MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 相州21番札所 ④ はじめてのお接待

2021年12月13日 | 横浜・神奈川好き
荘厳寺

いよいよ最後のお寺です!
しかも900mほどで近い場所です。
3km、3.5kmと歩いてヘトヘトなのでどこかでお昼を食べたいところです。。
お店があれば先によって、無ければ最後のお寺へ。
すると「パン」の幟が立っていました。

いや・・ただのパン屋さんかも。

そうはいっても特に目当てのお店も無かったで、テイクアウトでどこかで食べてもいいかなと考え覗いてみる事に。
そこには大きな蔵があり「関次商店 パンの蔵 風土」の看板がありました。
恐る恐る除くとパン屋さんでした(笑)
そこには畳のコーナーやテーブルもあったので聞いてみると、パンを購入して席で食べる事が出来るとの事でした。
藤沢にこんなシャレたところが!あるとは!!
パンもどれも美味しそうで1つでも良かったのですが2種類注文しました。
疲れも吹き飛ぶ癒され空間でした♪

元気が出たところで最後のお寺へ向かいます。
旦那さんも晴れ晴れしい気持ちの様子。
お寺へはこの先にある路地に曲がって入っていくのですが、間違わない様にと思って進みました。
旦那さんは上の方の看板に、私は足元にある案内を見つけて無事にお寺へ

細い参道を進んで行きます。
明治時代に白旗神社と別れたお寺だそうです。
最後のお寺を丁寧にお参りしました。
納経をお願いしに玄関へ行くとやはり、奥様が現れ、奥にいらした和尚様に御朱印を頂きました。
待っている間、お茶のお接待をしていただきました。
本当は一国巡りで四国の歩き遍路の予定だった話をすると、奥様も何度もお遍路をされているらしく
お遍路話に花が咲きました。
無事に最後の御朱印を頂き、お礼を言って失礼しようとすると
「旦那様も一緒なんですよね?」といってもう一本お茶をお接待していただきました。
旦那さんにそれを渡すととても驚いていましたが嬉しそうでした。

はじめてのお接待経験です。

まさかお接待を受けられるとは思っていませんでしたが、頑張った旦那さんに
「お疲れ!」と弘法大師が下さったご褒美かなと思いました。

相州21ヶ所霊場に出逢えて、お参りし終えてとても良い経験をさせていただきました。
一日も早く感染症が収まり、新しいスタイルでも楽しく過ごせる事を祈っています。
来年は四国歩き遍路の続きが出来る事を切望しています。

お昼に入ったパン屋さん


テーブル席や小上がり席がありました


めっちゃ美味しかった💗


曲がるポイントの歩道に案内


参道♪


歴史を感じる弘法大師の像


本堂
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歩き遍路 相州20番札所 ④ 短いようで長かった遍路道

2021年12月08日 | 横浜・神奈川好き
感応院

青連寺からは約3.6kmと引き続き長い道のりです。
しかも街中を通り、東海道線を渡り進む道のりで精神的にも疲れる道のりとなりました。
変化の無い景色と車通りも多く。。日も高くなり。。
はじめての旦那さんにもきつい(つまらない・・)道のりではないかと思った私は、実は後半戦は参加しなくてもいいよと提案しました。
しかしながら、1番からお参りしたのだから最後までお参りしたいとの事だったのです。

それはそうだ!

でもやはり、言わなかったけどヘトヘトだったようです。。
途中川沿いに歩くとちょっとした公園にベンチがあり、休憩が出来て良かったようです。
四国遍路をしていると3kmはすぐそこという印象なのですが、初めての人からすると毎日歩いての3kmはそうとう遠いようでした。
少し休憩が出来たのでふっかつ!先に進みました。

このお寺は車で良く通る場所の近くでした。
こんなところにもお寺があったのかと驚きました。
その近くに一遍上人の有名なお寺、遊行寺があります。

感応院は奥まった静かなお寺でした。
源頼朝が三嶋大社を勧請したのを始まりとするお寺です。
藤沢七福神参りのお寺でもありました。
こちらにも18番札所泉蔵寺にもあった四国八十八ヶ所の御砂踏みの弘法大師が迎えてくれました。
鐘楼堂は修理が必要のようで近寄ることは出来ませんでした。
本堂でお参りし、納経をお願いしようとそれらしいところで「ごめんください」と言ってみましたが
返答なし・・。使われていない感じのする玄関でした。。
諦めて帰ろうとすると、旦那さんが本堂の上手側に行けそうな通路があることを教えてくれました。
その先に玄関があり、インターホンがありました。

ダメもとで押してみます!

