春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

クスノキの巨樹 御神木

2020-02-08 | 巨樹

国内の巨樹定義は地上1.3mの場所が幹回り5m以上を超える樹木は、環境省、巨樹の会、

少し定義は違いますが(巨樹約3300本)として認定されます。 5m~3mは巨木、それ以下で大きな木

と言われてます。 東京都巨樹会に長く在籍してた頃、多くの巨樹を見てきましたが、

静岡県熱海市、来宮神社境内の大楠の巨樹は規格外です。まさに巨樹の姿の迫力、

大きさ、うねるような樹皮、岩を抱える姿、何度も熱海に来るたびに出向きました。

推定樹齢2000年 幹回り24m 樹高20m。 九州を除く、国内の巨樹の1位のクスノキ。

 

 

 

後ろ側の姿です。

 

 

今ではすっかり境内も、巨樹の周りも整備されて1周するとご利益が授かると言われ

特に若い女性の参拝客が多い来宮神社です。下の写真は10年前以上の写真で

近寄りがたい姿の

大楠は御神木で有りながら、深い森の中で鎮座して、幽鬼漂う姿、巨樹の樹皮には蛇が

住みつき、とぐろを巻く樹紋が見え、誰一人この場所にはいませんでした。今の

来宮神社のきらびやかな境内とは異質の時代でした。 5年前に神社は方向転換して

誰もが来られる神社に変身をいたしました。 今では多数の若者たちが来社して

社務所の中にはカフェまで出来、時代の流れを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ご住職様が代替わりしてお若い息子さんがご住職になり、方向転換して

誰もが気軽に来られる来宮神社に方向転換をしたと言われてます。当時は

参拝客のいなく、静けさが漂う境内の大楠の姿だけが印象的でそれ以後も

参拝を繰り返してましたが、4年前ごろにこの新しい姿を見て、少しは

驚きましたが、社寺仏閣も生き残りをかける、今の時代です。

ご住職になられる方が居ない、多くの社寺仏閣があるのは今のご時世です。

 

 

    

 

 

 

       

 

 

    

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生き抜く力 (gonnta)
2020-02-08 19:53:36
こんばんは、mikioさん。 樹木の生きる力の凄さを感じる
巨樹たちを7長く見せてもらってますが、この来宮の大クスは想像を絶します。

なぜ社寺仏閣に巨樹が多くあるのでしょうか。
前にmikioさんが仰ってた、何かの力が木に働いてるのでしょうか。 数百年、数千年、恐ろしいほどの樹齢です。御神木の巨樹は人々に守られて生きてきたのですね。

私はmikioさんが巨樹を載せなければ、巨樹の姿さえ知りませんでした。 これからも沢山見せてくださいね。
有難うございました。
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Unknown (mikiosabo)
2020-02-09 07:15:17
gonntaさん、おはようございます。 巨樹も最初は小さな苗木、信じられない生命力で生き抜き、人々の支えがなければ、巨樹にはなりません。 社寺に多くあるのは、信仰の対象に崇められて、大切に守られて育てられたと思われます。 特に楠木は病気、害虫に強く、それらの理由か会ったと思われます。

最後は樹木自身の生き抜く力と思います。 巨樹に神が宿り巨樹信仰が広まったと思われます。 これからも見続けますので、応援してください。 gonntaさん。
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驚きです (元郷人)
2020-02-09 10:15:15

波打つ樹皮
、うねる様な巨樹の姿、これが樹齢2000年の、来宮神社のクスノキの巨樹、驚きで見てます。 また昔の誰も見られない森の中の巨樹、mikioさんの写真は実に興味深い写真が載ります。  今では新しい来宮神社、素晴らしい流れを見せてもらいました。

有難うございます。 巨樹シリーズ、楽しみにしてます。


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Unknown (mikiosabo)
2020-02-09 13:43:04
元郷人さん、こんにちは。10年前と何か違いのある、楠木の巨樹にみえます。環境が違うとこれ程変化があるのでしょうか、じふんにも分かりません。
触れることの出来ない巨樹が多くある中、来宮の巨樹は裏側は手を添える事が出来ます。 まさに至福の一瞬時間てした。
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