今日は朝からとんでもない記事をアップしてしまい、
うっかりいらして下さった皆さんの中には、
もしかしたら慌てて回避した方もいらっしゃるのではないかと思います。
今朝、文太くんを連れて検便用の便持参で獣医さんへ行って来ました。
文太は成虫がいるのでバッチリ飲み薬ですが、
姫ちゃんと銀ちゃんは皮膚に垂らす駆虫薬を背中に着けました。
(ちゃんと体内の虫にも効くそうです。不思議だ。)
文太(左)と、銀ちゃん(右)
写真の銀ちゃんは、薬を舐めたり他の物に付着しないように、
バンダナを切って速攻で作った簡単なケープ状の服を着せてます。
布の下にラップをテープで貼り付けてあります。
夜、なぜか姫ちゃんと文太が一緒にくっついて寝てた!
でも今回アップした猫回虫(一つ目の記事)は、
母子感染による可能性も十分あるので、
保護した時はムシが発見されなくても、数ヵ月後に見つかるという、
今回のケースは珍しくもなんともないようです。
リンク先の説明をご覧になった方は既にご理解頂いているかと思いますが、
そこから引用して簡単に記しておきます。
感染した猫の便には猫回虫の虫卵が混ざって排泄され、排泄された虫卵は、
土壌中で感染力のある成熟卵(内部に幼虫が形成された卵)になり、
周囲環境中の地面や水たまりなどに長く生存し感染力を持ちます。
この成熟卵を、猫が何かの拍子に口にしたり、
成熟卵を口にしたネズミや鳥などを猫が捕食したり、
また、母猫が猫回虫に感染していると、母乳を介して子猫に感染します。
仔猫に摂取された回虫卵は腸内で孵化、腸壁に進入し、
血流を介して肝臓へ、または、腸壁に穴をあけて、腹腔内から肝臓に達します。
そして肝→心→肺→気管へと上行します。
さらに成長を続けながら食道、胃と消化管を下行し、小腸で成虫となるのです。
この時、成虫が吐き出されたりするようです。
口から入った卵が孵化して腸で成虫になるのではなく、
体を一周して腸にたどり着き成虫になるというのがポイントです。
産卵するようになるまでのこの過程は約3週間かかります。
宿主の糞便と共に排出された虫卵には感染力がなく、
外界で14日ほど発育して初めて、感染力を持ちます。
また、経口感染の他、母猫の胎盤を介した感染でも似たような経路をたどります。
とまあ、猫回虫に関してはそんな内容ですが、
実は念のために持って行った便から、
なんと別の輩も発見されました!
それがこれ→壺型吸虫
壺型吸虫は小型の吸虫で、壺のような形をしていることからこの名がついた。
カエルなどを捕まえて 口に入れたときに感染する。
ネコを固有宿主とし、小腸に寄生するそうです。
文太くん、野良時代にえさとして食べたのかもしれません。
検索すると、吐き出された猫回虫に驚愕されてる記事が結構ヒットします。
野良の子猫に関しては、猫回虫に限らず、
保護した時は形跡がなくとも数ヵ月後にはこのようなことも頻繁に起こり得ます。
獣医さんが仰るには、今でこそ飼い猫の生活環境は清潔になりましたが、
昔は何はともあれ先ず検便と言うくらい、猫は寄生虫を持っていたそうです。
駆虫薬も、寄生虫の種類によって変えなければならなかったそうですが、
今は一種類で殆どが駆虫できるそうです。
子猫は処置が遅れれば命にも係わります。
そのためにも1~2ヶ月毎に一度は定期的に検便をした方がいいようです。
寄生虫は早めの駆除が必要です。
皆さんの猫ちゃんも気をつけてあげてね。
銀ちゃん、パソコンかまってる私の膝の上で、気持ちよさそうに寝ています
お薬が効いてるのかな?
本日はこのような内容にお付き合い頂きありがとうございました。
写真、もう一枚オマケ
【追記、ご報告】
薬を飲ませてから後日、ぼっちゃんと文太、そして巻き込まれてしまった
姫ちゃん銀ちゃんの駆虫大作戦。
検便の結果、取り敢えず23日(4日後)の時点ではムシゼロ、卵ゼロでした。
駆虫薬内服して2週間後、来週以降にもう一度検便します。
いつも来てくれてありがとう。
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最初、飲み込んだ輪ゴムが出てきたのかと思いましたが、動いたのでビックリ。
すぐに薬を買ってきて駆除しましたが、記念に写真撮っておけばよかったと思ったり思わなかったり・・・
geckoさんとこのも~にゃさんは先輩でしたか。
由緒正しきノラの証ですね。
私もgeckoさんと同じく、最初見た時は輪ゴムかと思いました。
4時15分過ぎ、先ほど目出度く、便と一緒に出てきました。万歳です
geckoさんは写真を撮りませんでしたか。
ムシはムシでもジャンル違いですものね。
こちらに素敵な(?)サイトがありましたので興味がおありでしたらどうぞ。
寄生虫研究室↓
http://www.research.kobe-u.ac.jp/fhs-parasite/gallery/gallery2_2.html#Pharyngostomum
ん~、ネコちゃんて一緒に住んだことないなぁ~。
こういうコトがあるのかぁ…
たくさんの友人がみんなネコちゃんを飼っているんだけど
こういう話しって聞いた事がなかったから…
どっきりしました!
最後の写真に癒されましたよぉ~笑
読んで下さってありがとうございます。
ノラ育ちはこういうことを念頭において、検便や健康診断をした方がいいですね。
でも駆虫して完全室内飼いにすれば、色んな病気のリスクは減るでしょう。
毎日散歩するワンちゃんも外から何を持ち込むかわかりませんし、犬には犬特有の、気をつけなければいけない、リスクの高い病気があります。
動物を飼うということは種類に関係なく一緒ですね。
ペットへの愛は、カワイイだけでは成り立ちませんね。色んなものを受け入れなければなりません。笑