ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

万葉の花 浜木綿

2013-07-30 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
            夕方丘陵下の道を歩いていたらカナカナ・・・と鳴く蝉の声が聞こえてきました。
                 そう。。。ひぐらしの声です~~
            鼻をつままれたようなミンミン蝉や
            耳にするだけでも暑くなるような油蝉の声より風情がありそう(^^♪
            蒸し暑いけれどなんとなく涼しさを感じました。

            さらに下ってくるとたくさんの浜木綿の花が咲いていました
            この種は日本古来のハマユウとは違うようです
            万葉の花は束ねた糸を開いたような花びらです~
            その花が浜辺に咲いていたらきっと素敵でしょうね。
           
            写真の花は白ゆりのように見えますね~分類はヒガンバナ科だそうです。
            別の名を<浜おもと>とも。
            
            

            私たち夫婦の共通の友人の娘さんが木綿ちゃんと言うお名前です。
            詩人のご主人が万葉集の歌からいただいたと言うことでした。
            ご夫妻ともに木綿さんを残してすでになくなられてしまい本当に残念です


            み熊野の浦の浜木綿百重(ももへ)なす心は思(も)へど直(ただ)に逢はぬかも      (巻四・496)  柿本朝臣人麻呂

              (意) 熊野の浦辺の浜木綿の葉が幾重にも重なっているように
                  心では幾重にもあなたのことを思っているけれど、じかには逢えないことです。

               第一句から第三句までは心は思へどを導き出すための比喩的序詞。   参考
コメント
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