MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 土佐 2巡目 2020 あとがき

2021年03月19日 | お遍路好き(修行・高知)
未だ、新型コロナの感染症は治まらず。。
お遍路に行くことに決めた日にはこんなに長引くとは想像できませんでした。
だんだんと日本でも感染者が増え始め、緊急事態宣言が出る出ないのニュースを見ていて
行かない方が良かったのか、来て良かったのか。。。来たのだからきちんとお遍路しよう。
ずっと自問自答し続けたお遍路でした。

辛かったり嫌に思うことが無かった訳ではありませんが、9割は来て良かったと思うことがほとんどでした。

39番札を打ち終え、最寄りの平田駅から電車を乗り継ぎ高知まで戻りました。
その間お遍路で歩いた場所を車窓から見ることができました。
こんなに歩いてきたんだと思いながら歩いた場所の記憶を巻き戻しました。
もっと多くのお遍路さんとの交流や地元の方との交流がこんな状況でなければ出来たのだろうと悔しい思いもあります。
そんな中でも出会えた縁に感謝します。

本当に早く新型コロナは終息してほしい。

東京の方はすごい感染者数だから、このままお遍路し続けた方がいいよと冗談交じりに言ってくる人もいましたが、
お遍路を終えて帰るときはなぜかホッとしている自分がいました。

今のところ元気でいます。結構気をつけています。
しすぎない出来る限りの対策なのですが、出来る事をひとつづつ。

うつらない、うつさない

この気持ちで対策し続けています。
お店も宿も施設なども色々な対策を講じてくれている、
今はそれを利用する側の対策が予防につながるのかな?と感じています。

さて、、今年(2021年)は伊予(愛媛)の予定でした。
予定通りに着実に今年もお遍路をしたいと思っていました。
誰かに言われたのか、自分で思ったのか。。

「お遍路は逃げないよ」

という言葉が脳裏をよぎります。
遍路宿はただでさえリーズナブルにお遍路さんを支えてくださっているだけにコロナ禍で大変だと思います。
貴重な遍路宿などの経済を支えたい気持ちはあっても私は違う形で、
感染者の少ない地域のお遍路さんが支えてくれていると考え、延期する事にしました。

土佐編のブログにおつきあいいただきありがとうございます。

★2020年歩き遍路 土佐2巡目のスタートはこちらから
歩き遍路 土佐 2巡目 2020 プレリュード

new♪
★2020年の持ち物を追記しました
歩き遍路 準備 2巡目 2019・2020


★2019年歩き遍路2巡目のスタートはこちらから
歩き遍路 00番札所 東林院 2巡目 ① 2019

★2018年歩き遍路プレリュードはこちらから
歩き遍路 撫養港~0番札所十輪寺 2018


★2017年ほぼ歩き遍路はこちらから
ほぼ歩き遍路 フェリーで徳島へ



車窓からの印象的な鹿島


車窓からお遍路さんがのんびりしていると思ったら釣り人でした(笑)


岩や石の多い山道に良いというシューズだったのですが、後半滑る気がしていたらツルツルでした。。


高知空港にも着替える場所がありました。


都心ルートを通過する飛行機でした(中野サンプラザが見えます)


代々木体育館が見えます。美しいフォルム💗


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歩き遍路 39番札所 2巡目 ㉚ 2020 宝医水の効能??

2021年03月14日 | お遍路好き(修行・高知)
延光寺
一巡目ブログ

長文です!!

民宿大岐の浜から年に2回見るチャンスがある日の出を少し早起きして見に行きました。
最初に泊まった日の朝日はダルマ日だったようです。。残念。

テーブルは別だったのですが、もう一人の歩き遍路さんと朝食に少しお話をしました。
やはり一日で行って帰ってくる予定とのことでした。
はじめてのお遍路だそうで、普段はマラソンが趣味なのだそうです。
マラソンは42.195kmを走る訳だからなんてことないのかな?思ったのですが、荷物を背負って山道を歩いたり、大変さが違うらしいのです。
使う筋肉も違うのでしょうか???
そんな話をしていると、女将さんが今では手に入らない遍路地図を出して西側ルートが良いというアドバイスをしていました。

やっぱりそうだったのか。。。

ついでに私のルートについても相談してみました。
成山峠は大変か聞いたところ、女将さんが通った時は荒れていたそうでお勧めされませんでした。
そして、ポイントだったのが、地蔵峠を越えた後のルートです。
英語の遍路地図にも黄色の遍路地図にも出ていないルートが出ていました。
思わず、写真を撮って良いですか?と聞いて撮らせていただきました。

本当にまた機会があれば泊まりたい宿です。
帰り際にヨーグルトにかかっていたマーマレードを頂きました!
嬉しかったし!美味しかった♪
2連泊だと二日目が割引になるとどなたかのブログで見ていたのですが、
私は中一日空けての泊りだったのでその割引は無いと思っていたのですが、割り引いてくださいました。

恐縮です。。。

部屋に一度戻り、準備をして出発の挨拶をすると大きな道まで送って下さいました。
そして。。またもややらかしました。

杖です!!

