MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 20番札所⑥

2017年12月27日 | お遍路好き(発心・徳島)


20番札所 鶴林寺

徳島駅からバスに乗り生名というバス停で降りました。
バスは女子高生?でいっぱいでした。途中バスを乗り間違えた友達を見つけて大騒ぎ!
乗り間違えると授業に間に合わなくなるようなのです。。
女子高生は元気で楽しそうでいいなぁなどと思いながら、
バスのアプリを駆使して降りるバス停をチェックしていたのですが、、段々わからなくなりました。

あれ?過ぎちゃった??急に不安になった私は隣に座る女子高生に聞くと
親切にまだであることと、降りるバス停近くになって教えてくれました。

そのバス停を降りるともう一組ご夫婦がいらして、「これから登りますか?」と聞くと
タクシーに迎えに来てもらう予定になっているとのこと。
そんな技もあるんですね!

まずは鶴林寺までは登るとして次の21番札所の太龍寺へは平坦な道を遠回りしてロープウェイを利用するか
迷いながらなスタートでした。
お遍路のおじ様方には12番の焼山寺を登ったのなら大丈夫だから太龍寺へも登ったほうが良いと何度となく
言われていました。

挑まなくては行けないお遍路道のときにはFBで中継の様にアップして友達の応援の声で背中を押してもらいながら
進んでいました。
こんな道登ってます。。みたいな感じです。

山道にさしかかり、しばらくすると藁葺屋根のお遍路小屋があります。
そこに簡易トイレがあるので、心配な方はここで済ませると良いと思います。
ここまでは足元も歩きやすいのですが、ここからいつもの山道となります。
また同じぐらい進むと全体の2/3ぐらいでしょうか、この鶴林寺道にも「水呑大師」湧き水ポイントがありました。

またしばらく登り、だいぶ上がってきたな、もう少しで到着できるかな?という辺りで景色は良いのですが、
ショッキングな事に気づくのです。

はるか下に見える川、そこに架かる長い橋、そこを渡って向こう側の山にのぼると21番札所の太龍寺に辿り着くのです。。
それを説明する写真と案内が丁寧その場所にありました。。
登った分だけ下って登る!どこかで経験したような。。。
そう。12番札所焼山寺へ向かうルートです!まだ20番の鶴林寺にも到着していないのに。。
すぐさまFBにアップしてみんなの意見を聞きました。。。
「無理しないでロープウェイ使えばいいじゃない」との声!
やさしいなぁみんな。心が揺らぎます。ゆらゆらしながら登り、鶴林寺にたどり着きました。
山門をくぐってもその先があり、本堂へはさらに階段を上がります。
鶴が舞い降りて本尊を守ったという謂れのあるお寺で本堂の前には鶴のオブジェが飾られていました。

本堂、太子堂を参拝して納経所に行くと、「美味しいお菓子なのでどうぞ」とお接待のおまんじゅうを2つ頂きました。
納経所でお接待されるの初めてでびっくりしましたが、頑張って登ってきたこともあり、ご褒美のような、
ありがたい気持ちでしばし休憩をして、FBの友達にも報告しました。
みんなから「ありがたいおまんじゅうだね」の声。本当にありがたく大切にいただきました。
これが、今日のお昼でした。

「岩屋まんじゅう」本当に美味しかったです。どこで買えるのか??見つけることは出来ませんでした。

おまんじゅうも頂き、休憩も取れて元気になり、あの橋を目指して下りました。
下りも本当に急でした。気をつけて降りてください。

簡易トイレのある茅葺きの休憩所


ここでも桜が!癒やされました。


2/3登った辺りにあった水呑大師の湧き水


12番札所へ向かう山道よりも急勾配とのこと


お寺が近くなり景色がよくなりました。21番札所へは遥か下にあるあの橋を渡ります


ショックを隠せなかった景色の説明


本堂はさらに上


納経所でいただいた岩屋まんじゅう
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほぼ歩き遍路 19番札所⑤

2017年12月11日 | お遍路好き(発心・徳島)


19番札所 立江寺

恩山寺を出発すると遍路道に入りたかったのですが、私有地を抜ける形だったので
躊躇してしまい結局は普通の車道を進みました。

美しく咲く梅を愛でながら歩きます。
途中14番札所にもあったぬいぐるみ?お人形?マネキン???
ここのお母さんと子どもたち?という大きなお人形が飾らていました。
毎朝設置するのかな?防水なのか?この手のお人形を何箇所かで見かけました。

流行ってるのかな?

