10番札所 切幡寺
9番札所の法輪寺を出発です。1巡目でお世話になったお茶屋さんも健在でした。
まだ10時を過ぎたばかりだったので寄らずに出発です。
一つ先の宿坊にしただけでこんなに時間が違ってくるのだと思いました。
いよいよ333段の切幡寺に向かいます。
途中には小豆洗大師があります。
空海が水がなく農民が苦労していたので小豆を洗水に加持して清水を湧出させたという伝説がある場所です。
他にも野宿しようとした空海が小豆粥を炊こうとしたが水が無く楠の根元を杖で突き清水を湧出させた。
など色々な逸話がある場所です。実際洗い場がありましたが、藻でいっぱいでした。
「マムシ注意」の旧お遍路道が出てきましたが、今回は普通の道を進みました。
普通の道の方が近い?と思われます。。。そんな理由がいけなかったのか、工事中で結局このお遍路道に入って行かなくてはいけませんでした。
切幡寺の参道には表具屋さんや仏具屋さんが立ち並び、重い荷物をあづかってくれると話には聞いていたのでちょっと期待♪
しかしながら、私が通った時にはお店に人が居る様子は無く、これはこのままリュックをしょったまま上がれという事だなと思いすすみます。
言わずと知れた333段!のお寺です。
気合が入ります♪単純計算で22~25階まで上がるということになります。
でも不思議なのが、単純な踏面蹴上で登っていくわけではないからか頑張れます♪
1巡目では白いワンコが印象的なお寺だったなぁ大きく育ってるのかな??
などと再びの出会いを楽しみにワクワクしながら上がったのが良かったのかもしれません。
順調にお参りをすませゆっくり境内を散策。
ワンコはいませんでした。野良犬だったのかな??
美しいはたきり観音さまも健在でした♪
逸話の乙女が即身成仏して観音さんに化身した銅像で右手にハサミ、左手に長い布をもっています。
333段登った後にさらに登る気にはなりませんが、切幡寺大塔の看板があり、説明を読むと国重要文化財とありました。
今回は丁寧にお寺を拝観する事も目的の一つ。
1巡目より2時間ぐらい早く着いていることもあり、さらに上がってみることにしました。
階段の途中に御堂がありました。奥の院???
お参りしてさらに階段を上がります。
美しい建築物でした!
大塔だけにカメラに納まりません!
1607年に豊臣秀頼が大阪の住吉大社神宮寺再興時に東西2基の塔を建立したのですが、
明治初頭の神仏判然令で神宮寺が廃寺となった時に「西塔」を買い受けたのだそうです。
そしてとても景色の良い場所でした!!しばらくのんびりしました。
さらに「奥の院八祖大師」への石標がありました。
柵で閉じられていたので諦めましたが、調べてみると害獣用の柵らしく開けて進めば良かったようです。
先ほどの階段途中のお堂は不動堂でした。
納経をすませ、時間に余裕があったのです自販で飲み物を買ってしばらく休憩しました。
11番札所までは約10kmです。途中には楽しみにしていたお接待マネキンさんがいます。
今回は一緒に撮りたい♪切幡寺からは約2kmの辺りにあります。
参道の表具屋さんをみると人影が見えました。優しそうな女性でした。
ペコリと挨拶。次があるか分からないけど、今度は置かせてもらおう。
見えてきた!今回もいらした!!お接待マネキンさん♪
ん??
髪長かったっけ??手持ちのカメラだと自撮りは難しく。。。
スマホ♪スマホ♪
え????
無い!無い!!やばい!!!
まだお遍路は始まったばかり!予定表もはいっている!!
無い!無い!!やってしまった~~!!
山門のベンチで休憩したからそこかな??
とにかく戻ろう。。。
山の中腹にあのカメラに納まらなかった大塔が見えます。
うわ~~あそこまで戻るのか。。。
でも11番まで行って気が付いたのではないから、あのマネキンさんに感謝かな。
一応すれ違ったお遍路さんに携帯が落ちていた話が無かった聞いてみよう。
さっき目が合った表具屋さんに荷物を置かせてもらおう!
ぐるぐると考えながら足を進め、戻りました。
参道の手前にお遍路さんで賑わっているお店がありました。
聞いてみようかな?しかし、入れる雰囲気ではなく。
とりあえず、先ほど目の合った感じの良い表具屋さんで荷物を置かせてもらおうと少し進みました。
表具屋さんの前のベンチで感じの良いご夫婦が休憩をしていました。
戻ってきた人かもしれない。。。
「あの。。携帯が落ちていたとう話は聞きましたか?」と私が聞くと
「これからお参りする所なので分からないです」といわれてしまいました。
お店の方を見るとお店の方と目が合い、中にお邪魔して聞くとそういう話は聞かなかったと言われました。。
もうダメか、、と思った時にそのお店にいた男の人が
「オレンジ色のスマホ?」と私に聞いてきました。
「あ、、、そうです!!」と私!!