すると上品そうな高齢の女性が現れました。
奥様のようで、和尚さんはお留守でした。。。
残念ながら御朱印を頂くことは出来ませんでした。
「大きなお寺なら良いのだけど和尚さん一人のお寺は対応できなくてごめんなさいね。」
と言われました。
四国遍路の環境がどれだけ恵まれているかを実感しました。
旦那さんのお父さんは東北地方の真言宗なのですが、続ける事が叶わなくなって終われてしまったそうです。
貴重な相州21ヶ所のお寺ですので長く存続してほしいと願い、遠い場所では無いのでまた訪れてみようと思います。

東海道線を渡ります


大きな道から入った奥まった場所にありました


弘法大師がお迎えしてくれます


鐘楼堂は改修待ちでした


境内の様子。奥に本堂

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歩き遍路 相州19番札所 ④ 五輪塔童子のいるお寺

2021年12月07日 | 横浜・神奈川好き
青蓮寺 鎖大師

次の青蓮寺までは少し丘を登り片瀬山と西鎌倉の住宅地を通って向かう3km程の道のりでした。
片瀬山も西鎌倉も生活圏内で懐かしい場所です。
まさかそんな慣れた場所に遍路道があるとは!
どちらの住宅地も広い区画のお家で目の保養をしながら進みます。
湘南モノレールの横を通過、楽しい道のりでした。

青蓮寺は鎖大師さまがご本尊です。
奥が深く、奈良の遷都1300年のキャラクターとして有名になったせんとくん
をデザインした籔内佐斗司氏の作品で溢れているお寺でした。
弘法大師が鎌倉にて17日間の護摩の秘法を修された時に、美しい天女(江の島弁天)があらわれ護摩の助法や斎食の給仕されたそうです。
無事修法を終えたことを聞かれた天女は一粒の仏舎利を大師に差し上げたとのこと。翌朝眼を覚ますと、池には青色の美しい蓮華が咲いていたのだそう。
ゆえに青蓮寺なんですね。
境内の奥の方に美しい池がありました。

本堂でお参り出来る鎖大師は、関節が動き、目は玉眼、爪は水晶で造られた鎌倉時代の貴重な裸形彫刻として重要文化財に指定されているそうです。
関節が動くので衣替えも可能だそうです!
大師信者とお大師様の心が鎖のように強く結ばれますようにという願いが込められ鎖大師と呼ばれているのだそう。

お庭にはいくつもの籔内佐斗司氏デザインされた像が点在しています。特に目を惹くのが
金運・健康運・勝負運・出会い運・恋愛運の5つのご利益のある五輪塔童子です。
直接触れてお願いする事が出来ました。
観光として訪れても楽しいお寺だと思います。

納経をお願いしに伺うと置き式の御朱印でした。
御朱印帳に合わせて2種類の大きさ用意されていて選ぶことが出来ました。
大きさというよりは、文字の好みで選ばせていただきました。

とても癒されるお寺で楽しいお寺でした。

お寺の三門


相州21ヶ所霊場の19番札所と分かる石標が門の横にありました。


打つことが出来た鐘楼


本堂


歴史を感じる石像(ご利益があるのか石が積んでありました)


お花と石像


境内の奥に美しい池がありました


鹿威しが美しい音を奏でていました


沢山の弘法大師の石像が点在していました


「ら」の五輪塔童子
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歩き遍路 相州18番札所 ④ きっかけのお寺

2021年12月06日 | 横浜・神奈川好き
泉蔵寺

この寺を調べる事で相州21ヶ所霊場を知ることになりました。
このお寺の横に小学校があります。
途中まででしたが、この小学校に通っていたのです。。
校庭を見守るようにお墓が斜面に並んでいます。
初めて赴任される先生は驚かれるそうです。
四国遍路をきっかけにお寺に興味をもった私は、あの小学校から見えたお寺は何宗なんだろう?
と調べたのです。
そして相州21ヶ所霊場18番札所と知りました。
何だろう??相州?
相模国二十一ヶ所霊場。。
神奈川にもお遍路があるのか?!
となったきっかけのお寺でした。

何十年ぶりの小学校(汗)
あまり変わっていませんでした。
校門の向いに合った駄菓子屋さんは住宅に変わっていました。
お墓は相変わらず学校の校庭を見守っています。
お墓の一番高い所に十字架と共に6つの棺が並んでいた不思議なお寺で印象に強く残っていました。

