小沢氏を政界から排除して良とする主張が
あるからに違いないと考えるのが普通であろう。
まず、小沢氏の政治的主張の特徴を明らかにし
それがいかなるものか考察してみたい。
小沢氏の国際的立場は
アフガン、イラク戦争あたりで
立場を明確にしていたが
アメリカ主導の国際政治に対して
国際連合主導の政治を主張していた。
アメリカと日本との関係では
日本の完全独立に近いものを主張し、
今日の日米関係からの離脱とは言わないまでも
対等に近いものを主張していた。
その点では
鳩山氏が東アジア共同体と
共同体を通じた米中等距離に近いもの
を主張していたが
それとの関連も考えられる。
両氏とも結局、マスコミや司法界の攻撃の中で
民主党の代表から去らざるを得なくなってしまった。
今日では小沢氏は
消費税に対して強硬に反対論を主張している。
ところが
今の民主党は税制と
年金/社会福祉など社会保障の
一体改革を主張している。
消費税を今の経済動向の中で
いかにとらえるかで
その見方は大きく変わってしまうだろう。