「その携帯であれば納経所に預けてきましたよ」と男性
「ありがとうごます!!助かりました!!!!行ってみます!」と涙目の私。
「上まであがらなくてはいけなくなってしまってごめんね」と男性。
「めっそうもない!ここで逢えて良かったです!!ありがとうございます!」涙目の私。
お店に荷物を置かせてもらっていざ!納経所へ!!
お店を出ると先ほどのご夫婦が心配そうに見て下さったので、見つかった事を伝えると一緒に喜んでくださいました!
このご夫婦とはこの先また縁がありました。
荷物が無いとこれほどにも楽なのか、目標に向かって気持ちが一直線だったのか。。。
あっという間に333段を登りきりました!
納経所へ行き尋ねると、これですか?と言って取り出してくださいました。
涙目で受け取りました。
11番札所まで行く前に気づくことが出来て、この納経所までの出会いによって手に戻ってきた携帯を胸に再び感謝のお参りをして出発しました。
それにしても、拾って預けてくれた人にきちんとしたお礼がしたかった。。
この日は、最初のお寺で珠数を落とすところからはじまり。。。(忠告だったのかな?)そして携帯を落とし散々な日でした。
こういう日ってありますよね。忠告と思ってもっと気を付ければ良かった。。
後悔と感謝の一日でした。
間に合うか分かりませんが、藤井寺に向かいます!
1巡目でお世話になった9番札所前のお茶屋さん
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遍路道の途中に小豆洗大師
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小豆を洗った水場あります
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右に入って行くとマムシ注意の遍路道
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切幡寺への参道
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切幡寺の山門
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境内の様子(鯱の灯篭が目を引きます)
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美しいはたきり観音さま
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大塔を拝観するために登ります
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階段途中にあるお堂は不動堂
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美しい建造物だった大塔
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奥の院はさらに奥(柵をあけて進みます)
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大塔からの景色です
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お接待マネキンさん
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携帯を無くしあの大塔が見える場所まで戻ります(>o<)
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お世話になった表具屋さん
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1巡目のブログ ほぼ歩き遍路 10番札所②
9番札所の法輪寺を出発です。1巡目でお世話になったお茶屋さんも健在でした。
まだ10時を過ぎたばかりだったので寄らずに出発です。
一つ先の宿坊にしただけでこんなに時間が違ってくるのだと思いました。
いよいよ333段の切幡寺に向かいます。
途中には小豆洗大師があります。
空海が水がなく農民が苦労していたので小豆を洗水に加持して清水を湧出させたという伝説がある場所です。
他にも野宿しようとした空海が小豆粥を炊こうとしたが水が無く楠の根元を杖で突き清水を湧出させた。
など色々な逸話がある場所です。実際洗い場がありましたが、藻でいっぱいでした。
「マムシ注意」の旧お遍路道が出てきましたが、今回は普通の道を進みました。
普通の道の方が近い?と思われます。。。そんな理由がいけなかったのか、工事中で結局このお遍路道に入って行かなくてはいけませんでした。
切幡寺の参道には表具屋さんや仏具屋さんが立ち並び、重い荷物をあづかってくれると話には聞いていたのでちょっと期待♪
しかしながら、私が通った時にはお店に人が居る様子は無く、これはこのままリュックをしょったまま上がれという事だなと思いすすみます。
言わずと知れた333段!のお寺です。
気合が入ります♪単純計算で22~25階まで上がるということになります。
でも不思議なのが、単純な踏面蹴上で登っていくわけではないからか頑張れます♪
1巡目では白いワンコが印象的なお寺だったなぁ大きく育ってるのかな??
などと再びの出会いを楽しみにワクワクしながら上がったのが良かったのかもしれません。
順調にお参りをすませゆっくり境内を散策。
ワンコはいませんでした。野良犬だったのかな??
美しいはたきり観音さまも健在でした♪
逸話の乙女が即身成仏して観音さんに化身した銅像で右手にハサミ、左手に長い布をもっています。
333段登った後にさらに登る気にはなりませんが、切幡寺大塔の看板があり、説明を読むと国重要文化財とありました。
今回は丁寧にお寺を拝観する事も目的の一つ。
1巡目より2時間ぐらい早く着いていることもあり、さらに上がってみることにしました。
階段の途中に御堂がありました。奥の院???
お参りしてさらに階段を上がります。
美しい建築物でした!
大塔だけにカメラに納まりません!
