


        


巨樹の定義があります。地上から1.3mの幹周りが5m以上、3~5mまでは巨木の名称です。
環境省と日本の巨樹のデーターベースを管理してる人の定義がありますが、樹木の種類によって違いが両者にはあります。
巨樹は全国に約3500本、ベスト3はクスノキ、イチョウ、ケヤキ、この3樹木が選ばれているのは間違いありません。  安行事務所。