MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 6番札所①

2017年09月22日 | お遍路好き(発心・徳島)
6番 安楽寺

地蔵寺からは約5km、あともうひと踏ん張りなのになにやら疲れてきました。
今思えば、ここからが未知の世界でした。
15kmというのは横浜のウォーキングイベントで経験していたのですが、
それ以上歩く経験は無かったのです。

初めて見かけたコンビニに思わず入り、お昼の時間も過ぎてしまったしで栄養ドリンクを購入。
少し元気が出たところで、旦那さんに電話で近況報告。寂しくなってたんですかね??
多分、お遍路中に電話したのはこれが最初で最後だったと思います。

気を取り直してあるき始めるとすぐに遍路小屋「神宅休憩所」が目に入ります。
さっき休憩したばかりですが、重いリュックをおろして休憩です。
コンビニで何か食べ物買ってここで少し食べれば良かったかな??
この存在を知らなかったので仕方ありませんが。。。

お遍路休憩所って不思議と休みたくなる場所にあったりします(^^)v

元気が出た所であともう少し!です♪
途中、なんとなくついてくる猫を撮ってみたり、
目処がたっていたのでのんびり行きました。
すると後ろから声を掛けてくる女性が!

4番札所で出逢った女性です。
あれ?先に行ってたはずなのに??
聞くと思ったよりも早く進んだので、先程の年配の女性とお茶をしていたとのこと。
年配の女性は地元のお遍路さんだったそうです。
6番札所まで30分ほどを一緒に進み、京子さんも6番札所の宿坊に宿泊とのことで、
一緒にお参りして、一緒にチェクインしました。

安楽寺の仁王門は竜宮城のようで親しみが湧きました。
というのも私は江ノ島の近くで育ったのですが、小田急江ノ島駅の龍宮城ふうの駅に似ていたからです。
門をくぐると本堂の前に綺麗に手入れされた池の庭がありました。
多宝塔との位置関係も美しく記憶に残るお庭です。
多宝塔の廻廊には一番から八十八番までの数字があり、
それを踏み進むことで八十八ヶ所遍路をしたと同じ御利益があるとか。
納経所は本堂の中にありました。お経を唱えるにも緊張します。
趣のある本堂でした。一番から進むと最初に出逢う薬師如来さまだそうです。

宿坊には温泉があります。
疲れていたせいかとても身体にしみ入る感じでいい温泉でした。

この宿坊には洗濯機が2台あります。早速利用して取りに行くと、なにやら怒ってる人と困り顔の宿坊の方。。
わたしが取りにいくのが遅かったのか思い慌てると、まだ2分ほどありました。
その隣の洗濯機が終わっているのになかなか取りに来ないので中を出して良いか宿坊の人に相談していたようでした。

このお遍路で私も初めて宿内にあるコインランドリーを利用したのですが、
それまでは需要あるのかな??と思っていましたが、かなり需要がありますね!
6台以上あるところでもフル回転で利用されているところもありました。
私も30分以上待ちぼうけ。。という事もありましたし、終わる時間を確認して
出来るだけすぐに空けるように心がけが必要だと思いました。

この宿坊では食事の前のお祈りがありました。
食事は郷土料理もあり、豪華な内容です。

お勤めは夜にありました。朝早くに出発したい人もいることから夜に行うようになったそうです。
このお勤めがとても魅力的なお寺です。
写真を撮ることは出来ないのでほとんど情報が無かったので驚きの連続でした。

まず、大広間でワークショップがあり、それぞれお勤めセットが配られます。
その中に蝋燭やこの地域特有の供養、ミニ護摩などが入っていて
説明を受けながら願い事を書いたり準備します。
お勤めが終わり、順々に案内されるとそこはまるでアミューズメント!
ロウソクに火を付けて川のような所に流したり、枝を立てたり、大きな立仏像の回りを唱えながら回ったり。
普通は住職さんが行う護摩供養を体験出来たりしました。
最初は本堂完成時に関係者向けに行ったらしく、最初で最後のはずが希望が多かった為に
おつとめに参加する人が多く集まったときには行うようにしているそうです。

次の朝、仁王門をくぐった時に振り返ると本当に竜宮城みたいな場所だったなと思いました。

コンビニのすぐ近くにあった休憩所


後をついてきたニャンコ


竜宮城のような仁王門



温泉が湧き出している井戸(四角く石で囲われている)


井戸の様子











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ほぼ歩き遍路 4番札所・5番札所①

2017年09月21日 | お遍路好き(発心・徳島)