するとスタッフの黒咲さんがとって来て下さいました。
恐縮です!

そして宿に繫がる歩き遍路道を迷わない所まで送って下さいました。
感謝です!!

今回は信念の事を知ってからのお遍路だったので地蔵峠を越えて行こうと思うと話すと
黒咲さんが「あそこはいいよ~」と言ってくださいました。
地蔵峠を越える事が楽しみになりしました。

まずは信念庵の方向まで打ち戻ります。
その間に何人かのお遍路さんとすれ違いました。
みんなどの辺りに泊まったのだろう?
足摺岬は逆打ちをしているのか順打ちをしているのか分からないのも特徴のお遍路だと思いました。
表情の明るい人、ちょっと寄せ付けない感じの人様々でした。
十人十色。理由も十色なんだろうなと自分の事も含め考えながら歩みを進めました。

信念庵のある辺りをすぎて進むと舗装道路の右側に舗装されていない道があり、そこには古い石道標と現代の道標が現れました。
その道標は砂利道のほうに建てられてその道の先を示していました。
遍路地図とは違う印象ですが、これまでもそういった道があったのでその道を選択して進みました。
お遍路にはありがちな道でどちらかと言えば広い方でした。
すると鳥居が現れます。

間違えたかな??

しかし、鳥居の先に社らしきものを見えないので更に進んでみる事に。
間違えていてもきっと繋がっているはず。。。
引き返したくないほど進みました。すると宮崎アニメにでも出て来そうな苔むした石橋が現れます。
その先には苔むした階段、上を見ると社があります。
行く事は困難でしたが川を渡ればその先にも道らしきものは見えました・・・。
が、道標も無いので無理をせず戻ることにしました。
何かに導かれて連れてこられたような感覚がありました。
登る元気はなかったので階段の下からお参りをして戻ります。
引き返して石標を確認したところ「伊豆田神社」とありました。
幡多三座のひとつとのこと、秘境神社と言う人もいるようです。
本当に異空間にさまよい入ったという不思議な感覚になりました。
余計に歩き、余計に時間が過ぎてしまいましたが。。知ることが出来て良かったです。
こんな事もまた歩き遍路の醍醐味??でしょうか。

県道に復帰すると自転車遍路さんが通り過ぎました。
元気に挨拶!気持ちよさそうです。
この先の遍路小屋で休憩する予定でしたが、先ほどの自転車遍路さんが休憩しているようです。
密になるかな???遠慮して様子を見ていたのですが、一向に出発する様子がないので、
遍路小屋に近づくと、自転車遍路さんが「休憩していかないんですか?」と聞いてきました。
まぁ大丈夫かな?まぁいいかと休憩することに←大丈夫でしたがコロナ禍ではこの考え方はまずいんでしょうね。。
色々お話をしました。
元々は歩き遍路さんで、今回初めて自転車遍路なのだそうです。
以前、歩き遍路で知り合った海外のお遍路さんとこの小屋で別れたので、何か記録が残っているかノートを見ていたそうです。
そして、記録が残っていたようで嬉しそうに話していました。
お遍路小屋のノートはそのような素敵な役目を果たしているんですね。
自転車はそのように見えなかったのですが、電動自転車でした!
前回の徳島で出会った自転車遍路さんが電池を二つ用意したけど焼山寺を登りきれなかった話をすると、
余裕で登ってきたと教えてくださいました。
自転車も山道もあるから、スポーツタイプじゃない方が良いとのアドバイスもくれました。
その自転車か分からないのですが、似た自転車を探すと立派なお値段でした(^^;)
今から少しづつ貯金しないとですね。
この先に大好きな遍路道があるそうなのですが、自転車なので通れないことを残念そうに話してくれました。
その場所を教えてもらいお別れしました。