1607年に豊臣秀頼が大阪の住吉大社神宮寺再興時に東西2基の塔を建立したのですが、
明治初頭の神仏判然令で神宮寺が廃寺となった時に「西塔」を買い受けたのだそうです。
そしてとても景色の良い場所でした!!しばらくのんびりしました。
さらに「奥の院八祖大師」への石標がありました。
柵で閉じられていたので諦めましたが、調べてみると害獣用の柵らしく開けて進めば良かったようです。
先ほどの階段途中のお堂は不動堂でした。
納経をすませ、時間に余裕があったのです自販で飲み物を買ってしばらく休憩しました。
11番札所までは約10kmです。途中には楽しみにしていたお接待マネキンさんがいます。
今回は一緒に撮りたい♪切幡寺からは約2kmの辺りにあります。
参道の表具屋さんをみると人影が見えました。優しそうな女性でした。
ペコリと挨拶。次があるか分からないけど、今度は置かせてもらおう。
見えてきた!今回もいらした!!お接待マネキンさん♪
ん??
髪長かったっけ??手持ちのカメラだと自撮りは難しく。。。
スマホ♪スマホ♪
え????
無い!無い!!やばい!!!
まだお遍路は始まったばかり!予定表もはいっている!!
無い!無い!!やってしまった~~!!
山門のベンチで休憩したからそこかな??
とにかく戻ろう。。。
山の中腹にあのカメラに納まらなかった大塔が見えます。
うわ~~あそこまで戻るのか。。。
でも11番まで行って気が付いたのではないから、あのマネキンさんに感謝かな。
一応すれ違ったお遍路さんに携帯が落ちていた話が無かった聞いてみよう。
さっき目が合った表具屋さんに荷物を置かせてもらおう!
ぐるぐると考えながら足を進め、戻りました。
参道の手前にお遍路さんで賑わっているお店がありました。
聞いてみようかな?しかし、入れる雰囲気ではなく。
とりあえず、先ほど目の合った感じの良い表具屋さんで荷物を置かせてもらおうと少し進みました。
表具屋さんの前のベンチで感じの良いご夫婦が休憩をしていました。
戻ってきた人かもしれない。。。
「あの。。携帯が落ちていたとう話は聞きましたか?」と私が聞くと
「これからお参りする所なので分からないです」といわれてしまいました。
お店の方を見るとお店の方と目が合い、中にお邪魔して聞くとそういう話は聞かなかったと言われました。。
もうダメか、、と思った時にそのお店にいた男の人が
「オレンジ色のスマホ?」と私に聞いてきました。
「あ、、、そうです!!」と私!!
「その携帯であれば納経所に預けてきましたよ」と男性
「ありがとうごます!!助かりました!!!!行ってみます!」と涙目の私。
「上まであがらなくてはいけなくなってしまってごめんね」と男性。
「めっそうもない!ここで逢えて良かったです!!ありがとうございます!」涙目の私。
お店に荷物を置かせてもらっていざ!納経所へ!!
お店を出ると先ほどのご夫婦が心配そうに見て下さったので、見つかった事を伝えると一緒に喜んでくださいました!
このご夫婦とはこの先また縁がありました。
荷物が無いとこれほどにも楽なのか、目標に向かって気持ちが一直線だったのか。。。
あっという間に333段を登りきりました!
納経所へ行き尋ねると、これですか?と言って取り出してくださいました。
涙目で受け取りました。
11番札所まで行く前に気づくことが出来て、この納経所までの出会いによって手に戻ってきた携帯を胸に再び感謝のお参りをして出発しました。
それにしても、拾って預けてくれた人にきちんとしたお礼がしたかった。。
この日は、最初のお寺で珠数を落とすところからはじまり。。。(忠告だったのかな?)そして携帯を落とし散々な日でした。
こういう日ってありますよね。忠告と思ってもっと気を付ければ良かった。。
後悔と感謝の一日でした。
間に合うか分かりませんが、藤井寺に向かいます!
1巡目でお世話になった9番札所前のお茶屋さん
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遍路道の途中に小豆洗大師
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小豆を洗った水場あります
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右に入って行くとマムシ注意の遍路道
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切幡寺への参道
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切幡寺の山門
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境内の様子(鯱の灯篭が目を引きます)
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美しいはたきり観音さま
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大塔を拝観するために登ります
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階段途中にあるお堂は不動堂
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美しい建造物だった大塔
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奥の院はさらに奥(柵をあけて進みます)
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大塔からの景色です
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お接待マネキンさん
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携帯を無くしあの大塔が見える場所まで戻ります(>o<)
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お世話になった表具屋さん
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1巡目のブログ ほぼ歩き遍路 10番札所②