4番 大日寺

金泉寺からは約7km少し長い距離を歩きます。だけに色々ありました。。。

お遍路アプリ、グーグル、お遍路マップを駆使しつつ、お遍路さん誘導マークをあてにしながら進んでいました。
そして、高速道路の近くで私にとっては判りにくい場所にさしかかりました。
誘導マークを見つけてそちらへ進むと。。。なんか違う。。
まだ、藪を歩く勇気は持っていなくて。
右手に高速道路をくぐるトンネルがあり、こちらも怖いけど、藪より高速の脇道を通ることにしました。
後で分かりましたが、この藪道へ進むのが正解だったみたいです。
けっこう気持ちの良い野道だったそうです。

逆に藪より怖いと感じることがありました。。
そのトンネルも長くて無機質な感じで怖かったのですが、
アップダウンが激しく日陰もない高速の脇道を歩いていて疲れたので、
野花を写真に撮って休憩していると急に車が止まり・・・。

オジサン「今日は何番まで行くの?」

あ、さっき3番で杖を忘れてすれ違った時のオジサンだ!!

私「えと?4番までです。」

オジサン「4番??」

オジサン「乗せていってあげるよ」

私「あ、いえ。。のんびり歩きたいので大丈夫です。」

何度も断ったからか少しイライラ気味のオジサン

私「ありがとうございます。本当にのんびり歩いて行きたいので」

と断ることができたけど、けっこうムッスリして去っていきました。
お接待は断っていけないと聞きましたが。。。無理です。
人も車も通らない脇道に怖くなってipotから音を出して歩いていました。

そのうち子供を連れたおばあちゃんに遭遇したり、
サクサク軽く歩いて行くお遍路らしい女性に会えて、
ほっとすると辺りは梅畑!梅の花の香りにも癒やされました。

後々この女性とまた会うのですが、この女性もこのオジサンに
「この遍路道は危ないからやめたほうがいい、乗せていってあげる」と言われたそうです。
その後行った遍路宿でもそんな話になり。。。話題になっているようです。
何があるわけではないのかもしれませんが。。
いくら私がオバサンだとしても、さすがに知らない男性が運転する車に乗るわけにはいかないです。。

そうこうしているうちに4番札所の大日寺に到着しました。
手前に大きな駐車場があってその奥にありました。

本堂と大師堂を結ぶ廻廊に木製の三十三観音像があり興味深かったです。

足取りの軽い女性はお昼をとっていました。
私も何か食べたいけど、完全にタイミングを逃している。
少し歩くと遍路小屋?休憩所があり、そこで荷物を整理して一息ついていると、
先程の女性が年配の女性の方と歩いてこちらへ手を振ってくれました。

お母さんかな??

今日は6番までいかなければいけません。。
足に自信のない私は休んでいられませんでした。



5番 地蔵寺

地蔵寺へは単純な道で2Kmほどで着きます。

ここにも樹齢800年とある大きな銀杏の木がありました。
秋の頃は黄色の葉に彩られ賑やかな雰囲気だろうなと想像しました。
先程、大日寺へ向かう途中にあった岡上神社でも巨木の樟が祀られており、
次々現れる巨木に徳島の歴史の深さを感じました。

今日宿泊する宿坊のある6番札所へと向います!

翻弄された道標


無機質な高速道路下のトンネル


オジサンに声をかけられた時に撮っていた花。なんという花でしょうか??


癒された梅の花


大銀杏の樹が印象的な地蔵寺


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ほぼ歩き遍路 2番札所・3番札所①

2017年09月15日 | お遍路好き(発心・徳島)


2番 極楽寺

霊山寺からは約1.2kmてくてく県道を歩いていくとあり、すぐに到着できます。
本堂は階段を少し上がったところにあり、霊山寺よりも立体的な感じでした。

このお寺の魅力は長命杉でしょうか。
大師様が四国霊場開く時にこのお寺の守護として植えたと記録されていて、
1000余年になるそうです。長寿を授かれる杉ということで長命杉と呼ばれているそうです。
木にくくりつけている赤と白の紐を持って、私も元気で長生きできるようにお願いしてきました。

続いて3番お札所に向います。

3番 金泉寺

極楽寺からは約3kmです。

住宅地を通過したり、野道を通ったりお遍路っぽくなってきました。
色々な道先案内に導かれながら進みます。
もう目の前という場所で、小さな石の案内に戸惑っていると。

地元の人が、「ここから行けば近いわよ。裏になっちゃうけど」

しかし、野道。きっと旧遍路道かもしれないとそこを通りました。
本当に裏手。。。門をくぐらない虚しさがありました。
やっぱり、案内図通り行けば良かったかな??
気を取り直してお参りしました。

納経所の方に「初めてのおへんろですか?テントはったり、野宿はしますか?」と聞かれ、
私「はい。いえ。。宿を取る予定です(既に全部の行程宿は決まっていました。)」
親切に初心者の心得やお勧めの宿などが網羅され冊子をくださいました。
これはボランティアでつくられお接待として配られているそうです。
そんなやり取りに気を取られ、綺麗な椿の花に気を取られ。。。

大事な杖を忘れてしました!