いつか自転車遍路も出来たらいいな。

さて、そのすぐ先に成山峠への遍路道が現れます。
先ほどの遍路小屋でも地図が出ていたので、行ってみることにしました。
民宿の女将からはお勧めじゃないと聞いていのですが、思いの外歩きやすい綺麗な遍路道でした。
峠を越えて降りてくると、田んぼが広がっていました。
丁度田植え真っ盛りの時期でした。
目があったので挨拶をすると
「峠を越えてきたの?」と聞かれました。
はい、と答えると
「歩きやすかったでしょう!地域のみんなで綺麗に整備しているんだよ」と嬉しそうです。
「本当に歩きやすかったです。ありがとうございます」とお礼を言いました。
そうした地元の方々の力添えで旧遍路道を通ることが出来るんだなと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

本当は泊まりたかった三原村にさしかかりました。
どぶろくの村です!!
今ちゃんという民宿兼酒造屋さんに泊まりたかったのですが、既に予約が入っていました。
真念の道標から地蔵峠のルートへ行くには無駄なく丁度良い場所にありました。
残念ながら三原村に泊まることは叶わず、先へと進むことになりました。
真念の道標を確認して峠へと向かいます。
峠への道といえばハードな坂道をイメージしていましたが、とても緩やかな坂がずっと続く道でした。
それを知っていればもっと心に余裕を持ってお散歩気分で進めたのにと思いました。
思っていたよりも長い距離でしたが、緩やかな傾斜なまま峠に到着しました。
そこはT字路になっていて、左手向こう側に歩き遍路道が現れます。
下りるだけなのですが、崖っぷちであったり、急で細い道だったりで思いの外、前には進みませんでした。
やっと民家のあるところまで出ると、家の外で家事をされている女性とばったり。
挨拶をすると、
「この峠を通って来たんですか〜」と嬉しそうに話しかけてくださいました。
先程の成山峠の農家さんといい、地域の道を活用されることは嬉しい事なのだなと感じました。

頑張れば、39番札所まで行けそうだったのですが、地蔵峠越えで意外に時間を使ってしまった事もあり、
最寄りの有岡という駅まで進む事にしました。
三原村で泊まる事が出来なかったので、電車で中村まで行き、次の日また有岡駅からスタートする事にしました。
電車は一時間に一本のペース。あと15分・・間に合うか間に合わないか中途半端な時間でした。
だいたい時速4Kmほどの歩みですが、時速5Kmぐらいの勢いが必要です!!
ものすごい勢いで進みます!こんな力がまだ余っていたのか??という勢いです(笑)
駅までもう直ぐ!目の前!!のところで無情にも電車はきてしまいました。
一時間・・のんびりしました。
またあのお気に入りのゼリーエナジー炭酸ドリンクを見つけたので休憩を楽しめました。

次の日、また有岡まで電車を利用してこの駅から出発です。
お遍路地図などでは高速の横を進むようだったのですが、民宿の女将から教えていただいた地図は有岡駅を通過して国道を進むものでした。
合っているのかな??と不安になりましたが、旧道標を見つけることが出来て、女将の地図が正しいと実感しました。

そして延光寺に到着しました。
市という括りでいえば、感染症が多く報告されている市でした。(首都圏に比べれば少ないとは思いますが。。)
そのせいが、お寺の様々なものが手で触れられないように紐でくくられていました。
それでもお参りできてよかった。。納経もできた。
お寺の様子を写真に収めていると、境内を綺麗に掃除されていた女性が話しかけてこられました。
「和尚さんがこんなにしてしまって。。ごめんなさいね」と女性
「いえいえ、こんな状況ですから仕方ないです。」と私。
そして、正直に言ったら引かれそうだったので聞かれたくない質問「どちらから?」と聞かれました。
正直に答えると。親戚が住んでいると世間話をしてくださいました。
私を受け入れてくださった女性に感謝です。

そう、このお寺が高知最後のお寺です。
予定では来年はこのお寺からスタート。
ならば、最寄りの駅までタクるか。。と思いお遍路地図にある電話番号に電話すると廃業したとのこと。
もう一つの電話番号にかけてみると感染症が怖いので休業中とのこと。。

仕方ない。

最寄りの平田駅まで歩き始めました。
すると、あのドイツとデンマークのカップルが向かって来ました。
今回一番縁があったお遍路さん。。
もう会えないと思うと残念、この先、気をつけてお遍路してくださいねとの気持ちで
「good luck!」と言ってお別れしました。

最後に会えて良かった。タクシーに乗れなかったのもこの為かな。



*おまけ*
このお寺の眼洗い井戸「宝医水」の効能か??
一巡目の「ほぼ歩き遍路」を終えて帰ると地元横浜でソフト整体の先生を出会うことができました。
四十肩が治ったのはもちろんなのですが、この先生のブレイン整体という手法で眼が良くなるというのです。
眼が悪く、よく見えないので朝目覚めが悪かった私は0.1見えるか見えないか。。
それが今では最低でも0.3はあり、よく見える日は1.0まで見える日があります。(携帯のアプリ計測)
このお寺の効能でしょうか??
個人差はあると思いますが、興味がある方は「ボディリセット整体院」でググってみてください。


民宿大岐の浜でいただいたマーマレード(美味しかった💕)


樹木の段々畑


洞窟らしきものが見えます!