しばらく進むと一帯が花火工場という場所にさしかかりました。
昔、学校で花火工場で花火が爆発しそうになった時に最初にだれがこの火を消すのか
という話がありました。。。
まずは奥さん、次に旦那さん。。。跡継ぎを守る為。。なるほど。
自分を置き換えるならば、奥さんの立場。火の付いた花火に飛び込めるかな??無理無理。
花火工場を見てこの話を思い浮かべていました。
実際に花火の工場を見るのは初めてでしたので興味深かったです。
想像よりも大きく広い工場でした。

そのすぐ先にお遍路休憩所がありました。
ヘンロ小屋プロジェクトという近畿大学の先生を中心としたボランティアで作られたもののようです。
ここにあったのは48号の小屋、形も変わっていてました。
疲れてはいませんでしたが、ちょっと休憩してみました。

場所はお京塚といって不義理をした女性にまつわるちょっと怖い場所でした。

大通りではなく川沿いの内側の道を進むと庭作業をしている奥さんと目が合ったので挨拶をすると「頑張ってね」と応援してもらいました。
何度となく応援してもらいましたが、挨拶したらちゃんと返してくれる。
元気をもらいました。

この頃からかどうするとちゃんと言葉で挨拶をかわせるかが分かってきました。

見えてきた赤い欄干の橋を渡ると立江寺に着きます。
18番、19番共通のアイテム赤い欄干です。

街中にあり賑わっていました。
ここでも先程道を確認された外国の方に出会い、もう一人、
リアカー?のうようなものに荷物を乗せてお遍路をしている海外の人を見かけました。
このような街中のお寺なら良いと思いますが、階段の多い場所はどうするのだろう?
海外から持ってきたのだろうか?
今となってみれば、聞いてみれば良かったかな?なんて思います。
会ったのはこのお寺限りだったので。。

このお寺はとても雰囲気があったのですが、ある意味真ん中に自動販売機があって、
残念ながら絵になりそうな構図で写真を撮ろうとするとこの自販が映ってしまいます。。
茶色に塗るなどしてもらえたら。。などと思いました。

このお寺には宿坊があります。

このお寺のすぐ近くに駅があり、徳島駅に戻りました。
駅で待っているとよく地元の人が話しかけてくれます。
ちょっとした出逢いを楽しみました。

この日は少し余裕をみすぎた気がしましたが、宿泊場所を決めようとすると初めてだったこともあり余裕をみてしまう事になります。

この日はせっかくなので、徳島といえば、徳島ラーメン!
宿の近くにあるった三八製麺所はじめに行ってみました。
その後、8番札所のブログに書いた忘れ物を取りに再び6番札所へ電車とバスを利用して向いました。

こんな事もあったので余裕があってよかったのかも

明日は20番お札所鶴林寺へ向います。

愛でた梅の花


道で見かけたお人形?徳島で流行っているのか??


花火工場


お京塚にあるお遍路小屋
手を合わせてる形なのかな??




赤い欄干の橋を渡ると立江寺


気になった自販機


気になったリアカー?を引く外国の方


徳島ラーメン 三八製麺所はじめ
濃厚でした!















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほぼ歩き遍路 18番札所⑤

2017年12月11日 | お遍路好き(発心・徳島)


18番札所恩山寺

徳島から電車に乗り南小松島駅で下車しました。もう少し近い駅もありましたが、
途中「弘法大師お杖の水」というスポットを通りたかったのでこのルートにしました。

朝食をとらずに駅に着くと美味しそうなパン屋さんがあり、ここでパンと牛乳を購入して駅舎で食べました。
そして歩き出すと、なぜか。。考える人が屋根の上に飾ってあったり。。
なぜだろう?と考えてしましました(^^;)
たぬきが8体の飾ってある郵便局があったり、いきなりバラエティに飛んだスタートとなりました。
お杖の水は祀ってあるだけで飲んだりは出来ない様子でした。
場所だけ確認して次へと進みました。
特徴のある塀のお家を前を進み、「のんべえ舎」「茶楽亭」「酒笑庵」など3つの
屋号をもったマンサード型の珍しい形の建物をやっていたら入ってみたかったなぁ
などと横目に見ながら進みました。

もうしばらく進むと仁王門が見えてきます。正面が見えている来るというよりは妻側見えて来ます。
仁王門の入り口側にまわろうとすると、後ろからきた外国の方が、「お遍路道こっちですか?」と聞いてきました。
私は「あ、はい。多分」

そう。。私も初心者なので、はっきりそれとはいえませんでした。
むしろ、そう聞かれなければ、その横の舗装された道を進んだかもしれません。
仁王門に立つとその参道がまっすぐ見えてきます。
これが参道だと確信できました(^^)v

この参道入口には「びらん樹」という天然記念物に指定されている木があります。
境内には大師の母君がここで剃ったという髪の毛が納められています。

19番札所立江寺へはここから約5kmです。

駅に店舗があったウィリーウィンキー7時から営業 そら豆パンが美味しかった♪


考えさせられた考える人


郵便局に並ぶ狸たち


「杖のお水」は飲めませんでした。
は飲めませんでした。

興味深い積石の塀が何軒かありました。


わんちゃんにチラリと見られました。


3つの屋号を持つマンサード屋根のお店。気になります。


赤い欄干の橋を渡ると参道です。右手に見える建物が仁王門。
この外国人お遍路さんに質問されました。。。


仁王門の前に立つと参道と分かります。


天然記念物の「びらんの樹」









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほぼ歩き遍路 17番札所④

2017年12月08日 | お遍路好き(発心・徳島)


17番札所 井戸寺

16番札所からは4km、約1時間の道のりです。
地図をチェックして、お遍路シールをあてにして進み、いつしか「四国みち」という石標をあてに進んでいると、
犬を散歩したおじさんが私を見て、バシッと止まり。。。

おじさん「何処に向かってるの?」
  私 「えと17番札所に」
おじさん「地図持ってるの?」
  私 「あ、はい。一応」
おじさん「こっちじゃないよ!あっち」
  私 「でも石標がこっちと・・・」
おじさん「こっちが近いから途中まで連れて行ってあげる」
  私 「申し訳ないです」
おじさん「犬の散歩のルートだからいいよ。途中までね」

結局そこを右に曲がって進めば分かるからというところでお別れか?と思いきや、その先途中まで連れて行ってくださり、
「あとこの先進んで行けば見えてくるからわかるよ」というところまで連れて行ってくださいました。

こんなに親切にしてくれてきっと真言宗の人なのだろうとここまでで疑問に感じたこと色々質問してみました。
例えば、うるう年以外でも逆打ちしていいのか?などなど。。

これに対しては「せっかく来てくれた人にダメとは言えないでしょ」とのこと。

なるほど。。。これは私が見た映画の記憶が強すぎたせいで、別にいつ逆打ちをしても良く。
ただ、衛門三郎がお大師様と出逢えたのがうるう年で逆打ちだった事に由来することのようです。

1km以上一緒に歩いたと思うので本当に色々お話したのですが、
けっこう。。。お寺に対してもお坊さんに対しても空海さんに対しても不満があるようでした(^^;)
確かに四国にいる人が皆さん同じ宗教ではなく考え方もそれぞれですよね。

空海さんへの不満は「あの人はひどい人だよ」といって衛門三郎が行いに対し8人の子供を亡くしてしまった事を言っているようでした。
確かに空海さんの逸話は厳しい内容が多い気もします。。。
お坊さんに対しては丸儲けに不満があるようでした。
じゃぁ関係ないのかと思いきや奥さんだったか知人の人は納経を書くお仕事をしているそうで。。
「●●円のバイトだよ?ありがたい??」というので。。。

私は「目の前で丁寧に手書きで書いてもらえとても嬉しく感じるし、ありがたいです。」と答えると

ちょっと嬉しそう。。でした。多分(^^;)