くぐりそこねた門をくぐり、写真に収め、次のお寺に向けて軽やかにあるき出し。。。
軽やか過ぎる自分に気づき!
戻りました。
さっき、門を出る時に目があって挨拶した方にまた門ですれ違い。。

おじさん「あれ?さっき門出てなかったけ??」と言われる始末。

「忘れ物をしてしまいました!」と私。

後々、このおじさんは要注意人物ではないかと・・。

杖。。何故か忘れやすいんですよね。。なんど杖に謝ったことか。
杖=弘法大師様な訳なんです。

次は4番札所の大日寺です。


2番札所の極楽寺


案内1

案内2


導かれてお寺の裏へ行ってしまった案内印


気をとられた美しい椿


3番札所の金泉寺



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ほぼ歩き遍路 1番札所①

2017年09月14日 | お遍路好き(発心・徳島)
1番 霊山寺


0番札所から1番札所に向かう途中。駅の周辺あたりだっただろうか、道の上に緑のラインが引いてあり
どうも霊山寺までの続いている感じでした。何処かで見たことがある。。。
しまなみ街道を自転車で渡った時にもあった!四国はこういった事が充実しているのだと感心しました。
が、このラインもここまで。後はお遍路さんマークなどに導かれながら進む事になります。
ずっと舗装されていはいませんから。。。最初の一歩を間違いなく進めるようにの親切だったのですね。

無事に緑色の線に導かれ到着。
色々なブログで見た名物のお遍路マネキンさんが迎えてくれています。
後の金剛力士像と微妙な関係ですが。

輪袈裟を掛けて、門の前で一礼。左側通行で中へ。
まずは本堂。蝋燭に火を付けて、お線香は3本。
納め札を入れて、お経を唱える
続けて大師堂でも同じように。

どこかのHPでお経の代わりに写経を収めても良いとあったので、大師堂には基本的に写経を納めました。
2回唱える時間があるか分からなかったので事前に88枚写経を用意していきました。
最後の方ではお経にも慣れていたので、写経も収めてお経も2回唱えました。
今となっては写経88枚用意するほうが大変だったかもしれないと思っています。

そして納経所へ行き御朱印を頂きます。
なんとなく緊張します。
さすがに最初のお札所で沢山の人がいました。
並んで待っていると、左手の方が輪袈裟の掛け方が間違っていますよと教えられていました。
私はというと・・・間違っていました。。。

白衣を着なくても輪袈裟は掛けたほうが良いとの事でした。

この納経所でもお遍路アイテムを購入出来ましたが、事前のブログ情報で
お寺の向かいにある「門前一番街」が良いとのことだったので、こちらで金剛杖と菅笠を購入しました。
事前に通販等で購入して揃えていたのですが、かさばるものを現地で購入しました。

金剛杖は太いものと細いタイプがありました。
私は細いタイプのものを購入しました。
杖の上部は弘法大師さんの頭であるために手で握ってはいけないそうです。
それをカバーするものが細いものでないと入らないという事情がありました。やわらか杖フィット


本当はざっくり1~6番札所での事を書こうと思ったのですが、
書き始めると色々なことを思い出して長文になってしまいました。

次は2番札所に向います。


一番札所へと導く緑色の線


しまなみ街道で見た線









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ほぼ歩き遍路 0番札所①

2017年09月13日 | お遍路好き(発心・徳島)
さて、いよいよお遍路スタートです。
普段そんなに早起きではないので、起きることが出来るかが不安でした。
この日は6番札所まで進みます。

まずは1番ではなく0番札所です。
0番とは十輪寺のことです。正式には1番前札前所です。

港から一番札所に向かう手前にあることから、一番に行く前にお参りするお寺だったそうです。
私も、直前でここを知り、ギリギリまで0番からスタートするか迷ってましたが、
折角なので立ち寄ることにしました。

このお寺は談議所ということで、弘法大師が四国八十八カ所霊場を四国に設置するに為に、
この寺で僧侶を集めて様々に議論した場所だそうです。

高徳線で板東駅で降りて一番札所へは左に行くところを十輪寺へは右へ向います。駅からは約1Kmぐらいです。

朝早かった事もあると思いますが他にお参りしている人は居ませんでした。
しかしロウソクに火があったので、先にお参りした方が居たのだとおもいます。
初めてのロウソク。初めてのお線香。初めてのお経。。。
たどたどしくい初心者にとっては良い環境でした。
こちらでは既に書かれた御朱印が用意されていて、300円をお賽銭入れに入れて頂く形でした。

さて、いよいよ一番お札所へ向います!
ここから約1.3Kmです。


お寺で見かけたにゃんこ。フサフサもふもふでした。


隣にある神社には狛犬さんが3列ありました。
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