イモリが三密


苔看板!!


異空間へと導かれてしまった道標


遍路道っぽい雰囲気


鳥居が現れます


先はまだ続きます


苔むした石橋が見えてきました


苔むした石段の上に社が!


自転車のお遍路さんと出会った遍路小屋


その遍路小屋に成山峠の情報がありました


成山峠へは左の側道を上がります


歩きやすい遍路道でした


歩きやすい成山峠でした


峠を越えて降りてくると旧石標がありました


田植え真っ盛りの美しい風景


泊まりたかった今ちゃん


民宿大岐の浜の女将さんに撮らせて頂いた地図



地蔵峠へのポイントにある真念の道標


緩やかな道が続きます


地蔵峠の様子


地蔵峠下り入り口


下りるのがハードな地蔵峠


江ノ村大師堂が見えてきました


乗りたかった電車は出発してしまいました


次の日の有岡の景色


女将の地図の道に旧道標がありました


延光寺への道


紐で縛られ近づけませんでした①


紐で縛られ近づけませんでした②


眼洗い井戸の「宝医水」


本堂


大師堂


境内の様子


二巡目の寺山いぶき


次のお寺へはこの旧遍路道を通ります


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歩き遍路 大岐の浜 2巡目 ㉘ 2020 打ち戻し

2021年03月11日 | お遍路好き(修行・高知)
昔の人は真念庵の場所まで打ち戻ったようですが、私は大岐の浜まで。
西ルートを進みます。
良い天気でしたが、波は高く風も少々強い感じでした。
海岸線を進みつつもところどころ史跡も多くある町や村を通過しつつ進みました。

松尾という地域にお遍路接待所がありました。
窓に色々な言葉の貼り紙があったので見ていると管理の女性の方が出てきて
「どうぞ寄っていってください」と優しい言葉をかけて下さりました。
しかしながらスタートしたばかりだったのでお礼を言って先へ進みました。
後で知ったのですが、お世話になっている民宿大岐の浜の女将さんは西ルートをお勧めしていました。
西ルートでアクセスした場合は丁度良い場所にあると思います。

この先の松尾トンネルの手前から旧歩き遍路道に進みます。
草が生い茂っていて道が一瞬見えなかったのでたじろぎましたが行ってみる事に。
倒木があったものの歩きやすかったと思います。
標高145m地点からの遍路道は道標に従って進むとトンネルの上を渡るルートでした。
このルートには住宅があり、カブに乗ったおじさんと出逢ったので生活道路だと知ります。
バス停もあるようです。
出会ったカブのおじさんからは「何処を通ってるの??」と聞かれました。
トンネルの横から遍路道を上がって来てこれからさらに歩き遍路道へ進むことを伝えました。
このルートでお遍路さんを見るのが珍しかった様子でした。
旧遍路道を抜けると先ほどのトンネルの先に出てきました。
このあとも大浜、中浜という地域を抜け進みます。。
県道27号に出てきて右手に橋が見えたところで更に進む旧遍路道があったのですが、
道標を見つけられず、普通に県道を左に曲がり進みました。
湾にそって進むと土佐の名水であり、「清水」という地名の起源となる湧き水ポイントがありました。
大岐の浜へ向かって進みます。
折角なので浜の遍路道を通って戻ることに。時間を見ると思ったよりも早く到着しました。。。

西ルートの方が楽なのかな??

美しい浜と海の写真を撮りまくり、お願い事を浜に書きまくり、様子をみて宿に向かいました。
とても居心地の良い民宿の大岐の浜に到着です!
この宿の入り口に孫悟空の看板が(トップ写真)あるのですが、スタッフのおじさんが書いたと言うのです。
めちゃめちゃ上手!!
じっくり見ているとスタッフのおじさんが「早かったね~」と迎い入れてくれました。
思わず「ただいま~~戻りました」と手を振って返事をしました。
お手伝いの娘さんにも「ただいま~~」と言ってしまいました。
また会えて嬉しい気持ちでした。
この日は、新たなお遍路さんと東京からの調査団の到着で忙しさと緊張感に包まれていました。

