ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

檜扇 (ひおうぎ)

2009-08-01 | 我が家の花日記一覧(2008~2013)
         今日から葉月、八月です。

      このところ涼しくて助かりますが、本来ならば
      ジリジリと焼けるような日射しの日々であるはずです。

      夏の庭は草花は一休み状態で、木の花の紅芙蓉や萩、百日紅などが
      咲いてくれています。
      そんな中で、  “あっ”咲いてくれたね!
      ひおうぎの花でした。

      オレンジに濃い斑の入った花。
      秋には黒い実となり、その姿も良い風情です。
      ぬばたまは夜に掛かる枕詞とされていますが、
      この黒い実も“ぬばたま”と呼ばれるそうです。

    射干(ぬばたま)のまはりびつしより水打つて   波多野夷波

    

    

 あかねさす昼は物思ひぬばたまの夜はすがらに音のみし泣かゆ(巻十・3732)

 ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く(巻六926)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする