負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

中心のある生活 2

2017-02-16 17:58:52 | 原発震災避難者


近隣




西洋のドアは

開けるか 閉めるかの二つで

しかも 物が置けません


それに対する日本の引き戸は

湿気と

単一民族から鍵が必要ない ・・・ 和の思想からか

天気によって

広くも 狭くも開けられ ・・・ 自由自在です



西洋人は

日本の旅館に泊まって

鍵もなく 襖一つで

隣に他人がいるのに ・・・ 驚くそうです



さてさて 今の日本も

人を信用しないから ・・・ 鍵のある生活


これは ・・・ 人間の住む家でしょうか







中心のある生活 1

2017-02-16 15:00:06 | 原発震災避難者


近隣



西洋は

建物も 踊りも

天に昇る ・・・ ようにできていますが


日本は

中心に集まる ・・・ ようにできています



日本舞踊も 武道も

中心の臍下丹田に統一した動きであり


家も また

神仏や 床の間を中心にして生活します



西洋は

屋根も 窓も ・・・ 天に昇り

戸は ・・・ ドア


日本の

屋根も 石垣も ・・・ 縄をたらした傾斜の線で


土が成る ・・・ という城は

何時間眺めても 楽しく

血生臭い戦争の思いは ・・・ 感じません


                                  (2につづく)







祓(はら)い草 2

2017-02-16 11:39:17 | 原発震災避難者


近隣



畳床は 稲の藁(わら)で

藁は 湿気を吸いとる ・・・ 祓(はら)いの草



神社のしめ縄や

お店の縄のれんも

・・・ 邪気を祓うためであり


童(わらべ) わら子(し)

そして

笑う門に福来るの

笑いは ・・・ 最高の祓いで


藁の言葉に ・・・ 関係がありますね







祓(はら)い草 1

2017-02-16 08:13:13 | 原発震災避難者


近隣



古来

綿々と日本人の血の中に流れているものは

自分より相手を大切にする ・・・ 心

物質的価値ではなく ・・・ 情緒的価値でした



それゆえに

客のための ・・・ 奥座敷

床の間には

訪ねる人にあった掛け軸を掛け

季節の花を生け


清々(すがすが)しさをたたえた青畳に

和(やわ)らぎの障子


太くどっしりした床柱

その前に 座布団と脇息(きょうそく)*


そして 煙草盆でも置いて

障子の透(す)かし窓から

・・・ 庭を望みます



そこには

宇宙を凝集(ぎょうしゅう)した

小宇宙が作り出され ・・・

和敬清寂(わけいせいじゃく)*の

・・・ 沈黙の虚空(こくう)があります


                                 (2につづく)




*脇息(きょうそく)
座ったわきにおいてひじをかけ からだをもたせかける道具(ひじかけ)

*和敬清寂(わけいせいじゃく)
茶道で 主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い 茶室の品々や雰囲気を清浄な状態に保つこと






起居動作の美しさ 3

2017-02-16 05:07:44 | 原発震災避難者


近隣



美的感覚は

一坪で ・・・ 畳二枚

すなわち

二畳で ・・・ 陰陽となって

細かい畳の目と

縦横と ・・・ 敷き方の芸術によって

心の安堵(あんど)感がかもしだされる

・・・ 素晴らしさ



床の間も

陰陽による ・・・ 安堵感で

男が書いた掛け軸を床の間にかけ

風鎮(ふうちん)は ・・・ 男の睾丸か



陰陽相和し

自ずから ・・・ 徳育が涵養(かんよう)されます


床の間は 本来

神 ・・・ 降臨の場であり

また ・・・ 貴賓の座


畳は 床の間だけであった ・・・ と聞きました