スタッフのおじさんに「看板の絵、上手ですね」と上から目線の言動。。。この時は知らなかった訳で。
おじさんは「ありがとう」と控えめに返事をくれたのですが、
ただ者じゃない上手さだったので、「こう言う仕事をされていたんですか?」と聞くと
漫画家だったというのです。。聞くと私でも知っている有名な雑誌でした。
「どんな漫画を描いていらしたのですか?」と聞くと「黒咲一人」でググってみてと言われます。
ググって出てくるほどの有名人なのか??
調べてみると、お遍路さんなら見たことのある漫画の表紙が出てきました。
それは『55歳の地図』という漫画でした!
うわ~~凄い人だった。。
管理していた遍路小屋があったそうなのですが、縁があってこちらでスタッフとしてお手伝いをされているそうです。
女将も頼りにしている様子でした。

それにしても「上手ですね」ってずいぶん上から発言でした。失礼いたしました。。。
私も子供の頃ですが漫画家になりたいと思った事があります(汗)もっと色々な話を聞きたかったなぁ。
看板の孫悟空は後ろ姿でしたが黒咲さんに似ていると感じました。



*追伸*2021.3
民宿大岐の浜もコロナ禍で大変のようです。
民宿持続対策として副業のぽん酢製造販売をされているとのこと!
是非アクセスしてみてください!!
https://tezcurinonno.base.shop/items/40408607



波が高いようですが美しい青の海です


ニャンコがこちらの様子を窺っていました


松尾にあるお遍路お接待所


防空壕跡がありました


歩き遍路はトンネルの左手前の草むらへ入って行きます


小川の横を進みます。


分かれ道は道標に従って右の方へ登ります


歩き遍路道入り口方向


遍路道らしい雰囲気です


海が臨めました


遍路道の様子


石がゴロンと・・気をつけながら遍路道を歩きたいものです


こんな感じでトンネルの反対側に出てきます


町中ではこんな階段を登る遍路道もありました


印象的な橋が見えます


その橋の横まで進みました


このポイントで左に向かいましたが、道を渡った所に歩き遍路道が続きます


清水の地名になった清水です


湾沿いにきれいに船が並んでいました


小夏が売っていました♪買いたかった♡


再び大岐の浜!美しい♡


雉がいました(昨年徳島のお遍路でも見た!


民宿大岐の浜の看板


部屋からの景色(癒されました♡)


鯖ずしを頂くことが出来ました♡


年に2回のチャンス宿からの日の出(港の防波堤の間から朝日が昇ります)


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歩き遍路 38番札所 2巡目 ㉘ 2020 浜の遍路道&渚の遍路道&錦札ふたたび

2021年03月08日 | お遍路好き(修行・高知)
金剛福寺
1巡目ブログ

美味しい朝食をいただき出発です!
いきなり失敗だったのですが。。
宿でおにぎりを用意してくださるようだったのですが、お接待していただいたパンがあったので断ってしまいました。。
いただけばよかったな。お遍路の思い出となる味を置き忘れてしまった気分です。

足摺への遍路道は右回り左回りどちらを通るか迷うところです。
私は、半島を時計回りでぐるっと進んで民宿大岐の浜に戻る計画を立てていました。
まずは宿の名前にもなっている大岐の浜へ
今回のお遍路で最初にお世話になった別格4番の鯖大師の和尚さまから「浜のお遍路」を教えていただきました。
それが大岐の浜です。
願い事などを砂浜に書いて波に持って行ってもらうと良いという話を聞いていたので是非とも通りたい遍路道でした。
台風で浜辺に行く小さな橋が壊れた話を聞いていたので、宿の人に確認すると。

「あの橋は何度も壊れて何度も直しているから。。通れるよ」と宿のおじさんに教えていただきました。
さらにはその浜の入り口まで一緒に行ってくださって教えてくださいました。
橋は綺麗でした!
高知は本当にサーフィンをする人が多いんですね♪
ここもサーフポイントのようで賑わっていました。
私はと言いますと、お願い事や天国にいる先祖へのメッセージを杖で浜に書いたりして。。
だいぶこの場所に居座りました。。
めちゃめちゃ素敵な浜辺です!日本じゃないみたい♡
どう撮っても絵になる写真に仕上がります!
遍路地図には海に流れる川を渡るように載っているのですが、「水量が多い時は渡れない」とありました。
渡れそうで渡れない感じの川とにらめっこをしていると。
「そこは渡れないからそこから国道の道に出なさい」と浜辺を散歩中のおじさんに教えていただきました。
そこは浜辺にアプローチするための遊歩道が整備されていました。
しばらく進み、あの川を渡ったらどこに出るのだろう?と脇道に逸れて確認しました。
う〜〜んわかりません。遊歩道を通るのが無難かと思います。
国道へ引き返そうと杖を突くとその下に見たことのない大きなミミズがいました。
黒光りではなく青光りしています!!大きく育ったから青光りしているのか、元からそういう種類があるのか??
調べてみると『シーボルトミミズ』とのこと日本のミミズで西日本の山林に生息するとのことです。

東方面に住む私には貴重な出会い!

先へ進みます。できるだけ旧遍路道へ!
道標を頼りに進みました。
そのすぐ先の 以布利漁港横の公園でリフレッシュです。
漁港では何やら鯖のような魚を選別をしていました。
引き続き道標に従い進むとゴロゴロとした石だらけの渚の遍路道に進みます。
海岸では親子が楽しんでいました。
ぺこりと挨拶。ふと下をみるとタヒチでしか見たことのないような大きな宝貝が落ちてました。
貝拾いが大好きな友人に教えてあげたい♡
道標に従い手探りで進む感じでした。
これが遍路道??木を支えに登ろうと掴んだその横に!!

蛇!!!

危ない!危うく掴むところでした。。。アオダイショウかな??
あちらも引続き木のふりをしているのでそ〜〜っと移動です。
美しい竹林の遍路道を抜けたところで景色の良さそうな海沿いの道が見えました。
しかしながら、道標がさらなる山道へ誘います。
これが失敗でした。。。
登っては沢まで降りての繰り返しを5回ほど繰り返しましました。
これが最後でお願いします!と何度も祈りながらも続くアップダウン。
沢を渡る為の丸太の橋があったのですが、私の体重が乗ったら折れそうです(^^;)
一箇所渡った時にヒヤリとしました。ここで倒れたら、当分人は来そうにありません。。
その後は滑り落ちるぐらいなら濡れた方が良いかなと沢の流れの細いところを選んで渡りました。
この道は最終的には海蔵院の裏手に出ます。
後ほど遍路地図をチェックすると載っていない道でした。。。
しかも、こんなに歩いてまだここかと思う位置でした。
その後はほとんどアスファルトの道を緩やかにアップダウンしつつ進みます。
途中、ドイツとデンマークから来たカップルと出会いました。
もう会えないと思っていたお遍路さんと会えると嬉しいものです。
笑顔で挨拶をしました。

何度か観光で来たことのある足摺岬ですが、東側からのアプローチは初めてでした。
観光のお店もなく静かな雰囲気でアプローチする感じです。
意外にも海外からの観光客の方が数組みお参りしていました。
ですが、静かな境内です。二重に鐘のある鐘楼の鐘を打ちゆっくりお参りしました。
心を込めて。。。早く終息しますように。。。
やっぱり、素敵なお寺です。
何か清々しい気持ちになり、足摺岬の空海さんの七不思議を見てから宿に行こうと山門を抜けたところで
カップルのお遍路さんと挨拶をしました。
やっとこのお寺にたどり着いた感想を伝えると、ここは一番お寺との距離が長い遍路みちであることを教えていただきました。
詳しい方だなとよく見ると輪袈裟に「中先達」の文字!!
さらにこの先、閉山や納経所が閉まる可能性のあるお寺があることを教えていただきました。
私は一国巡りで今回はあと39番札所をお参り出来れば帰る予定であることを伝えました。
納経所が閉まる予定があったようですが時期的には大丈夫でした。
気持ちよく挨拶をして別れたところで。。。やらかした事に気がつきます。

杖を忘れました!!だからか身軽な何じがして七不思議を見てから宿に行こうなどと思ったのでした。
中先達のカップルさんと再び山門をくぐる事に。。(汗)

苦笑いされました(恥)

その後、一度は観光で廻った七不思議ポイントを巡り、再び県道に戻って宿へ向かうと一台の車が私を通り過ぎて停まりました。。。
中から、先ほどのお遍路カップルの女性が降りてきました。
縁があるものです!
かっぱえびせんとお茶をお接待してくれました。
お礼のお札を渡してお別れするとまた車が停まりました!!

なんだろ???なんかしたかな??何か間違ったことしたかな??