キライと言いつつ道に迷っていた私を本当にあとこの道を進めば良いところまで連れてきてくださり感謝です。
きっと弘法大師様だったのではないかなって今は思ったりします。
本当に道に迷った時に限って助けてくれる人が現れるんです。。。最後まで不思議でした。

このお寺のポイントは井戸寺だけに「井戸」です!
印象的な朱塗りの仁王門をくぐり、正面の本堂、右手の大師堂をお参りし、納経所へ向かう手前にそれはあります。
「面影の井戸」です。

大師が一夜にして自分の杖で掘ったという伝説の井戸で、覗き込んで自分の姿がうつれば無病息災、
うつらなかったら3年以内の厄災があるというものです。

高野山の奥の院に向かう参道にもありました。。。その時は一応映っていました。
今回はどうだろ??恐る恐る。。。やっぱり怖いですよ。
こういうのがあるところも弘法大師の厳しい世界。

映ってました。

とりあえず3年は大丈夫そう。
この井戸の水も売っていました。今思えば買ってみれば良かったかなと思います。

ブラタモリの高野山でいってましたが、こういった事もエンターテイメントなんでしょうか。
後々も色々なお寺で色々な体験空間がありました。


それぞれのお寺がそんなに遠くなかったからか今日の目標は早めに終わり、近くの駅から徳島駅に向かう予定でしたが、
徒歩で行けるところまで歩き進むことにしました。

この日の宿は徳島駅前のサンルートさんです。徳島での本拠地的な場所として何泊か利用しました。
コインランドリーもあり、温泉もあってお勧めです。
2階にある居酒屋さんで夕飯をいただきました。美味しくて食べすぎました。

井戸は本堂左手前のお堂にあります。


これが面影の井戸


サンルート2階にある居酒屋にて
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほぼ歩き遍路 14番札所~16番札所④

2017年12月06日 | お遍路好き(発心・徳島)


14番札所 常楽寺

14番札所常楽寺
15番札所国分寺
16番札所観音寺

13番札所からは3km、45分ほど歩けば到着です。
常楽園という昭和30年に設立した戦災孤児のための社会福祉施設の前を通り進むとお寺への階段が見えてきます。

このお寺にはアララギ大師といって糖尿病、眼病の祈願をする本堂右側にある巨木がポイントのお寺でした。
大師がこの樹木を煎じて糖尿に苦しむ人に飲ませたというイチイ木でその枝別れているところに「アララギ大師」が
そっと置かれているのだそうです。。。

残念なから気が付きませんでした。

というのも私としては足元が気になって上を見ていなかったのです。
これもこのお寺の特徴ではないかと思うのですが、
断層のある大岩盤が波打つように足元に広がり、本堂までの足元が悪いのです。
でもとても特徴的で初めて見る風景で美しく、印象的でした。

次の国分寺までは約1kmすぐそこです。
といっても実は結構道に迷いました。分かれ道が多かったからです。
グーグルマップなどで位置を確認しながら進んでいたのですが、
なんか変だな?と思ってチェックすると間違えていたりしました。

国分寺の本堂は工事中でした。
人気は少なく、お遍路の人がもう一組いた感じで静かなお寺でした。
納経所は太子堂の奥にあり、窓が閉まっていたので呼び鈴を押してお願いしました。

続いて16番札所の観音寺へ向います。
ここから2kmです。途中美しく広がる田畑の中を通っていきます。
とても風が強く、遠くの山の方から吹き下ろし来る印象でした。
でも日差しは暖かかったので気持ち良く歩きました。
確かに山の方には黒い雲がかかっているようでしたが、
この時昨日登った12番札所へ向かう山道が雪だったとは思いもよりませんでした。

田んぼの水路に沿って進んでいくと住宅街に中に観音寺はありました。
ここでも風でロウソクがなかなかつきませんでした。
16番札所で印象的だったのは鐘楼門です。
この地域は昔は阿波国の中枢だったそうです。
住宅街に趣のあるその門に目を奪われました。

次は17番札所の井戸寺です。4kmほど歩きます。

14番札所のお遍路マネキン


お寺の猫?黒猫様がお出迎え


15番札所の本堂は工事中でした


静かな印象の15番札所


趣のある16番札所の鐘楼門





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする