日本の礼儀 １

近隣



形あるものは

・・・　必ず壊れます

壊れるから

・・・　価値があります


生あるものは

・・・　必ず滅します

死あるが故に

・・・　生を活きます


別離があるが故に

・・・　和を尊びます



日本文化の特色は

その底に流れる　・・・　死生観にある

と言われています


茶道でいう「　一期一会　」の心です


今生の別れの心でお茶をたて

別れた後も　客を思いつつ

己の心にお茶を点て　・・・　客の幸せ祈るのが

「　一期一会　」の心です


茶室に入るより　・・・　出を大切にする出入口



この無常観が

日本文化を育ててきました


すべてを捨てた　・・・

枯淡閑寂の「　わび　」　「　さび　」の美こそ

日本人の美意識　・・・　と言えますね


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２につづく）

安らか

近隣



地球に住む人類７０億人の一人ひとりが

現実に帰る所は　・・・　家庭


家庭は　夫婦より成り

・・・　天地創造の原点



母から生まれるから　人類は雌類


母なる大地は　・・・　人類の故郷


日本の国土は　日本民族の故郷　・・・　母国

船が帰る港は　・・・　母港

懐かしき学び舎は　・・・　母校


そして

「　おかあさん　ただいま！！　」

と帰る家庭の母のいる所を

・・・　母屋といいます



家の内を守る妻を　・・・　家内といい


家の中に女がいることを

・・・　“　安らか　”といいます


家庭の平安なくして　国家の平安なし


それは　あたかも

腹が痛かったり　排泄が急を告げる時は

人の話が耳に入らなくなる　・・・　のと同じです