再び女性が降りてきて自分たちの物ではないけどと言って御守り代わりにと錦札をくださいました。
恐縮しました。
みんなが手したい錦札を再びいただいていいものなのか。。。

宿は予定していた宿から、休館する為に急遽断られ紹介も無かったので、
以前観光で一度泊まった事のある宿にネット予約が入れられたのでそちらに向かいました。
観光の時は沢山の観光客で賑わい、夜も星の観察会などもあり良い思い出のある宿でした。
温泉もある魅力的な宿です。
一人で訪れるには寂しい気もしましたが久しぶりの宿でホッとしました。
温泉のある棟までは結構遠いのがたまにきずですが、スタッフの方も温かく向かい入れて頂き癒されました。
お客さんは私の他に海外からの観光客の方が宿泊されているようでした。
赤字だろうな。。などと余計なことを考えながら部屋から海を眺め、先ほど頂いたお接待のお菓子と錦札を眺めていました。

錦札の裏を見ると300回を超える札でした。。。

さらにこうやって人の手に渡りお札はぐるぐると回り続けるのかもしれない。
このお札はこの先出会う誰か錦札を必要とする人に渡せたらいいなと思いました。
急遽決めたこのお宿は予算オーバーでしたが旅行会社に毎月積み立てしているところから捻出出来ました。

修理されたきれいな橋が架かっていました。


浜の遍路道 浜辺を歩いて進みます


浜にお願い事を


波が願い事を運んでくれます


サーファーも絵になりますね


遍路地図にはこの川を渡るようにあります


無理な場合はこちらの遊歩道へ


遊歩道はきれいに整備されています


青いシーボルトミミズ(徳島の遍路では青い鳥に出逢ったな)


清水鯖の選定をしている様でした


カラスかと思いきや、カモメかと思いきや・・トンビでした!!


絵になる港の風景。漁網が芸術的です!


橋を渡って渚の遍路道へ進みます


大きな貝が沢山あった渚の遍路道


渚の遍路道から山へ道標が頼りです


お判りになるだろうか?! 掴んでしまいそうになったヘビ


気付かれていないと思っているヘビ


ハードだけどなかなか進まない遍路道のスタートです


道標に従って側道を下ります


道標に従って山へ入ります


竹の遍路道は気持ちがいい♡


この景色の横にある遍路道は要注意!こだわりが無ければこのまま県道を進んでください。。


その遍路道の入り口


登り始め


珍しいデザインの道標


一つ目の沢


私の体重に耐えられるか??


二つ目の沢(無理です)


三つ目の沢


人工物が現れました!ゴールは近い??


四つ目の沢


笹のような竹のようなタヒチで見たような


最後の沢


出た場所は海蔵院でした


遍路小屋


歩く、休む、又歩く 今が自分、今からが自分


東側からのアプローチお寺はもうすぐ


山門


二重鐘楼堂


本堂


大師堂


本堂裏にある百八仏


七不思議の一つ亀呼場


ここで亀を呼びこの先の不動岩で祈祷されたとの事。観光で来た時に読んだら本当に亀が上がってきました。


以前撮った観光時の写真。。分かりますか??






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歩き遍路 番外霊場 真念庵 2巡目 ㉖ 2020 ピッカピカでした!

2021年03月05日 | お遍路好き(修行・高知)
真念庵

この日は次の宿まで25kmほどの距離です。

朝、渡し舟の船頭さんに連絡をしてみると。。。。運行できないとのこと。

いい天気なのに・・がっくし←古い(苦笑)

風があって波が高いと言っていた気がしますが、やっぱりこんなご時世ですから。
その可能性もあると思ってはいました。
気を取り直して出発です!
チェックアウトの時にフロントの方に次はどちらまで進むのですか?と聞かれて答えると
その方のお家の近くのようでした。
そんな遠くからお仕事に来ているかと感心しましたが、歩くと1日がかりですが、
車ならあっという間な訳です。宿の方と交流できて気持ち良くスタートしました。
宿から海の見えるところまで出てくると確かに波は少々高いかも。。
仕方ない!

ホテルから港の方へ下る坂の途中で地元の女性と朝の挨拶を交わすと
お遍路をしていることに感心していただきました。
その女性はこの近くにあるお墓へ毎日お参りしているのだそうです。
私にしてみればその方がよっぽと感心します!
28番札所で出会った毎日お経をあげにお参り来ているという女性のことを思い出しました。
感心するばかりです。
思えば凛とした雰囲気が似ている気もします。

そんな出会いもあり、渡し舟に乗れなかったことはすっかり忘れてしまいました。
港を過ぎ、進むと川??の中に緑の畑が見えます。
美しかったので写真を撮ると船に乗ったおじさんと目があいました。
聞くと四万十のりとのこと!!
宿でいただいた四万十のりの天ぷら!!!美味しかった!!!
このように育てられていたのか!これまた感動です♩