はじめてきちんとお参りをします!
参道入り口には弘法大師の石標と共に多数の庚申塔が並んでいました。
何となく知っている場所なのに緊張しました。
本堂は歴史を感じる昔からのお堂でした。ご本尊は不動明王との事です。
大師堂がめちゃめちゃ近代的で立派でした。
境内には新しい感じのお大師様像とその足元には四国八十八ヶ所の御砂踏がありました。
折角なので一周♪
納経も無事お願い出来ました。
懐かしい場所に来られたのも四国遍路との出会いから、今年は行けなかったけど相州お遍路との出会いに感謝です。

泉蔵寺に向かう途中に庚申塔がありました。


参道横に18番札所と分かる石標


その横に江の島への道標の石標もありました。子供の頃は気にも留めなかった・・。


18番札所の石標横には沢山の庚申塔


お寺の三門


本堂


御砂踏み


境内の様子①のんびりしたい休憩エリア


境内の様子②通った小学校が見えました


亀さんもマスク
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歩き遍路 相州17番札所 ④ 子供の頃よく遊んでいた場所でした

2021年12月01日 | 横浜・神奈川好き
密蔵寺

最終日です!5つのお寺を巡りますが、多分大変な一日だと思います。
まずは新しくなった小田急線の江の島駅へ向かいます。見るだけです。。。
昔からなぜが竜宮城をイメージする駅舎でした。
それも定着するとアイデンティティになるといいますか、ずっとそういったゆるい駅舎でいてほしいと思うものです。
私の記憶が違わなければ、駅舎が新しくなると知った時の駅舎はシンプルでいまどきのデザインだったとおもいます。
それは、寂しい。つまらないなと思っていたのですが、最終的にはより派手に竜宮城になりました。。(笑)

木製の龍や亀のレリーフがお客様をお迎え、お見送りをする楽しい駅舎になりました。

密蔵寺に向かって出発です!
子供の頃には気が付かなかったのですが四国遍路のおかげが、いくつかの古い石標を見つける事が出来ました。
最初に気が付いたのは江の島弁財天の道標でした。市内外に十数基あるそうです。
すべて先のとがった角柱で「ゑのしま道」とあり、右側に「一切衆生」、左に「二世安楽」とあるそうです。
現世、来世の安穏・極楽への願いが込められているという事です。

密蔵寺に到着すると昔の記憶が戻ってきました。
このお寺には行ったことが無いのですが、道を挟んだ向かいの土地に大きな大きなクスかスタジィの木が生えていて、
登ったりよく遊んでいた場所でした。
でも、その場所は学童だったのか、そこに所属していないと遊べない事を知り、残念に思った事を思い出しました。
その場所は空き地になっていてそれらしい切り株がありました。
お寺の施設だったかもしれないなと今は思います。

お寺にお参りに入ると、法事に集まった親族で賑わっていました。こういった時は遠慮しないといけないかな?
思い悩んだ結果、まだ待ち合わせをしているだけの様子だったので、失礼してお参りをさせていただきました。
境内には「新四国八十八ヶ所霊場」の御砂踏みの弘法大師像がずらっと並んでいました。
少し高い場所には相州21ヶ所霊場17番の「富士見大師」さまが祀られていました。

一切の願いが自分の意の如くかなうという如意宝珠がありました。
四国五十一番札所の石手寺体験した5つのパワー石を思い出しました。
ただ・・多分ですが、コロナ対策?でビニールをかぶせてあったので直接さわることは出来ませんでした。

法事はまだ始まらないらしく外で待っていられたので、ダメもとで納経をお願いしたところ頂くことが出来ました。
土日の場合は特に法事で和尚さんがいらっしゃらなかったり、お寺が忙しかったりするようです。
特に大きなお寺では無く和尚さん一人のお寺はなかなか難しいようです。
臨機応変、そんなこともあると思って巡る必要がありそうです。

さて次のお寺はこの相州21ヶ所霊場を知るきっかけになったお寺です。

新江の島駅の見学から


亀のレリーフがお出迎え♪お見送り♪♪


ゑのしま道の石標(二世安楽)


ゑのしま道の石標(一切衆生)


密蔵寺に到着


お大師様がお迎えしてくれました


本堂


新四国八十八ヶ所霊場のお大師様が並んでいました


富士見大師


如意宝珠(ビニールに覆われていました)


相州21ヶ所霊場17番札所と分かる石標がありました


子供の頃遊んだ樹は切り株に
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