船で四万十川を渡れなかったので四万十大橋を渡ります。
なんとも遠回りのように感じましたが1kmちょっと遠くなったくらいです。

船で着いたであろう場所の辺りにあった四万十川野鳥 自然公園でしばし休憩しました。
いつトイレに行けるか分からなかったので行けるときに行くようにしていました。
みんなのトイレ(昔は身障者用)があれば荷物も置く場所があって助かります。
これから一つ峠を越える予定にしていたので少しゆっくりしていると・・電話が!嫌な予感。。
最後にとった高知のホテルがコロナ問題で、近くのホテルに変えて欲しいとの連絡でした。
駅前の宿を選択していたのですが、少し離れた場所になりました。
提案があったので良かったです。
この頃には宿からのキャンセルの心の準備もだいぶ出来ていました。
これまたガックシです。
しかしながら、がっくりした後に良いことがあるのがこの日でした。
駐車場の車からこちらに向かって女性が向かってきます。
何か怒られるのかな???となぜかマイナスな気持ちになってしまったのですが、
これまたお遍路を褒めていただきました。
さらに、パンをお接待していただきました。3っつも入っていました!
お礼のお札を渡すと、そういった事は知らない方だったようで戸惑われていました。
ありがたく頂きました。心が温まり、出発です。

すぐその先の小山に「大」の文字!
大文字山(十代地山)というやまで、京都から下向された前関白一条教房公が京都を模した町づくりをされたそうす。
風景や地名をこの地に残したのだそう、五百年余りたった今も旧盆の16日に送り火が行われているそうです。

3kmほど進んだところから右に入っていきます。
トンネルを通らずに伊豆山峠を越えていくルートで旧歩き遍路道です。
旧遍路道に入るまでは寂しく感じる道でした。。山道に入ってからはいつもの歩き遍路道です。
この峠を越えると丁度の場所に「真念庵」に進む道が現れます。
真念庵の御朱印をいただきたい方は大塚さん宅で先にいただいてからお参りするのが良いかと思います。
歩き遍路は真念庵を抜けて先に進むことになります。
遍路道は真念さんが整えた道だそうで、この真念庵はお遍路さんがここに荷物を置いて足摺の38番札所に向かって行き、
打ち戻って来た場所なのだそうです。
2巡目は真念さんのことを知ってからのスタートだったのでこのお寺には必ず行きたいと思っていました。

私のイメージでは古く鄙びたお寺をイメージしていました。

参道を上がっていくとそこには完成したばかりの美しいお堂が建っていました!
この年の2月に完成したばかりのお堂でした。
少し拍子抜けです。
でもこの場所を大切に守っている人々がいるのだとこれからも続くであろうお遍路文化に未来を感じました。
無事にお参りし、宿に向かいます。

宿はここから約10kmです。真念庵からの少しの遍路道以外はアスファルトの道を進みます。
たまに現れる側道の遍路道を楽しみつつ進みました。
宿に着くと若い女の子とおじさんが迎えてくれました。
オーナーは出かけていたようで、娘さんが部屋など案内してくださいました。
38番札所から戻った時の宿もここにしていました。
1日では戻って来る自信がなかったので一泊は38番札所の近くに泊まることにしていました。
本館と新館?食堂がある棟でない部屋であれば戻ってくる日まで部屋を利用しても良いとのことだったのでこちらを選択!
テレビがない部屋でしたが、ゆっくりできる気持ちの良い部屋でした。
この宿は本当にお遍路さんにお勧めの宿です。
食事も美味しかったですが、何よりもオーナーの奥さんとそれを助けているスタッフのおじさんと娘さんもとても素敵な方々でした。
おじさんは一時期遍路小屋の管理人も務めらていた方でお遍路の相談もできて心強いです。
オーナーも相談にのってくださいます♩
戻ってきた時に思わず「ただいま!」と言ってしまうアットホームさ!!
いつまでもこの場所にあってほしい宿です。

出発です!やはり少し波が高いかも


四万十のりの畑


四万十川を渡ります!大きい!!


小山に「大」の文字


側道に入り峠を目指します


歩き遍路道の入り口


いざ!旧遍路道へ


遍路道の様子


竹に!直接!!


気持ちの良い遍路道


石がゴロゴロしているところは気をつけて!


真念庵へは右側道の坂を上ります(石道標もあります)


ピカピカの真念庵!


アジのある旧遍路道標(あしずり方面を示しています)


田んぼに写る景色が美しい


大きなおたまじゃくし!!久しぶりに見た!子供の時以来かな???


海辺に出てくると美しい景色が


民宿大岐の浜へと続く遍路道


大好きになった民宿大岐の浜に到着!


バランスの良い夕食 美味しかった♡ 


バランスの良い朝食 美味しかった♡
コメント
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